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【質問対策】役員面接で落ちるのはなぜ?理由と対策を徹底解説

【質問対策】役員面接で落ちるのはなぜ?理由と対策を徹底解説
AI就活サポたくん

一次、二次と面接が進んでいくと、役員面接が待ち受けています。
役員面接という言葉は重く、今までの面接よりも緊張してしまいますよね。
役員面接では、これまで受けてきた面接とは違い、役員の目線での選考となるので当然合格するポイントが変わってきます。

そのポイントを理解していないと、せっかく役員面接まで選考が進んだにもかかわらず、不採用になってしまいます。
具体的に、役員面接で落ちてしまう理由として、「企業とのマッチ度が低い」や「逆質問がない」、「企業研究不足」などがあります。
今回は、役員面接において落ちてしまう理由、ポイント、質問の答え方などを詳しく紹介します。

 

役員面接とは

選考が進むと、対人事ではなく対役員との面接を受ける場合があります。
役員面接形式は、1対1や5対3もあり、面接の雰囲気も企業によってさまざまです。
どのような形でも対応できるように、役員面接について予習していきましょう。

 

役員面接と一次・二次面接の違い

役員面接は採用するか否か決定する場です。
ですので、本当に欲しい学生や、入社後すぐに会社を辞めなさそうな学生に合格を出しています
また、役員面接では、人事の目線とは全く違う経営陣の目線で学生をジャッジするので、「5年後、10年後に会社にとって必要な人材になるか」を重要視しています。
一方、一次面接のような比較的最初に受ける面接では、主に人事の方や現場で働く方が面接を担当します。
その面接では、会社に入って欲しい人はもちろん、次の面接担当の人と面接しても大丈夫だと思った学生に合格通知を出しています。

 

最終面接だけが役員面接とは限らない

役員とは、「会社における法人や団体などの意思を決定したり、代表したりする人、または組織」を意味し、具体的には、取締役・会計参与・監査役のことを指します。
経営に大きく関わるポジションである役員ですが、必ずしも最終面接を担当するわけではありません。
しかし、面接担当者がなんの予告も無しに役員面接になることはほとんど無いので、役員面接の時は十分に予習する時間があるので安心してください。

 

役員面接は落ちやすい?

面接 落ちる

「役員面接は大体受かる」という噂をよく耳にすると思いますが、その噂を鵜呑みにして、面接準備を怠ってしまう学生は少なくありません。
率直に言うと、役員面接は決して受かりやすい面接ではありません。
では、役員面接で落ちてしまう学生の原因、理由を詳しく紹介していきます。

 

内定を承諾しなさそうな学生は落とす

役員面接では、学生の志望度が高ければ高いほど合格しやすくなります
理由は、内定辞退率を減らすためです。
役員面接まで進むとなると、その学生の採用費用は膨大な額になります。
そのため、採用に繋がらない学生は少しでも早いうちから選考ルートから外し最も損の少ない(=内定辞退の少ない)採用を目指します。
なので、企業に対しての志望度が低いと、落ちてしまう可能性があります。
絶対に内定が欲しい場合、この企業が第一志望であることをしっかり伝えましょう。

 

採用の決め手がない

採用の決め手がないと思われるポイント

  • なぜこの会社がいいのかが見えてこない
  • 解答が会社理解に欠けている
  • 将来のビジョンが見えてこない

役員面接では、採用の決め手がないと判断された場合、不採用になってしまう場合があります。
それは、志望動機に具体性と独自性が感じられず会社への志望度が低いとみなされてしまうためです。
たとえば、提供しているサービスが企業向けにもかかわらず、多くの一般消費者の方に届けたいと発言すると、会社理解が足りていないとされ落とされてしまう可能性があります。
その会社に惹かれた部分をアウトプットし、「この会社に入って自分が何をしたいか」をしっかりと伝えましょう。

 

企業とのマッチ度が低い

役員面接で落ちてしまう理由の1つは、「質問に対して企業とのマッチ度が低い答えを返してしまう」ということです。
役員面接は、経営者自身が学生と自社のマッチ度が高いのかどうかを確認しています。
具体的には、質問を通して企業理念や社風が本人の志望理由とマッチしており、入社後は長期にわたって活躍してくれるかを判断します。
そのため、企業の社風はチームワークを大切にしているものなのに、個人で頑張りたいと発言してしまうとマッチ度が低いと判断されます。

マッチ度が低い場合、早期退職のリスクや数年で退職するかもしれないと思われるので、落とされる可能性が高くなります。
企業としては、長期的に働いてくれて、能力をフル活用してくれる人を探しているため、マッチ度が高いと思われるような回答をしなければなりません。

 

逆質問の時間に質問がなかった

逆質問とは、役員に直接学生が質問できる貴重な機会です。
しかし、その時間に質問がないと会社に対して興味が薄いのかな?と思われてしまいます。
反対に、しっかりと質問ができれば、入社意欲がある・志望度が高いことがアピールできるので、逆質問をすることは大切です。
逆質問の時間に質問がないと志望度が低く、将来を具体的に考えられていないと判断されて落とされてしまう可能性があるため、あらかじめ考えておきましょう。

 

