【例文】面接や小論文で「他人から見た自分の印象」と質問されたときの答え方
就活生の誰しもが、次のようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
「他人からの良い印象があまり無くて、『面接や小論文のお題で他人から見た自分は?』という質問が出た時の回答に困った」
「他人から印象を伝えられたことがない」
このようなお悩みを持つ方は、
この記事を読めば「他人から見た自分の印象は?」という質問に答えられるようになります。
この記事を参考にしながら、ベストな回答を一緒に考えていきましょう!
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面接や小論文の「他人から見たあなたの印象は?」という質問の回答事例
面接や小論文でのベストな回答をご紹介します。
私は友人や家族から、よく几帳面と言われます。
効率的に物を収納しておけば、次回使う時に出しやすいからです。
幼いころから学校に行く支度をしているとき、よく父親に収納の仕方が汚いからこうした方が良いと叱られてきたので、その言葉通り徹底して行ってきました。
この財布を見ていただければわかりますが、クレジットカードもお札もレシートもきちんと整理してあります。
バッグや机の引き出しも徹底しています。
こちらの手帳もご覧いただければわかりますが、きっちり整理してあります。
この徹底具合から、よく几帳面と言われています。
面接や小論文の「他人から見たあなたの印象は?」という質問への答え方
就職活動の面接で「他人から見たあなたの印象は?」への効果的な答え方として、次の3つが挙げられます。
- エピソードを語る
- 面接では良い印象と悪い印象を必ず伝える
- 仕事能力の高さが伝えられそうなワードを加える
それでは解説していきましょう。
エピソードを語る
「他人から見たあなたの印象」への回答の中にエピソードを盛り込みましょう。
エピソードを説明することで情景をイメージしやすくなるためです。
面接で他人からの印象にまつわるエピソードを語る際に、注意するポイントが4つあります。
- 登場人物
- 場所
- 登場人物からの自分の印象
- 反省&改善
この4つを意識しながら、他人からの印象にまつわるエピソードを面接官に伝えましょう。
さきほどの面接のベストな回答の例でいえば、このフレーズです。
「幼いころから学校に行く支度をしているときに、よく父親に収納の仕方が汚いからこうした方が良いと叱られてきたので、その言葉通りに徹底して行ってきました。」
この例の場合は、回答全体でエピソード形式を取るわけではなく、
印象にまつわるエピソードの一文を挿入するタイプです。
このフレーズをさきほどの4つのポイントに当てはめると、
登場人物は「父親」、
場所は「学校に行く支度をしているとき(家)」、
登場人物(父親)からの印象「収納の仕方が汚い」です。
これに加えて、「叱られた経験を活かして、反省し学習した」
という反省&改善の趣旨が込められていれば、なお面接官へのポイントが高いです。
回答全体でエピソード形式をとるならば、
「同じゼミの友人の佐藤さんとレストランで話す機会があって」
のように面接官に登場人物と場所などの情景をイメージさせるところからはじめます。
次に、実際に「こういう印象だよね」とか「ここを直した方がいい」といった印象や改善点を伝えていきます。
おさらいになりますが、ポイントは以下のようになります。
- 登場人物
- 場所
- 登場人物からの自分の印象
- 反省&改善
回答全体をエピソード形式で語ってしまっても大丈夫です。
面接では良い印象と悪い印象を必ず伝える
面接では良い印象と悪い印象は必ず伝えましょう。
良い印象ばかりに偏りすぎると、自慢話のような印象を与えてしまう可能性があります。
次の例を見てください。
「TOEIC800点を取って恩師に褒められた」
「バイトでミスをしても落ち着いて対応して、店長から冷静だと言われた」
このように、良い印象だけで回答を済ませてしまうのはもったいないです。
「最初は恩師に英語を教わっていたが、TOEICの点数はまるで伸びず、まわりの生徒に馬鹿にされた」
「前のバイトでは、ミスをしたときに過剰に焦るので、いつも落ち着けと怒られていた」
このように、比較的悪い印象を周りに与えていたという過去からスタートします。
エピソードとして考えるならば、「反省&改善」して、現在の良い印象につなげることができたという旨を伝えましょう。
次に具体的な例を紹介します。
「最初は恩師に英語を教わっていたが、TOEICの点数はまるで伸びず、まわりの生徒に馬鹿にされた」
「悔しかったので、毎日自主的に2時間居残りし恩師に特訓を頼んでTOEICに挑戦した」
「TOEIC100点を取って恩師に褒められた」
「前のバイトでは、ミスをしたときに過剰に焦るので、いつも落ち着けと怒られていた」
「家族に何が悪いと思うと聞いたら、目先のミスの対応だけを考えた方が良いよと言われた」
「バイトでミスをしても落ち着いて対応して、店長から冷静だと言われた」
面接官に良い印象だけではなく、悪い印象も述べれば、
謙虚な姿勢を見せるとともに真摯に受け止め改善しようとした意志も伝えられるポイントになります。
良い印象と悪い印象はどちらも伝えましょう。
仕事能力の高さが伝えられそうなワードを加える
仕事の能力の高さを伝えるには、回答に仕事に使われるツールを盛り込みましょう。
良い印象は、仕事ができるという意味で引き立ちます。
ベスト回答の例でいえば、主人公は「几帳面」という性格です。
「クレジットカード」「手帳」「レシート」などは、仕事上使用頻度の高いものです。
これらのがきちんと「整理」できる管理能力の高さについて、面接官にアピールできます。
これらのワードで、「几帳面」という良い印象を引き立てましょう。
面接や小論文で企業が知りたいのは、自分を客観視する能力
企業が知りたいのは、自分を客観視する能力です。
ビジネスにおいて、自分を客観視できるスキルは自分の現状を理解し、改善に向けて行動する事は重要です。
企業は組織であるために、主観で判断して、周りを見ずに自分勝手に行動し、
その結果ミスを招くといった事態は許されません。
面接官は、自分という主体ではなく、家族や友人など「周りから見られている」という客体の視点を使って、
自分を捉えることができるか否かというポイントを見ています。
つまり、自分勝手に行動してミスを起こして、そのミスを改善しようとしない人間ではないことを
アピールする必要があります。
面接で「他人から見たあなたの印象は?」という質問をされたら、
必ず周囲からの悪い評価を改善し、良い評価に得られるように努力したという旨を告げましょう。
まとめ
今回の記事では、最初に回答例を述べて、
就職活動の面接や小論文で「他人から見たあなたの印象は?」への効果的な答え方があると紹介しました。
その効果的な答え方は、次の3つが挙がります。
- エピソードを語る
- 面接では良い印象と悪い印象を必ず伝える
- 仕事能力の高さが伝えられそうなワードを加える
この3つで効果的に伝えることができるのが、次の2つのメッセージです。
「自分勝手に行動してミスを起こし、そのミスを改善しようとしない人間ではないこと」
「周囲からの悪い評価を改善し、良い評価に得られるように努力したこと」
企業に属するうえで、周りの上司、同僚、後輩から指摘された点は何らかの形で改善していく必要があります。
面接で「他人から見た自分の印象」を聞かれたら、必ず周囲からの悪い評価を改善し、
良い評価に得られるように努力したという旨を告げましょう。