お祈りメールって仕返ししていいの?返信すべき?
就活解禁してすぐの頃は、「どんな会社があるんだろう?」「自分ってどんな人間なんだろう?」と、不安の中にも就活を楽しもうとする気持ちを持ち、わくわくした表情の学生が多かったように感じます。
では解禁から数ヶ月たった今、みなさんはわくわくしながら、楽しみながら就活ができていますか?
就活解禁後、説明会や面接の数が増え、少しずつ選考の結果などを目にする機会も増えてきますよね。
合格、内定を獲得された方には「おめでとうございます」と伝えたいところなのですが、嬉しいニュースがある分、当然、悲しいニュースもあるでしょう。
そう、お祈りメールをもらう方も多いのではないかと思います。
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そもそもお祈りメールとは
お祈りメールとは、いわゆる企業から送られてくる不採用通知メールのことです。
- 不合格の場合、電話で伝えることは極めて稀であり、メールでの連絡が多いこと。
- メールの末尾に「今後のご活躍をお祈り申し上げます」と表現されることが多い
この2点から、「お祈りメール=不採用通知」という意味で就活生の中で使われるようになり、今では企業側でも認知している一般的な言葉になりました。
なんだか、そっけない対応で悲しいかもしれませんが、企業にとっても時間との戦いなので、電話する暇がなかなかないのです。
解禁直後の大手企業はお祈りメールが当たり前
就活解禁後は、数多くの就活生が大量の「○○さんの今後の就職活動の成功をお祈り申し上げます」といったメールがきます。
それも、そのはず。数多くの就活生は最初に大手の人気企業に応募するからです。
大手企業は採用人数が多いかもしれませんが、倍率でいえば大学入試とは比較にならないくらいの狭き門になります。
100名の採用枠に5000、10000といったエントリーシートが届きます。それだけで90%以上のお祈りメールが発生することになりますよね。そのため、解禁直後のお祈りメールは、悔しいと思うかもしれませんが、当たり前のものだということを覚えておいてください。
不合格でも、自分を責めてはいけない
お祈りメールを見たとき、
- 「認めて貰えなかった」
- 「自分を否定された」
などと、マイナスに捉えてしまっていませんか?
自分を責めてしまってませんか?
忘れないでください。 就活は内定をもらうことがゴールではないということを忘れないでください。
自分の考えや、なりたい自分、自分が大切にしている軸をしっかり持って、わくわくする未来を絶対この人たちと創りたい、一緒に働いていたいと思える場所や仲間を探すのが就活です。
そういった企業から内定をもらい、入社することでようやく本当のスタートです。
ですから、「お祈りメール」ぐらいでマイナスに受け取らないでください。
ありのままの自分を受け入れてくれる企業は必ずある
お祈りメールは「あなたでは不満足である」「あなたは未熟である」といった意味合いは全くありません。
企業に求められなかったのは、あなたに能力がないわけではなく、単にあなたとマッチしないだろうと企業が判断しただけです。
言い換えれば、「あなたが求める環境、あなたにぴったりのわくわくするような環境」は、その会社では実現が難しい、と入社してからのギャップが起きないように教えてくれているようなものです。
無理に入社して苦しむのは、今就活で頑張っているあなたです。
理想をいえば、本当の自分をさらけ出して、そんな自分を受け入れてくれる会社を見つけてほしいです。
企業の数は想像よりもかなり多いですし、情報はネット上にいくらでも転がっています。
企業があなたを見つけるよりも、あなたがその企業を見つけるほうがはるかに可能性は高いです。
あなたが会社を選ぶ気持ちで、運命の会社を探し続けましょう。
ポジティブさを忘れず、笑顔を忘れずに
お祈りメールが続くと、どうしてもテンションが下がります。就活ブルーになり、真剣に悩むでしょう。
そんな時に注意して欲しいことはズバリ笑顔です。
同じ能力、同じ人間性をもっている人が仮に2人いたとした場合、その差は表情で決まります。
わくわくした顔、楽しんでいる顔、このような表情によって、合否が決まることが多いです。
表情によって、あなたの本来の魅力を失っていないでしょうか。
時期が迫ってくると、内定ゼロに不安を覚えるかもしれません。
しかし、そんな時こそ笑顔を意識して、前向きに取り組むべきです。
お祈りメールは挑戦した証のようなものです。その挑戦心を決して忘れないでくださいね。
こちらは就活ブルーになってしまいそう、という方向けの記事になります。
就活は適度に息抜きをすることが必要です。是非ご参考ください。
お礼メールって仕返ししていいの?
先ほども述べた通り、お礼メールが続いてしまうとマイナスな気持ちになってしまったり、就活ブルーになってしまうほど落ち込んでしまうこともあります。
落ち込んでしまうのは当たり前です。再三述べますが自分を責めてはいけません。
しかし、この記事に辿りついてくださった皆様はお祈りメールに落ち込みつつも、
「いくら企業とマッチしないって意味合いでもこんなにお祈りメール貰ったらメンタルが削れる」
「ご活躍をお祈りしていますって、受けた企業で活躍したかった」「ムカつくから仕返ししてやる」
という怒りを持っている方も多いのではないでしょうか。
気持ちはとても分かります。やっぱりお祈りメールを貰ったらちょっとイラッとしちゃう気持ちもありますよね。
以下ではお祈りメールに対して仕返しをしてもいいのか、という疑問について説明していきます。
お祈りメールに仕返ししたい就活生多すぎ問題
そもそもお祈りメールに対し怒りを感じている就活生はどのくらいいるのだろう、と検索をかけてみました。
検索結果2.1万件、お祈りメールに対してストレスを抱えている方が多いようです。
(2023年11月28日時点での検索結果)
そして上位記事をちらっと拝見させていただくと、「内定辞退をお祈りメール形式で送ってみた」という内容や、実際にお祈りメールに仕返しの返信をした結果大学に呼び出されてしまったエピソードなどがありました。
気持ちはとても分かります。筆者も現在就活真っ只中なため、そこそこお祈りメールをいただくことがあります。ちょっと仕返ししたくなっちゃう時もありますよね。
ちなみにGoogleの下に出てくる他のキーワードも殺伐としています。
「お祈りメール 潰れろ」なんてもうひしひしと怒りを感じます。
お祈りメールって仕返ししていいの?
