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ADHDの就活に役立つ9つの対策とは? 失敗あるあるの解決方法

ADHDの就活に役立つ9つの対策とは? 失敗あるあるの解決方法
AI就活サポたくん

ADHDの診断を受けたけど、就職できるのかな――。

あなたはそんな心配をしていませんか。

端的にいうと、ADHDの人でも就職ができないわけではありません。

しかし、ADHDの方の多くは、就活の際に多くの失敗やトラブルを経験しています。

この記事では、ADHDの人が就活のためにできる9つの対策についてご紹介します。

ADHDといってもその失敗の内容はみんな同じではありませんが、ここで紹介する工夫が、なにか役に立つかもしれません。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

ADHDの「就活失敗あるある」と「対策」

無理な就職は精神的な負担になることもありますので、必ず医師と相談したり、専門的なサポートを受けたりしながら取り組みましょう。

就活 ADHD

 

1.時間に遅れる・締切が守れない

ADHDの人によくある悩みが、時間を守れないという悩みです。面接の時間に遅れたり、締切に間に合わなかったり、見に覚えはありませんか?

プライベートでは謝れば済むかもしれませんが、就活では不採用の原因になりえます。 

【対策】15分前行動&遅刻時の連絡先を調べておく

時間に遅れがちな人は、とにかく早めの行動を心がけましょう。5分前行動とはいわず、15分でも、30分でも早めに行動すると安心です。面接地までのルートもきちんと確認しておきます。

ときには、電車の人身事故などが原因で遅刻してしまうこともあるでしょう。

こんな不測の事態に備えて、遅刻時の連絡先も調べておいてください。

慌てるとパニックになるので、控えた電話番号等は手帳に挟んでおくなど、いつも同じ場所に記載するようにしましょう。

2.忘れ物が多い

忘れ物が多いのも、ADHDあるあるの失敗です。授業へ行くときのかばんに筆記用具を入れたままにしてしまった。

大切な現地までの地図を家に忘れてきた、電車の網棚にジャケットを置いてきてしまったなど、あらゆる物を忘れます。

【対策】前日までに荷物は揃えておく

忘れ物を減らすには、前日までに荷物を確認しておきましょうまた、毎回同じかばんやコートを使うのも大切なポイント。

かばんやコートを頻繁に変えると、「移し替え忘れた」「コートのポケットにICカードを入れたままだった」と、忘れ物の原因になります。

 

学校へ立ち寄ってから面接へ行かなければいけないなど、荷物が多くなる日は特に注意が必要です。

できれば「学校へ立ち寄って面接へ行く場合」「面接帰りにアルバイトへ行く場合」など、あらゆるパターンを想定して荷物リストを作っておくと安心です。

3.注意事項を見落としがち

企業からの説明会や面接などの案内には、注意事項などが書かれていることがあります。

「会場へは15分前までに到着してください」と書いてある場合もあり、必ずしもイベント開始時間が集合時間とは限りません。

必要な持ち物があったり、当日までに考えてこなければいけない課題が書いてあることもあります。

【対策】声に出す・文字にする・家族に確認してもらう

注意事項を見落とさないためにも、毎回企業から来るメッセージ、受け取る資料には必ず目を通しましょう。それでも見落とす人は、メッセージや文面を声に出して読んだり、手書きで移したりします。

家族に代わりに確認してもらうことも効果的です。

4.他人の話を遮ってしまう

ADHDの人は、頭に浮かんだことが口をついて出てしまうことがあります。

それが、他の人が話している途中だったり、あなた以外の人の意見が求められているタイミングだったりするのです。

【対策】発言するときはよく考える癖をつける

思いつきで話すと、支離滅裂だったり、他の人にすぐに反論されてしまったり、グループディスカッションとしてもいい効果はありません発言するときは、自分の順番が回ってきたときや、考えに考えた上で意見するなど、「思いつきで発言する」という癖をなるべく抑えるようにしましょう。

 

どうしても話がしたいときには、「ちょっと思ったことがあるのですが、話してもいいですか?」と、断ると感じを悪くしません。

5.動揺を隠すことができない・挙動不審

就活 ADHD

面接では、想定外の質問が投げかけられることがあります。すると、ADHDの人の中には、大きく動揺してしまう人も少なくありません。挙動不審になってしまい、逆に周囲に驚かれることもあります。

【対策】とりあえず返事をして、回答は後で考える

万全の準備をして面接に挑む人が多いと思いますが、どんなに準備をしても”想定外”はあります。そのため、想定外の質問が来て、動揺したときの対処法を考えましょう。

 

