内定後の懇親会、どんな服装でいけばいいの?
内定(内々定)が出ると、内定者を集めて懇親会が開かれることがあります。就活と同じようにリクルートスーツで行けばいいのか、それともカジュアルな服装で行ってもいいのか迷う人もいるはず。
そこで、今回は懇親会の服装についてベストなチョイスをご紹介します。
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懇親会の内容で着ていく服を選ぶ
内定者懇親会の服装を決めるいちばん簡単なやり方は、懇親会で何をするかを基準に選ぶ方法です。
実は、企業も最近はいろいろ趣向をこらしていて、食事や話をするだけではなく、イベントを開くところまであります。
懇親会で何をやるか事前に聞いておくことが鉄則
実際にある話ですが、ある企業は調理スペースを貸し切り、内定者向けに料理大会を開いています。そこへリクルートスーツで出かけて行ったら、逆に浮いてしまいますよね。
さらに、建設業では、施工現場を再現した自社のモデルルームのようなところで、DIY(日曜大工)の体験などができる交流会を開く、といった会社もあります。こちらも、リクルートスーツよりは、GパンにTシャツの方が正解だったりします。
パーティ形式ならカジュアルもOK
先に出した例は極端すぎるにしても、場所が会社の会議室でケータリングの食事が用意された堅い会なのか、カジュアルなレストランで開かれるパーティー風の懇親会なのかどうか分かっているだけでも、服装は絞られます。
会議室であればリクルートスーツかジャケット着用、レストランやパーティースペースでくだけた感じの懇親会だったらカジュアルでOKでしょう。
懇親会の内容が知らされていない。何を着ていく?
困るのは事前に、懇親会の内容が分からないパターンです。例えば「本社に何月何日にお越しください。私服でけっこうです」という内容であれば、「私服って何だ」「リクルートスーツはNGなのかな」など悩んでしまいますよね。
会社説明会や面接で内定先に行ったとき、そこで働いている人はどんな服装をしていたのか思い出してみましょう。
思い出せない場合は、その企業の採用サイトやホームページを見てください。そこに社員紹介が載っているはずです。
大きく、スーツかカジュアルかで分かれます。
ただし、大手メーカーや銀行、コンサル会社だったらスーツ、などと勝手に決めては大きなミスにつながるかも知れません。
会社の服装が分からない場合は業種を参考に
また、会社説明会や面接などで、内定した会社に何度か行ったけれど、「社員がどんな服装で働いていたのかは見ていない」という場合。あなたが内定した企業の業種に合わせるという手もあります。
金融機関やコンサル会社は、基本スーツ
大手銀行の一部は本店で服装を自由にしましたが、生損保や証券会社といった金融系、特に営業職はスーツが基本です。コンサルタント会社も、顧客に会う場合、失礼にならないよう、スーツを着用しています。
ウェブ、エンタメ系はカジュアルOK
Web制作会社、ゲームなどの業界は普段から社員がGパンやTシャツなどカジュアルな服装で仕事をしているところがほとんどです。
こうした業種は基本的に、カジュアルでOKでしょう。どうしても心配なら、人事の窓口にメールで服装について聞きましょう。
服装は相手に不快感を与えないことが第一
服装の選び方が分かったところで、「服装はどこまで具体的にどこまで自由が許されるの」と疑問に思ったあなたに、細かくポイントを示していきます。
男女別身だしなみで気を付けたいポイント
女性は座ったときに太ももが見え過ぎないスカートが無難でしょう。立ち上がったときは膝丈くらいが目安です。
- スカートの丈は長すぎず短すぎず(ひざ上5㎝程度からミディ丈くらいが望ましい)
- アウターは透けすぎたり、露出度の高いものはNG(キャミソールなど)
- ホテルやレストランなどでは、ショールやジャケット、ボレロなど羽織るものを用意しておく。
ポイントは人に不快感を与えない、周りの人が目のやり場に困らないようにすることです。
男性は夏場はぴったりしすぎないTシャツやポロシャツ、襟付きのシャツを羽織るのが無難でしょう。夏場でも羽織るものがあると、会場で脱ぐこともできます。
ボタンダウンのシャツなども、カジュアルになりすぎず好感が持たれるでしょう。
最近では、企業によっては夏場に短パンでもOKなところがあります。ただしサンダルはラフすぎるのでNG。
スニーカーなど足の甲やかかとが覆われている靴を履くことをおすすめします。
まとめ
結論から言うと、他人に不快感を与えたり、不潔でない限り、内定者懇親会の服装はそれほど気にすることはないでしょう。ただし、イベントの内容やその会社の雰囲気に合わせることは必要です。
また、懇親会は内定者同士の交流という目的もあるため、アクセサリーや小物で個性も出すのも有りでしょう。
というのも、服装にワンポイント入れることで自分を知ってもらったり、会話のきっかけになったりするかも知れないからです。
懇親会で会社の理解を深めながら、入社してから一緒に働くことになる仲間とも一体感をつくる機会にしたいものですね。