結論からいうとダメです。
もし仕返しのメールを開封した人事が他の企業の人事とも仲が良く、あなたの話が上がってしまった場合、他の企業からもあなたの印象が下がってしまいます。
また仕返しの方法にもよりますが、名誉棄損などで法的なフィールドに持ち込まれるとかなり分が悪いです。
お祈りメールに対して仕返ししたくなってしまう気持ちはとても分かりますが、ここはグッと堪えましょう。
仕返しはダメだけど、不採用の理由を聞くのはアリ。
この気持ち、どうにかしてでも企業にぶつけたい!という方は、仕返しのメールはNGですが、不採用の理由を聞くことは構いません。
企業側も学生を落とす際に判断軸があるはずです。その判断軸とどう学生がズレていたのかを説明する責任はあります。
選考結果に納得がいかない場合は理由を聞いてみることが一つの手です。
お祈りメールについてのよくある質問
お祈りメールには返信すべき?
こちらは仕返しの返信ではなく、単にお祈りメールに対して返信すべきか?という質問です。
答えとしてはどっちでも良いです。
企業はお祈りメールへの返信を期待していないので、送らなかったところで「返信もないのか!」と悪い印象を与えることはありません。
そもそも、不合格ということは選考から外れたわけですので、評価を気にする必要もありません。(少しドライな発言ですが)
返事をするエネルギーを他の企業の選考に費やすことをオススメします。
とはいえ、
- 最終面接近くまで進んだ場合
- 再応募の可能性がある場合
これらのケースでは返信をしておいたほうが良いと思います。
また、同じ業界の別の会社に入社し、その企業と社会人になってからも付き合いがある可能性がある場合も同様です。
お祈りメールへの返信例とポイント
返信したい方向けに例文とポイントをご紹介します。
〇〇株式会社 採用ご担当 お世話になっております、〇〇大学〇〇学部の〇〇です。 先日はお忙しい中、〇〇さまの貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。 選考結果につきましてはとても残念ではありますが、その結果を真摯に受け止め、引き続き就職活動に励んでいきたいと思います。 未筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。 ——————- |
✅ポイント
- 時間を頂戴したこと、選考してくれたことへのお礼を初めに述べる
- 不採用についての感想と今後どうするかを書く
- 件名は「選考結果につきまして」
またこちらの記事ではお祈りメールに返信する場合の詳しいポイント、選考からお祈りメールが届くまで期間についてご紹介しています。
サイレントお祈りに仕返ししたい?電話してもいい?
サイレントお祈りは、本当に腹が立ちますよね。
サイレントお祈りが分からない人のために説明すると、「不採用の連絡さえもしないこと」です。
「メールくらい送ってよ」と思いますが、実際にサイレントお祈りをする企業はあります。
個人的にも、「就活生を舐めてるな・・・」と思いますが、仕返しをするのは推奨しません。
というのも、サイレントお祈りをするような低レベルの企業と戦うこと自体があなたのレベルを落とす行為だからです。
就活はとても大事な時期なので、そんなどうしようもない企業は無視して、他の企業に目を向ける方があなたのためになります。
電話をする場合は「合格か不合格か聞きたい」という目的で採用担当に詳細を聞くのは全然アリですが、開幕から喧嘩腰なのは控えておきましょう。
就活生の扱いが雑な企業ですから、不合格者への対応はもっと雑なはずです。
無駄に傷つく必要はありません。
お祈りメールを貰った後に再応募ってできるの?
どうしてもその企業に入りたい、不採用通知を貰ってしまったけど諦めきれないという方は、お祈りメールを貰った後に再応募はできるのか?という疑問を持つことがあると思います。
答えとしては限りなく難しい、基本的に可能性は無いと捉えた方が良いです。
一度その企業の選考に落ちてしまった場合、人事は「この人はうちの価値観や環境とはマッチしないな」と判断しています。
そこから再応募をするのは限りなく難しいですが、本当にもう一度受けたい場合は不採用の理由を聞き、理由を打開する根拠を話すことが出来れば可能性が無いことはないです。
ただほとんどの会社は再応募が難しいこと、そしてまずは不採用の理由を伝えてもらえることが前提であるため、厳しい条件ではありますが本当に諦めきれない場合は人事の方に連絡をしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はお祈りメールの説明からお祈りメールの仕返しについて、またお祈りメールの返信についてご紹介しました。
お祈りメール、怒りも覚えるし落ち込むし、とてもメンタルが削られてしまうものだと思います。
気持ちを切り替えるのは難しいですが「この企業は私と合わなかったんだな」と割り切り、自分に合った、自分が一番幸せになれる企業を探していきましょう。
弊社では、「社会人が楽しみになる就活」を目指しているキャリアークを提供しています。
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