最終面接だからと気を抜かない

最終面接や役員面接だと、受かるだろうという気持ちで臨んでしまって落ちることがあります。
役員とは、長年その会社で務めた人で、会社について多くのことを知っています。
さらに、多くの学生を見てきているので、気を抜いているかどうかは見極められてしまいます。

最終面接は、今までの面接よりも気を引き締めて、絶対に入社したいという強い気持ちを出す必要があります。
会社の名前、業務内容、役員の名前など、間違えてはならないポイントがいくつかあるので注意しましょう。

 

役員面接で落ちないための質問対策

役員面接で聞かれる質問は、履歴書を元にした質問が多いです。
役員面接だからといって考え過ぎず、自分の就活の原点を見つめ直し、復習しておくと良いでしょう。

 

役員面接で聞かれる志望動機

志望動機のポイント

  • 丁寧に具体的に話す
  • 企業との方向性が合っているか
  • 回答を深堀りされた際の答えを準備する

志望動機は、履歴書に書いた内容よりも具体的に話せるように準備することが大切です。
役員面接では、会社への志望度の高さを重要視して合否を判断していることがあります。
そのため、本当にこの会社に入りたいのか、長期的に活躍してくれそうか、熱意はあるのかを見られているので、証明できる志望動機が必要です。

たとえば、「〇〇さんとの面接でのお話を聞いてこうしていきたいと思った」など、具体的なエピソードを加えると説得力が増します。
また、志望動機は深堀りされやすいので、その回答もしっかりと用意しておくと会社への志望度の高さを表現できます。
身振り手振りや表情もうまく使い、履歴書に書いた内容をより具体的にエピソード化して伝え、会社に対する熱い気持ちを伝えましょう。

 

役員面接で聞かれる自己PR

ただ自分の長所をアピールするだけでなく、その長所を会社と繋げることが大切です。
自分の長所は入社してからどのように役立つのか、会社とどのような共通点があるのかをしっかり述べるようにしましょう。
さらに、自分の長所を生かして今後どうしていきたいのかを述べましょう。

たとえば、「自分の~な長所を、御社の営業活動に貢献していきたいと考えております。」のように、入社してから長所をどう生かせるのかをアピールしましょう。
また、自己PRで留学経験について話す場合は、留学先の最近のニュースについて質問される場合があります
たとえば、イギリスに留学していた場合、ユーロ離脱問題のような、政治的な話題について質問される場合があります。
ですので、留学先のニュースになっている話題について自分の意見を言えるように予習しておきましょう。

 

役員面接で聞かれる入社後のビジョン

入社したら会社でどのようなことをしたいのか、どんな社会人になりたいのかを考えておきましょう。
5年後・10年後に自分はどんな仕事をしていたいかなどの、その会社での将来のビジョンをしっかり話せると、仕事への意欲と会社への志望度が高く感じられます
どんな目標を持っても大丈夫なので、自信をもって大きな夢を掲げましょう。

 

 

逆質問の内容を考えておく

面接の際には、必ず逆質問があるので、何を質問するのかを決めて準備しましょう。
たとえば、企業や社長について色々調べておき、気になる点があれば質問するのがよいです。
もし思いつかないのであれば、「自分が目指すキャリアに対して今からできる勉強はあるか」や、「会社の今後の方向性」など前向きなものがいいでしょう。
本を出していたり自社サイトがあるなら、必ず目を通すようにしましょう。
自分がどのような活躍ができるのかをアピールするきっかけにもなる逆質問なので、しっかりと準備して活かすことが大切です。

 

面接の質問に答えらない場合の対処法

面接 質問内容

答えられない質問をされた時は、勘で答えたり、無言で固まったりするのは良くありません。

質問に答えられなかったから面接に落ちるという事は無いので、以下の二つを参考にして落ち着いて対処しましょう。

 

考える時間をもらう

何を答えていいか分からずグダグダになってしまうのは、あまり良くありません。

「申し訳ありませんが、考える時間を頂いてもよろしいでしょうか」のように、1分程時間をもらうといいでしょう。

焦っていても一旦落ち着いて、頭の中で伝えたいことを整理してから発言した方が、グダグダになるよりも好印象です。

 

正直に「わからない」と伝える

本当に分からないものは、ずっと考えてもわかりません。時間を引っ張らずに、「わかりません」と伝えましょう。

その後に、「面接終了後、調べて自分の知識に加えたいと思います。」と、わからないままにしない姿勢を見せるようにしましょう。

 

逆質問の場で、分からなかった質問をする

答えられなかった質問を、逆質問の場で質問する手もあります。しかし、これはかなりレベルが高く、勇気のいることです。

役員側の意見を聞きたい場合は、逆質問の場で質問するのは大丈夫ですが、自分で調べればわかる質問はNGです。

 

 

まとめ

役員面接では、その会社への熱意をしっかり伝えることが大切です。
その熱意を伝えるためには、ただ会社への好意を言うのではなく、その会社で何をしたいのか、その会社でどんな自分になりたいのかを話さなくてはなりません。
役員面接で緊張してしまう人は、なぜその会社を志望するのかをしっかり紙にアウトプットしておくと、自分の考えがまとまり、面接でしっかり話せるのでおすすめです。
また、会社を志望する理由の原点はどこにあるのか振り返って考えてみると、本当にやりたいことが見えてくるかもしれません。
しっかり準備して、役員面接というチャンスをものにしましょう。

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