「入社しても今すぐ辞めたりしないよね?」圧迫面接のポイント9選と対応策
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圧迫面接という悪魔の儀式
圧迫面接がどれだけ就活生にとって不利益かを解説します。
実際に圧迫面接を経験した方、圧迫面接を受ける可能性がある方、そのまま読み進めてください。
圧迫面接とは
圧迫面接はこういうことです。
- 威圧的、好戦的、否定的、敵意むき出しな態度・言葉が含まれた面接
要するに、
面接官が明らかにウザイ面接のこと
- 「今までは優しかったあの面接官がなんで!?」
- 「親にも言われたことないような言葉を吐かれた」
- 「なぜ叱られなきゃいけないの?」
といった感想もしばしば。
恐いし、辛いし、緊張度MAXになるし、冷や汗かくし、もう最悪。
圧迫面接はただの無駄な時間
率直に言うと、圧迫面接は時間の無駄。
その時間で生まれるものなんて何もないよね。
ストレス耐性を測るか知らないけど、信用を大きく失うのは企業のほうなのにね。
まともな選考とは言えない
学生の視点だと「企業に選ばれるために頑張らないと!」って思考になりがちだけど、本当は学生も企業を選考しているはず。
面接は、選んだり、選ばれたりするジャッジメントとしての役割だけじゃなくて、お互いの自己紹介や魅力を共有する時間。
企業側も自己PRするべきなんだよ、本当は。
なのに圧迫面接って自己PRとは程遠いよね。
就活生が面接官にタメ口聞いたら大噴火して怒るくせに、企業は許される?わけないよね。
まともじゃないよ、圧迫面接って。
実は、6割以上の人が圧迫面接を経験している
そんなまともじゃない圧迫面接だけど、実は多くの人が経験しているのもまた事実。
新卒の就職活動で面接を受けた人にアンケートを取ると、その6割以上の人が圧迫面接を経験したというデータが存在する。
つまり約半数以上が圧迫面接を経験しているということになる。
本当はすぐにでも廃すべき悪しき習慣なはずなのにね。
おいおい、それは圧迫面接ではなくない?
勝手に圧迫面接だと思う就活生がいるのも事実
稀に圧迫面接だと勘違いして、勝手に憤慨している学生もいるのは事実。
ブラック企業、オワハラ、圧迫面接、のような企業への不信感を表す言葉がネットでは蔓延しているから、「圧迫面接かも!?」と警戒しすぎて、そう思い込む可能性も。
しっかりと見極めてほしい。
圧迫面接は明らかな敵意ある話し方をします。そうじゃない場合はゆっくり考えてみて。
タメ口は良くないけれど…
「面接官がタメ口!不快だ!」
のように、馴れ馴れしい話し方に不信感を抱く方に伝えたいんだけど、「フレンドリーな話し方」をすることで学生の緊張をほぐしてあげよう、と考えている面接官も多いから気を付けてほしい。
「はい、ここ座ってー」とか「何で来たの?電車?」ぐらいのタメ口は許容してください。相手は学生のためを思ってタメ口なのかもしれない。
あ!これ圧迫面接かも!と意識するべきポイント
無礼な面接官の態度をまとめました。
3個以上当てはまればヤバイ。
2個でもそこそこヤバイ。
1個でも要注意。
恥じらいのないあくび
目の前で大きな口を開けてあくび‥。
生理現象なので出てしまうのはしょうがないけど、普通、口を開けるのを我慢したり、手で隠したりするでしょう。
堂々としたあくびは、真剣に面接をする気がないと捉えてOKです。
小ばかにした嘲笑
- 「あー○○大学ね 笑」
- 「あ、アルバイト経験無いんだ… 笑」
みたいに、馬鹿にした感じで笑う人は結構危険。
普段から人を見下す癖がついてしまっている人間である可能性が高い。
敵意むき出しの睨み
信じられないかもしれませんが、睨んでくる面接官がいます。
これはほぼ100%圧迫面接だと思って大丈夫です。
遅刻などの、学生側に非があることがあったとしても、睨みつけるのは論外です。
睨まれた時点で帰ってok。
隠さないうたた寝
面接官が複数いる場合だと、話していない担当者は結構ヒマで眠くなったりします。
中にはうたた寝している人も…。
これも、人間ですからしょうがない部分はあります。
中には寝不足な人もいるでしょう。特にお昼ご飯直後とかは眠くて仕方がないはず。
もちろん、面接中に面接官がうたた寝するのは、ありえない行為ですよ? ただ、生理現象である以上、これだけで圧迫面接とは言い難いです。
ただ、全く隠さずにグースカ寝てたら、それはもうやる気ないですね笑
就活生に対する姿勢がブラック企業のそれです。
目の前でひそひそ話
これかなり不快ですよね。かなり不快。
不快だと分かってなくて、やってしまう面接官がたまーにいますが、マナーがなっていないです。
これだけで圧迫面接だとは言いませんが、その可能性はあります。
ネガティブな会話をしていることを想像すると思いますが、実際ネガティブな会話をしていることが多いです。
激しい貧乏ゆすり
苛立ちか退屈か。
面接官はどちらかを感じているのでしょう。
これもかなり無礼な行為。
あまり興味のない企業の面接で貧乏ゆすりされた時は「そんなにイライラ(退屈)しているなら、面接終わりましょう」と提案してもいいかもしれません。
答えにくい質問
以下の質問をしてきた企業には絶対入社しないほうがいいです。
- 入社してもすぐ辞めたりしないよね?
- 君が入ると何かいいことあるの?
- で?
- 彼氏いるの?彼女いるの?
