就活ではNG?面接でマスクを着用する際のマナー
企業の本選考が始まる冬から春に変わる時期は、インフルエンザや風邪そして花粉症などがはやる時期でもあります。
今はコロナで外出時のマスクの着用が必須ですが、本来就活でマスクはつけてもいいのでしょうか?
就活において体調管理は非常に大切であり、万が一体調を崩してしまった場合に「第1志望の企業だったのに参加出来なくなってしまった…。」なんてことも。
そうならないためにも、予防でマスクをする学生も多いのではないでしょうか?
今回は、就活生がこの時期に悩む「面接や説明会でマスクはしてもいいのだろうか?」という疑問にお答えします!
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就活においてマスクは圧倒的にハンデとなる
就活において、マスクをつけることは極力避けるべきです。
面接や説明会でマスクをつけた場合、就活生の印象は「マスクをしていた学生」というマイナス印象しか残らず、損をする可能性が高いのです。
マスクは学生の印象をガラッと変える
就活において、第一印象を良くするために清潔感はもちろん、自分の顔を見せることも大切です。
マイナビが行った調査によると、顔のパーツは
1位 目
2位 鼻
3位 口
の順で第一印象に影響を与えます。
(https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/17343)
これだけ聞くと、「目は見えているんだからマスクってしていいんじゃないの?」と思う人もいるでしょう。
しかし、マスクは人の印象をガラッと変えます。
皆さんは、知り合いがマスクをしているときとしていないときの印象が違うと感じたことはありませんか?
「マスクをしていて知り合いだと気付かなかった」
「マスクをしていると別の人に見える」
このように、顔を見る際に目元だけが見えるときとマスクを外した際の印象はかなり違います。
つまり、他の顔のパーツをしっかりと面接や説明会で見せなければ人の印象は変わって見えてしまいます。
顔のパーツを全て面接官に見せることはそれほど重要なのです。
目だけで表情は表現しづらい
では、表情を表す際に最も分かりやすくなる顔のパーツはどこなのでしょうか?
表情を表すのに必要とされているのは「口角」と言われています。
口角の上がっているか下がっているかで人の表情は良くも悪くもなります。
例えば、口角が上がっていれば明るい印象、優しい印象を与えることが出来ます。
逆に、口角が下がっていれば怒っているような印象、怖い印象を与えることになってしまいます。
それだけ、表情を表すために口が見えていることは重要なポイントなのです。
目元しか見えないマスクはその表情の判断すらすることが出来ません。
目元のみで表情を変化させることはかなり難しいのです。
マスクをつけていた場合、面接官にも「この学生目元しか見えないから表情見づらいな、、、」と思われるのがオチです。
万が一、眉間にシワが寄っていることがあればそこだけで学生が怒っているような印象を受けてしまいます。
マスクは声を遮ってしまう
印象はもちろんですが、マスクは自分の声までも遮ってしまいます。
そして、声は小さく聞こえがちです。
普段の声より少し聞こえづらくなります。
これは、実際に論文でもマスク着用時と非着用時の声と通り方に関する論文で証明されていることです。
(論文:「マスクを着用した看護師の声は 患者にどのような音として聞こえているのか」)
就活では、面接やグループディスカッションなどさまざまな場面で声を発さなければなりません。
メラビアンの法則では、印象の約4割が聴覚情報で決まるとされています。
せっかく自己分析をしっかりして、伝えたいことを伝える準備をしても当日マスクをして話をしてしまったら声は通らず、面接官から見ていても声が小さく聞こえるため非常に勿体ないです。
それほどマスクをつけている学生の声は非常に聞き取りづらいのです。
就活におけるマスク着用のマナー
ここまでは、マスクが与える人の印象に関してお話してきました。
では、実際に就活においてマスク着用に関するルールにはどのようなものがあるのでしょうか?
ここからは、実際に就活でマスクをしたいときに覚えておくべきマナーをお話していきます。
しっかりと覚えて、本番でミスをしないように注意しましょう。
会場に入る前にマスクは外すこと
そもそも、マスクをビジネスシーンで着用することは社会人として絶対にNGです。
打ち合わせや営業をする際にマスクを着用していることは、上司や他社の社員の方々に対しても失礼です。
そのようなシーンでマスクを着用した場合、第一印象で「この人は話す気がないんだ」ととらわれてしまいます。
就活においても同様のことがいえます。
まず、マスクは会場に入る前に必ず取りましょう。
会場に入る前にコートを脱ぐのは当たり前ですが、その際にマスクも忘れずに外すようにしましょう。
就活において、企業側は学生が会場に入った時点から表情や態度をチェックしています。
もし会場に入る前にマスクを外すのを忘れた場合、席についてから外そうとするとその行動はハッキリ言って目立ちます。
企業側には、「あ、あの学生会場に入る前にマスク外さなかったんだな」と思われる可能性もあります。
自分の印象を下げないためにも、マスクを外すタイミングにはしっかりと気を遣いましょう。
マスクをする際には面接官へ理由を伝えることを忘れないように
もしかしたら、面接や説明会の本番でどうしても咳が出たり、くしゃみがひどかったりでマスクをしなければならないときもあるかもしれません。
もちろん体調管理を万全に行うことは大前提ですが、万が一そのようなことが起きてしまったら会場に入る際に担当者に一言伝えることを忘れないようにしましょう。
一言きちんと理由を伝えておくことで、体調管理の甘さは企業側へ伝わってはしまいますが、「この学生は礼儀を理解している」とマイナス印象だけではなく、少しプラスの印象を与えることが出来ます。
体調がすぐれないときに他の人へ移さないためにマスクを着用することもマナーの1つです。
マスクを着用して面接や説明会に参加するときはしっかりと誠意を見せてお詫びをしましょう。
しかし一方で例外はあります。
それは、感染症等が流行しており予防をしなければならないときです。
マスクを外すと感染するリスクが高まる場合もあります。
そのため、企業側からマスク着用のアナウンスがあった場合は、感染症の拡大予防のためにしっかりとマスクをしましょう。
まとめ
今回は、就活においてマスクをつけることは良いのかダメなのか、そしてマスク着用に関するマナーについてお話してきました。
就活の際には、可能な限り極力マスクをつけることは避けましょう。
その理由としては、学生自身の印象を悪くしてしまうからです。
目元のみで表情を表すことはとても難しく、口角が見えることで人間の表情は非常に分かりやすくなります。
よほどのことがない限り、マスクは面接やグループディスカッション等の選考会場に入る前に外すことがマナーです。
しかし、体調が悪いときにマスクをして他の人への配慮をすることもマナーの1つです。
万が一どうしてもマスクをつけなければならないときには担当者へ理由と一緒に伝えることを忘れてはいけません。
だだし、企業側からマスク着用のアナウンスがあった場合は例外です。
マスクに関するマナーをしっかりと抑え、選考が始まる前にミスをしないようにしましょう。