【カンペはNG?】WEB面接の流れを解説!~事前準備〜当日の注意点まで~
近年、増えてきているWEB面接。
2020年は新型コロナウイルス流行の影響で急速に普及しました。
現在は対面とオンライン上での選考が混合していると思いますが、WEB面接を一度は体験する可能性が高くなっています。
ここではWeb面接を行うことになった学生に向けて、準備の仕方、注意点をまとめてあります。
普通の面接とは、また違ったコツやポイントが隠されているので、面接前に一度目を通すことをオススメします。
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WEB面接で使うツールは?
WEB面接に使うツールは大まかに決まっています。WEB面接をする前には必ず確認しておくべき項目です。
ツールが不明なまま本番当日になり、インストールに手間がかかるようなことは避けましょう。
zoom
2020年一気に普及したのがこの「zoom」。
流行語にも「zoom映え」がノミネートされるなどかなり定着してきました。
皆さんもzoomで授業をしたり、zoom飲みをしたりと身近に感じるツールなのではないでしょうか。
zoomは本来、ビジネス上の会議で使われていていました。
受け手側の会員登録が不要で、専用に発行されたURLを共有するだけで接続を行うことができるので手軽なツールです。
セミナーや会議などに利用されることが多く、複数人参加が可能なツールなので利便性が高いです。
利用には専用のアプリが必要です。
就活が終わり、社会人になった後も使う機会が多くあるので、まだ使ったことが無い人でもダウンロードしておくことをオススメします。
スカイプ(Skype)
スカイプはmicrosoft社のボイスコミュニケーションツールであり、zoomと並んでWEB面接に最も使われています。
LINEよりも通話音質が高く、PC利用のイメージが高いです。
「LINEでええやん」になりがちですが、LINEはプライベート感が強すぎるため仕事に使うのは不適切だ、と考える企業が非常に多く、スカイプになることが多いですね。
学生目線だとLINEの方が楽かもしれませんが、スカイプも十分便利なツールなので、PC、スマホどちらもインストールすることをオススメします。
LINE
言わずもがな、日本国内で最も利用されているコミュニケーションツールです。
人事と友達登録するだけなので導入までは非常に楽ですが、PC版のLINEに慣れていない学生が多いのと、テレビ電話の音質が不安定なことから、WEB面接にはあまり向いていないかもしれません。
ただ、利用者数が多いことから、LINEでWEB面接が行われるケースは多々あります。
Messenger
Facebook内蔵のアプリ。利用ユーザーが非常に多く、匿名性も低いので就活には非常に使いやすいツールです。
Facobook連動型の採用アプリなども非常に多く、かなりの採用担当者が活用しています。
ベンチャー企業や、少数精鋭の採用を行う企業に興味がある方は、必ず就活スタイルにFBを整えておくべきです。
FACETIME
使っているスマホがiPhone同士であれば無料で高音質・高画質でのコミュニケーションをとることができます。
ただし、Windowsのパソコンには対応していないので注意が必要です!