例えば、面接官の質問を受けて、「そうですね……」と、いうだけでもOKです。無言だと、「話を聞いているのかな?」と、面接官は不安になります。他にも、質問内容を繰り返すのもありです。

面接官「あなたはその経験を、今後どう活かしたいと思っていますか?」

あなた「そうですね、その経験をどう活かしたいかというと……」

こんなふうにとりあえず切り替えしておけば、少々間が相手も不自然ではありません。

そのうちに回答内容を考えましょう。

 

6.他人に合わせるのが苦手・空気が読めない

ADHDの人には、協調性のない人が多いです。相手の意見に合わせることも、相手がどうしたいかを予想することも苦手です。グループワークなどでは、他人の意見に同意を示したり、相手の思いを汲んだりすることも必要なことがありますが、

空気を読めずに突拍子もない言動をして、周囲を驚かせてしまいます。

【対策】具体的にどうすればいいのか尋ねる

他人に合わせるのは、ADHDの人でなくとも難しいことです。他人に合わせるのは簡単ではありませんので、あまり気にしすぎないようにしましょう空気を読もうとしすぎることが、あなたを不自然な行動に導いてしまっていることもあるのです。

 

もし、相手に合わせたいと考えるなら、相手にどうしたいか意見を聞いてみてはどうでしょうか。みんなの意見を聞いてみて、それを受けて自分のアイデアを話してみてもいいでしょう。

7.自己分析が苦手

ADHDの人は、自己分析が得意ではありません

人によっては過剰に自己評価が低かったり、自分の不得意を認識できていなかったりします。

正しい自分を認識できないことが、適正を読み違え、合わない職場への就職を志望しているケースもあります。

【対策】他人にES添削&模擬面接してもらう

自己分析が苦手なADHDの人は、エントリーシートの内容など、友人や家族に添削してもらいましょう客観的に判断してくれるので、自己分析ができなくても大丈夫です。

もし、自己分析ができずにエントリーシートが書けずにいるなら、友人などの周囲の人に、

「私といえば、どんな印象がある?」と、尋ねてみてもいいです。

他人は自分では気付かない意外な点に気づいているはずですので、率直に尋ねてみましょう。

ときに厳しいことを言われるかもしれませんが、それが自分の苦手に気付くきかっけになります。貴重な機会だと捉え、素直に耳を傾けてください

他にも、模擬面接をしてもらうなどして、自分自信では気付かない自分の特性を探ってみてください。

8.グループワークやディスカッションでつまづく

人と一緒に行動するのが苦手なADHDの人は、グループワークやグループディスカッションでつまづきがちです。書紀に立候補したのはいいものの、みんなの意見を書き留めきれずに答えをまとめることができなくなったり、ファシリテーターに立候補したのに場をしきれなかったりと……。

苦手な役職につくと周囲にも迷惑をかけがちです。

【対策】アイデアを出して場を活性化させる役に

意見を整理したり、場を仕切ったりするのはハードルが高いかもしれません。

もし、グループワークやグループディスカッションをするなら、アイデアを出す人に徹してみましょう。

ブレインストーミングなど、普段から色んなアイデアを出す練習をしておくといいかもしれませんね。

9.心身ともに疲れ果ててしまう

人と接する就職活動が終わると、どっと疲れてしまうことがあります。

周囲を意識しすぎたり、緊張しすぎたりして、一般の人よりも疲れやすいのです。

たくさんの面接やグループワークなどをこなすと、次の日は動けないくらい疲れてしまうこともあります。

【対策】頑張りすぎず、適宜なストレスケアも

就職活動は長丁場です。1週間や1ヶ月で終わるものではありません。

あまりに頑張りすぎてしまうと、無理がたたって心身に悪影響が出ることもあります。

就活の翌日に起き上がれない場合は、無理をしている証拠です。

スケジュールを調整して、休みを増やしましょう。

また、適宜ストレスケアをすることもお忘れなく。

好きな趣味に没頭したり、遊びに出掛けたりと、リフレッシュをすることも大切です。

 

自分のペースで、できる範囲で対策を

いかがでしたか? 同じADHDでも、得意不得意はそれぞれ違うと思います。

自分に役立ちそうなもの、実践できそうな対策方法から試してみてくださいね。

周囲が頑張っているのを見ると、自分も頑張らなければと気合が入るかもしれません。

でも、頑張りすぎて無理をしても、それは長くは続きません。

就活は長丁場ですので、周囲の頼れる人に相談しながら、自分のペースで頑張りましょう。