- 結婚願望ある?
- なんで今まで内定ないの?
こんな質問がきたら、思いっきり嫌な顔で
- 「答える必要ありますか?」
- 「プライベートなことはお答えできません。」
- 「未来のことは分かりかねます」
と回答しましょう。
命令形の発言
圧迫面接確定事項です。
- 帰れ
- 座れ
- 立て
- 否定するな
など。
人格否定
これも圧迫面接確定事項。最も不快な対応なので、されたら即帰って大丈夫なレベルです。
- 「女は嫌なんだよね。」
- 「片親はちょっと無理」
- 「太ってるのは自己管理ができないってこと?」
- 「低学歴だしなぁ・・・」
など。
リモート圧迫面接
2020年にコロナが大流行して就活も一気にオンライン化した今の世の中。
圧迫面接は懲りずにオンライン上でもあるそう。
- 面接官だけ画面非表示
-
画面接続の不安定さによる選考落ち
-
終始オラついた声での受け答え
などなど。
絶対に入社したくないと思ったらすぐに帰っていいよ
何度か伝えましたが、「その場で帰る」という選択肢があるのを忘れないで下さい。
不快感から逃げる権利はあるはずです。企業があなたを見切るのと同じように、あなたも企業を見切る権利があります。
流石に帰るのはちょっと…という場合はいつも通りの対応をしよう
帰れるなら帰りたいけどそんな簡単にできることではないですよね。分かります。
筆者も実際圧迫面接をされた場合その場を立って帰れるかと言われたらそこそこ勇気を必要とするもの。
もし帰りづらい場合はいつも通りの対応をすれば大丈夫です。
圧迫面接をされ、メンタルが辛くなってしまっている状態で難しい事ではあるかもしれませんが、意識しすぎずいつも通りのあなたで受け答えをしましょう。
一応、圧迫面接をする企業の狙いを考えてみた
そもそもなぜ、企業は圧迫面接をするのだろう…。
必要な面接だとは思わないけど、一応メリットと呼ばれるものを提示しておきます。
- 緊迫な環境で、予想しない状況に合わせた咄嗟の対応ができるかどうかが分かる
- プレッシャーやストレスへの耐性があるかどうか
- へこたれない忍耐力があるかどうか
- 怒られる仕事への適性判断
などなど。
……
これらのメリットのほとんどが「キツイ仕事に耐える」ための能力であることが分かるでしょうか。
つまり、へこたれて、挫折して、すぐに辞めてしまう人を採用しないようにしたいわけですよ。
んー、ブラック企業と自己紹介しているものだ。
無理やり圧迫面接をやらされている面接官もいる
一応、伝えておきます。圧迫面接をする面接官は全員がやりたくてやっているわけではないということです。
採用方針は企業全体で統一されることが多く、圧迫面接が採用カリキュラムに採択された場合、面接官は無理して悪役を演じなければいけないのです。
可哀そうな面接官も存在することを知っておいてください。
企業を訴えたい。告発したいと感じている人へ
告発する暇あったら、次の就活に進もう
ひどい圧迫面接であれば、パワハラ、セクハラ、侮辱罪などで訴えることは一応可能です。
ただ、訴えるには結構時間がかかります。
貴重な就活の時間をそんな低レベルの企業に費やす価値があるのかを考えるべきです。
そんな企業忘れて、次の就活に進むのが吉。
そう簡単に解決しない
現法には、圧迫面接そのものを対象としたものはありません。
圧迫面接だけでは取り締まることはできないので、他の就活生の証言などはあまり意味がないものになります。
本人が個人的にどんな話をしたのか、どんな言葉を浴びせられたのか…その辺の証拠が必要に。
証拠が揃っていても、そう簡単に事は進みません。相手が圧迫面接をするような企業ということを忘れてはいけません。あの手この手で対策を練ってくるに決まってる!恐い。
中途半端な形で終結すると、逆に名誉棄損で訴えられるリスクもあり、この件に関していえば就活生が圧倒的不利な環境と言えます。
そんな企業は自然と淘汰される
ただ、安心してほしいのが、圧迫面接をしている会社は必ず淘汰されていきます。
なぜかというと、
- ソルジャー型社員の需要低下
- SNS・webの発達による情報拡散力増加
- 暴言がハラスメントになる事例の増加
言われたことを忠実にこなす、いわゆる歯車社員の需要が少しづつ低下しており、個性や多様性を認める企業が増えてきています。
また就活時の悪評は一瞬にして広まる情報網ができあがってしまっているため、就活生を傷つけるリスクが大幅にアップしています。
大きく拡散されれば、事業そのものにも影響を与えるほどです。
ブラック企業は無視して、優良企業を探そう
あきらかな圧迫面接は日本の古き慣習であり、悪魔の儀式と言えます。
現代に全くマッチしていない採用方法であり、時代に取り残された残念な企業ぐらいに見下して大丈夫。
もし圧迫面接に出会ったら、関わりをすぐにシャットアウトして、他の優良企業を探しましょう。
大企業でも、人気な企業でも、求職者をバカにするような採用方法が選ばれている時点で、企業としての方針に問題があります。
「この面接さえ乗り越えれば…」という気分で面接を乗り越えるのは間違ってます。なぜなら、入社後のほうが大変だからです。
圧迫面接をする企業が、社員を大事にすると思いますか?
そんな企業に入社してしまったことを後悔する時が来るでしょう。
小さな会社でも、マイナーな会社でも、就活生を懇切丁寧に扱うような風土がある会社のほうが、優れた「働く環境」を持っている可能性が高いです。
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