Macは対応しているので大きめのiPhoneやipadであれば、採用される可能性があります。
ハングアウト
Gmailアカウント同士でのコミュニケーションが可能なGoogleのアプリです。スマホでもPCでも可能ですし、音質も画質もそこまで問題無いです。
機能面で言えば問題ないのですが、学生の知名度がそこまでないのがネック。
WEB面接でツールが決まっていない場合は、学生側からハングアウトを提案すると印象良いかもしれません。
専用ツール(ベルフェイス、appear.inなど)
WEB面接の回数が非常に多い企業であれば、テレビ電話専用のツールを使う企業も多いです。
他のツールと圧倒的に違うのは、それ専用のツールをインストールしなくても良いことですね。
有料版を利用している可能性が高く、安定したWEB面接になるでしょう。
学生側が用意するべきものは何もありません。
【スマホはOK?】web面接前に準備すべきこと5つ
PC?スマホ?使用媒体の確認
WEB面接は基本はPCでしたが、今ではスマホやタブレットでも十分にできてしまうため、使う媒体の確認は忘れずに。
スカイプのようなツールだけ確認して、PCかスマホの確認をせずに進行するケースが稀に起こります。
スマホの場合、以下のようなスマホ用の三脚を買いましょう。
100均などで安く購入できます。
目線がまっすぐ、上半身が映るように調節できるものにしましょう。
自分の表情を映像でチェック
特にノートパソコンのインカメの映像は、見たことが無い人も多いのではないでしょうか。
自分自身の顔映りはスマホとはまた違うので、MACなら『Photo booth』、Windowsなら『カメラ』を起動すると実際にどのように写っているのか確認できます。
服装、背景も大事
表情もですが、服装の見え方や、背景にも気をつかいましょう。
背景に洗濯物や生活感溢れるものが映りこむのは特にNGです。
角度によって、映るか、映らないかがギリギリの場合は、ノートパソコンの位置を記録するために、マジックや付箋などでテーブルの上にマーキングしておくといいですよ。
マイクの音声チェック
PCのスペックやスピーカー、ネット回線のスペックや環境によって音声は大きく変化するので、音声チェックは事前にしておいてください。
本番で音声問題が起きると、面接の内容関係なく、ネガティブなイメージを与えてしまいます‥‥。
友人などにお願いして、本番と同じ環境で簡単に通話テストを事前に行うのが確実でしょう。
URLが届いているか(いつ届くか)の確認
WEB面接では、企業指定のURLから繋いで行う形式が多くなっています。
その際のURLはメールやLINEなど普段人事の方と連絡を取っているツールを経由して送られてきます。
基本的に事前に送られてくることが多いので、3日前までには届いているか又はいつ届くのかを確認しておきましょう。
直前にURLが送られてこないことに気付くと焦って動揺してしまいます。
連絡のすれ違いで面接の時間に遅れ、人事を待たせてしまうことにもなりかねません。
ただ、直前に気付いてしまった場合はすぐに担当者に連絡しましょう。そこで選考が不利になることはありません。
早急な対応をしましょう!
使うツール内部を再確認
- 最新バージョンにアップデート
- スカイプなどのひとことの修正
- アイコンなどの修正
気をつけましょう。
WEB面接に適した場所は?
WEB面接に適した場所として主に4つが当てはまります。
- 雑音が入らない場所
- 背景が綺麗で落ち着いている場所
- 周りに迷惑がかからない場所
- 通信が安定する場所
が良いとされています。例としていくつか紹介していきます。
自宅
一番安定でお金もかかりません。可能であれば、自宅で面接をするのが望ましいです。
家族に「今から面接をするから静かにしてほしい。」と伝えておくことが大切。
注意点としては背景に映るものに気を使う必要があります。
背景がごちゃごちゃしていると、落ち着きのない印象を与えてしまうので損をしてしまう可能性があります。
特に、タンスやクローゼットから服が出ている…なんていうのはNG!始まる前に確認しましょう!
また、zoomには「バーチャル背景」という機能があります。
背景を画像に変えることが出来るので、部屋の中が見えなくて済みます。
面接では使わない方がいいという意見もあるので、利用する場合はシンプルで無地のデザインがいいでしょう。
大学内の静かな場所
大学のフリースペースや研究室ならネット環境も充実しているでしょう。
自習室などは人気の少ない場所をあらかじめ把握しておくと良いです。
さらには就活が本格化する時期に大学はだいたい休みのことが多いので、特に問題はないと思います。
コワーキングスペース
自宅に通信環境がない場合は回線が早く安定しています。場所によっては貸し出しもあるので利用してみるのも良いでしょう。
WEB面接のメリット
WEB面接の良いところをお伝えします。
最大のメリットは移動の必要がないこと
なぜWEB面接をするのか・・・?
