内定辞退の連絡をしたい!正しい方法とは?~電話編~
多くの会社が内定式を行うのは毎年10月初め。
20卒学生の皆さんの中には、就職活動を終えた人も多いことでしょう。
そして、就職活動を終えた人の中には複数社内定を持っている人もいるのではないでしょうか。
複数社内定を持つ=1社に選ぶ必要があるということです。
今回は、”内定辞退”に焦点を当て、「正しい電話での内定辞退方法」を解説していきます!
内定辞退をしたい
リクルートキャリアが行った調査によると、2019年7月1日時点で20卒学生の85.1%は1社以上内定を獲得しており、進路確定率は71.3%となっています。
加えて、20卒の就職内定辞退率は59.1%とこちらも高い数値となっています。
(参考:就職みらい研究所「就職プロセス調査(2020卒)【確定版】「2019年7月1日時点 内定状況」」https://data.recruitcareer.co.jp/research_article/20190705001/)
内定辞退とは
簡単に言えば、内定辞退とは内定を自分から取り消すことです。
自身が複数社内定を持っていた場合や自分の条件に合わない場合は内定を頂いた企業へ断りの連絡を入れます。
売手市場の現在、学生一人が1社以上内定を持っている場合が多いため内定辞退は珍しいことではありません。
珍しいことではないとはいえ、内定辞退の連絡にはマナーがあります。
きちんとそのマナーを守り、内定を頂いた企業へ失礼のない振る舞いを心がけることが大切です。
内定辞退も、基本的なのは”メール”と”電話”ですが、内定を貰った企業には極力電話で連絡するのが一般的なマナーです。
電話をする際の注意点
電話で注意すべきことは主に2つあります。それは、電話をする時間帯と話す内容です。
まず時間帯についてです。企業側としては、就業時間開始前後や就業時間終了前後は忙しいのです。
そのため、お昼を除く10時~16時の間に電話をかけることを心がけましょう。
次に、話す内容についてです。何も考えずに企業へ電話をかけるととっさの時に慌ててしまい、何を話せばよいのか分からなくなります。
電話をする前に、自分で何を伝えたいのかを確認しておき、慌てることのないようにしましょう。
電話での内定辞退の方法
内定辞退の基本は”電話”です。「貴重な内定を自分が貰ったんだ」という気持ちを忘れず、誠意をもって企業へ電話をしましょう。
担当者がいる場合の流れ
企業へ電話をかける
人事部(新卒採用担当)の△△様はいらっしゃいますでしょうか。
担当の方へ繋いで頂く
大変勝手ではございますが、御社の内定を辞退させて頂きたく、本日はご連絡させて頂きました。御社並行して選考を受けていた企業から内定を頂き、御社と悩んだ結果、そちらの企業の内定を承諾することに決めました。
(感謝の気持ちを伝えて)取り急ぎ、お電話でご連絡させて頂きました。
御社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
(ここで何か企業側から質問があれば答える)
(質問が終了したら)
担当者がいない場合の流れ
企業へ電話をかける
電話での内定辞退は緊張することでしょう。
落ち着いて、言葉遣いにも気を付け、
誠意のある内定辞退の連絡をしましょう。
内定辞退の理由を聞かれた場合、気を付けるべきこと
企業によっては「辞退する理由を教えて下さい」と聞かれる場合もあります。聞かれた際は、変に繕わないように素直に理由を伝えましょう。
言ってはいけないのは、企業がマイナスになるような発言です。
例えば、
- 別の企業の方が給料が高かった
- インターネット評判を見て決めた
等です。
これは企業側も学生に対していい印象は持ちません。
良い例としては、
-
地元へ帰ることを決めたため
-
業界の異なる企業から内定を頂き、悩んだ結果そちらの業界に決めたため
-
他の企業で別の職種での採用が決まったため
などです。
Uターン就職や業界・業種が違うことを理由にすれば、企業側にも失礼にはあたりません。
そして、内定辞退に関して最もタブーなのは「無言で内定辞退をする」ということです。
企業側としても、内定を出したのにその後連絡がこないのは一番困ります。
学生自身や大学の印象までガタ落ちします。内定を出してから承諾をするまでに一般的には2週間~1ヵ月と言われています。
その間、自分の中でどこの企業がベストなのかよく考え、公開のないようにしましょう。
まとめ
今回は、”電話での内定辞退”に関してお話ししました。
現在の就活市場では、多くの学生が企業へ内定辞退の連絡をする場面に直面するでしょう。
企業へ電話をかける際は時間帯や話す内容を事前に考えておきましょう。
内定辞退での連絡で大切なことは、
感謝の気持ちを伝えること
誠意を表すこと
辞退へのお詫びの気持ちです。
印象がガタ落ちしてしまう無言で内定を辞退することだけは絶対に止めましょう。