ホワイト企業(優良企業)の特徴と探し方
世間では「残業時間が異常に長い」や「残業手当が出ない」などブラック企業のニュースが多く取り上げられています。
誰しもそんなブラック企業には勤めたくないですよね。
就活では様々な企業をエントリーすることが多いので、ブラック企業ではない優良企業を見極めるためにその企業を念入りに調べることが重要です。
そのため今回は、優良企業の特徴と探し方についてご紹介していきます。
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ホワイト企業(優良企業)の5つの特徴
優良企業とはホワイト企業とも言われており、福利厚生や社員への待遇が充実している”働きやすく長く勤めたい”と思える企業のことです。
誰もが知っているような大手企業は、優良企業が多くなっていますが、必ずしもその全てが優良企業とは限りません。
中小企業の中にもしっかりとした優良企業はあります。
それでは、それはどのようにして見極めれば良いのでしょうか?
主な特徴を5つご紹介します。
財務状況が良い
1つ目は、財務状況が良いことです。
毎年安定的に売り上げが上がっている企業、借金が少ない企業、粗利が高い企業は、財務状況が良いと言えます。
一方で、売り上げに安定性がない企業、借金が多い企業、粗利が低い企業は、財務状況が良いとは言えません。
また、一部の事業に特化している企業は、環境の変化で上手くいかなくなった時に、財務状況が悪化する危険性があります。
圧倒的な技術力で将来に渡って活躍していけるか、事業に多様性があるかなど、過去や現在だけでなく未来のことも考えるようにしましょう。
継続的に成長している
2つ目は、継続的に成長をしていることです。
数字の面では、毎年増収増益を達成していたり、増配していたりする企業がこれに当てはまります。
他には、新事業の開拓、新商品の開発、海外進出などによって、日々進歩する姿勢がある企業は、継続的に成長していく可能性が高いと言えます。
社員の定着率が高い
3つ目は、社員の定着率が高いことです。
平均勤続年数が高い場合や社員の平均年齢が高い場合がこれに当てはまります。
また、離職率を確認することでも、社員の定着率を測ることができます。
社員の定着率が高い会社は、会社を辞めたいと思う社員が少なく働きやすいところであると言えます。
顧客満足度が高い
4つ目は、顧客満足度が高いことです。
顧客の評価は、会社にとって非常に重要です。
顧客満足度が高い企業は、顧客が継続して商品を購入したりサービスを利用したりする確率が高いことが予想されます。
顧客基盤が厚いことは、企業にとって安定的な収入の源となるのです。
福利厚生が充実している
優良企業の特徴の5つ目は、福利厚生が充実していることです。
企業によって、様々な福利厚生を社員に付与しています。優良企業では、より充実した福利厚生を完備しているのです。
例えば、
・有給・妊娠出産などの休暇に関する制度
・資格試験費用補助などの自己研磨に関する制度
・チケット割引などのレジャーに関する制度
・住居費・通勤費などの費用補助に関する制度
注目すべき福利厚生は様々です。
優良企業はどのように探せば良いのでしょうか?
優良企業を探す方法について、お伝えします。
ホワイト企業(優良企業)を探す方法
優良企業はどのように探せば良いのでしょうか?
優良企業を探す方法について、お伝えします。
インターネットや新聞、本で探す
インターネットや新聞、本を使って、優良企業を探すことができます。
具体的には、求人情報、企業HPやIR、会社四季報、ニュース、口コミサイトなどの情報が挙げられます。
それぞれについて、ご説明していきます。
リクナビやマイナビなどの就活サイト、企業の採用情報ページで閲覧することができます。
求人情報には、業務内容、勤務地、勤務時間、採用要件などの他に、福利厚生や企業のアピールポイントなどが記載されていることがあります。
企業HPでは、企業の業務内容や社員の働き方、キャリアプランなどが紹介されていることが多いです。特に、社員の働き方についてのページは、実際の働き方を想像するために非常に参考になる情報が満載です。
IRとは、企業がステークホルダーに向けて経営状態や財務状況、今後の事業展開計画などを公表することです。
IRは、業績に関する情報が図表などを用いて分かりやすく記載されており、決算書よりもとっつきやすいためお勧めです。
また、現在の事業内容や今後の事業展開についても、写真などを用いて分かりやすくまとめられており、企業研究に非常に役立つツールです。
会社四季報とは、1年に4回出版される、企業ごとの業績等の情報を集めた書籍です。
会社四季報は、同じ業界の企業が順に並べられており、同業他社比較をするのにうってつけの媒体です。
株価や社員の平均年収・平均年齢についての記載もあり、企業の情報がぎゅっと詰まっているため、スムーズなリサーチが可能です。
企業に関するニュースは、チェックしておくべきです。
新商品開発の様子、業績状況、組織の仕組み、不祥事についてなど、企業に関する最新の情報を掴むことができるからです。
また、志望の業界や職種に関連するニュースにも目を通しておきましょう。
より働くイメージが付きやすく、また、市場動向などもチェックすることができるからです。
転職サイトや就活サイトの口コミなどをインターネットで確認することができます。
口コミは、信ぴょう性が低いものもあるため、全ての内容を信じ込むことはお勧めできません。
しかし、中には実際に働いてる社員が匿名で書き込んだ内容も存在します。
普段は聞き出せない社員の本音を目にすることができるのは、口コミならではと言えます。
【スマホで攻略】企業研究を口コミサイトとノートを活用してする方法
実際に足を運んで探す
実際の現場に足を運ぶことは重要です。具体的には、企業説明会、面接、OBOG訪問などが挙げられます。
それぞれについて、ご説明します。
企業が個別に開催する説明会は、新卒採用の就活をする学生に向けて、ためになる情報がいっぱいです。
企業側の運営担当者は、実際に新卒採用に携わる人事部であることも多く、採用に関する情報収集も容易です。
また、実際に働いている社員と話して質問する機会があることも多く、雰囲気を肌で感じることができます。
面接のスタイルは、企業によって異なります。
また、面接官は実際の社員であることも多く、雰囲気を掴み取ることができます。
中には、入社後のプレッシャーに耐えられるかどうか測るために、圧迫面接を行う企業も存在します。
同じ大学出身の先輩社員に直接コンタクトを取って、会って話を聞く方法です。
この場合、より具体的に細かい内容を質問しやすくなります。
また、選考にプラスになる場合もあるためお勧めです。
一般的なホワイト企業だけでなく個人の主観も忘れずに
とは言え、自分と相性の良い企業を選ぶことが何よりも重要です。
一般的に優良企業であると呼ばれるところだけでなく、自分の主観も大切にしましょう。
なぜなら、自分の肌に合った会社は、働きやすいからです。そのような企業を探すためには、自己分析をしっかりと行うことが重要です。自分の特性を見極め、就活の軸を定めましょう。
希望する条件に優先順位をつけて、決まった観点から情報収集を行うようにしてください。
まとめ
ここまで、優良企業について、特徴と探し方をご紹介してきました。
優良企業の特徴を理解して、様々な手段で情報収集を行い、企業分析を効率よく進めましょう。
それだけでなく、自己分析もきっちりと行うことで、軸をぶらさず自分に合った企業を見つけることができます。
是非、納得のいく充実した就活を行ってください。