それは、
- 移動の必要がないから
これに尽きます。
地方の就活生が東京の選考を受けやすくなった
WEB面接は地方の学生にとっては追い風ですよね。
お金が無い中、夜行バスで東京や大阪に行く必要はありません。
漫画喫茶や、シェアハウスに泊る必要もないのです。
WEB面接に通過して、対面の選考ではしっかり交通費をいただきましょう。
企業的には、地方に埋もれている優秀な学生と簡単に接触できるメリットがあるので、双方にとって美味しいお話ですよね。
WEB面接は緊張しにくい
また、対面よりは緊張しにくいのではないでしょうか。
緊張しすぎて、面接にプレッシャーを感じる方はWEB面接を行っている企業を中心に攻めるのも一つかもしれませんよ。
WEB面接のデメリット
念のためデメリットも
会わないと伝わらないものがある
会ってみないと伝わらないものが当然あります。
これは企業だけでなく、学生目線でも同じことが言えますよね。
学生が知りたい、働く職場の雰囲気が全く分からないのです。これは大きなデメリットと言えます。
WEB面接だけで内定が出ることは少ないです。
特に最終面接など、決断を迫られる重要な場面は対面が多くなっています。
通信環境が整っていないと実施できない
誰でもできる面接ではないんですよね。
PCで行う場合、カメラ付きのPCとそれなりの通信環境が必要になります。
WEB面接の直前のチェックポイント
あと数時間後にWEB面接を行うあなたがチェックすべき項目をまとめました。
【カンペNG】スマホをいじったり、パソコンいじったりしない
スマホは基本触れないと思ってください。
パソコンも基本的にバレるので注意。
カンペなんて即バレです。
もちろん、触っても良い状況であれば問題ないですが、相手にいじっているのを悟られたくない場合は、触らないのが得策です。
感情を感じ取る手段として、目を見ることが非常に多くなる面談形式ですので、カンペやスマホなど見ているとすぐばれますのでご注意を…。
スマホの音が鳴らないように
マイクの近くにスマホを置いて、通知音が面接官のスピーカーにダイレクトアタック!
みたいなことにならないように注意!
- マナーモードでもテーブルの上だと響きます。
- 機内モードでもアラームは鳴ります。
念には念を入れてくださいね。
宅急便などが来ないように
「ピンポーン」
これ注意してくださいね。
無視しようにも、何回もピンポンしてくるかも・・・
面接官「行ってきてもいいですよ!ご対応どうぞ!」
と言われて、気まずい空気の中郵便物を取りに行く…。
それ自体が悪い評価になることはないですが、面接のテンポを遮ることになるので良くはないですよね笑
もし郵便物が来る可能性がある場合は、郵送会社に連絡して時間指定などをして対処しましょう。
外見・服装のチェック
いま一度、外見のチェック!
画面越しなので、実際の面接よりもジロジロ見ることができるからこそ、外見には気をつかってくださいね。
面接でも他の形式と同様に容姿が重要とされます。寝癖はもちろんNGですし、カメラとはいえ、シャツのシワがあったりしたら目立ちます。細かいところまで意識しましょう。
実際に会うわけではありませんが、第一印象が視覚情報に左右されるというメラビアンの法則は、web面談でも変わりません。
面接に行くときと同じく男性ならワックスの量や、あまり派手になりすぎないような髪型にセットしましょう。
起動ソフト・アプリを終了しておく
空きメモリが小さいと、通話に支障がでる恐れがあります。
スマホなら起動しているアプリを消しておきましょう。
PCであれば、面接に不必要なツールを全て閉じ、ログアウトも忘れずにしておくことをオススメします。(通知防止)
まとめ
WEB面接についての知識と、準備しておくべきポイントは分かりましたか?
オンラインでのイベントに慣れ始めている今だからからこそ、改めて徹底した対策をしておけば大きなアドバンテージになります。
また、この一連の流れはWEBリテラシーの確認にもなるので、WEB関連企業の面接の場合は確実に対策しておいたほうが良いでしょう。