内定から入社式までにやっておくべきこと
無事に内定を得たら、長く厳しい就活も終わって一安心です。
しかし、気を抜くべきではありません。内定から入社式までの間に、やっておくべきことがたくさんあるからです。
では、どのようなことが必要なのでしょうか?ここでは、意識や物の準備について、お伝えしていきます!
内定から入社式までに意識を変えて!
内定から入社式までに意識を変えるようにしましょう。
内定が出てから入社式までの期間は、入社に向けた大事な準備期間だからです。
これまでの、お金を払って学問を学んできた学生の立場から、お金をもらって仕事をする社会人になるのです。
学生と比較して社会人は、賃金が発生するか否かなどに関連して、かかる責任の重さが全く異なります。
守らなければならない規則や、社会的立場などが増えます。
例えば、寝坊は厳禁ですし、法律や法令・業界ルールや社内規則の遵守は当たり前、酔っ払って人に迷惑をかければ会社の信用問題につながります。
公共の場でマナー違反をしたり、社内の情報を他人やSNSに漏らしたりすることもあってはなりません。
これらは基本的な事項のほんの一部ですが、このように、社会人と学生は持つべき意識が大きく異なります。
そのため、社会人としての自覚を持ってスタートダッシュを切れるよう、意識改革をする必要があります。
大抵の企業は6月から10月までの間で内定を出すため、内定から入社式までは約半年間あることになります。
この貴重な半年間をどのように過ごすかで、入社後の充実度に大きな差が出ます。
物の準備
ここからは、具体的にどんなものを準備すれば良いかをお伝えしていきます。
まずは、入社式までに必要な物についてご紹介します。
服装の準備
入社式までには、服装の準備が必要です。
大抵の場合、入社式にはスーツの着用が必要です。最初ですから、基本的には手持ちのリクルートスーツで構いません。
一般的に印象の良いスーツは、無地で黒色のシンプルなタイプです。
スーツ小物も漏れなく準備しましょう。
男性であれば、
- 無地の白シャツ
- ネクタイ
- 黒色のビジネス用靴下
- 黒色のベルト
- 黒色の革靴
ネクタイは、紺やえんじの無難な色に、ストライプなどのシンプルな柄を選ぶと失敗がありません。
女性であれば、
- 無地の白色のブラウス
- 肌の色にあったストッキング
- 黒色のビジネス用パンプス
ストッキングは、破れやすいため、予備をかばんに入れておくこともお勧めします。
他に、身に着けるべきものとして、腕時計とかばんがあります。
腕時計は、ビジネスの場において時間を確認するために必要なアイテムです。
スマートフォンなどで時間を確認することは、マナー違反になることがあります。
かばんは、黒色のシンプルなビジネスバッグを用意しましょう。
素材は、ナイロンなどの丈夫なものが良いでしょう。
A4サイズの書類が入る自立可能なタイプが、使い勝手が良くお勧めです。
入社式では、必要な書類や企業から配布される資料など、思っているよりもたくさんの荷物が発生するため注意しましょう。
就活で使っていたスーツなどを入社式に着用する場合は、手入れを入念にすることをお勧めします。
就活では、様々な企業を回っているため、スーツや小物が汚れていることも多いからです。
入社式には、ピカピカの服装で臨めるよう念入りに手入れをするようにしてください。
持参物の準備
持参物の準備も忘れず行うようにしてください。
具体的には、入社時に提出が必要な書類などが挙げられます。
手続きに必要な書類は漏れがないよう、記入箇所や捺印部分なども念入りにチェックするようにしてください。
意外に忘れがちな持参物に、名刺入れや印鑑が挙げられます。
名刺は、入社してからすぐに配布されることが多いため、入社式前に準備をしておくことをお勧めします。
入社後は、手続きなどで慌ただしく、ゆっくり名刺入れを吟味する時間がありません。
お勧めのタイプは、無地で黒色のシンプルなタイプです。
ポケットが充実していて多くの枚数が入るものは使い勝手が良くお勧めです。
注意すべきは、高すぎるブランド物は選ばないことです。
新入社員が高いブランド物を身に着けていれば、上司や取引先に悪印象を与える恐れがあるからです。
しかし、職種や業界によっては、きちんとしたブランド物を持つことが好印象になる場合もあります。
その場合は、入社後しばらくして時期を見計らってから、買い替えるようにすると良いでしょう。
印鑑は、入社後の様々な手続きに必要となります。シャチハタ以外の朱肉を使うタイプの印鑑を用意しておきましょう。
内面の準備
内定から入社式までの間は、内面の準備をする機会でもあります。
自分のスキルをさらにアップする絶好のチャンスです。
ポイントは、入社後を見据えて目標設定を行い、役に立つ能力開発を行うことです。
目標の設定をせずに、やみくもに新しいスキルの習得に取り掛かることがないようにしましょう。
資格習得
内定から入社式までの期間は、約半年間とある程度の長さがあり、資格取得に向けた計画が立てやすいです。
いくつか例を挙げてご説明します。
経理職で内定をもらった場合を考えましょう。
入社後にスムーズに業務を習得することができるように、関連する知識である「簿記」の学習をすることが有用であると言えます。
目標を、日商簿記検定2級の資格取得と定めて、それに向けて勉強をすると良いでしょう。
また、事務系ソフトの操作をすることも予想されるため、パソコンの基礎知識の学習や操作方法の習得を行うのも有効です。
続いての例は、入社後に会社の海外事業に携わりたいという想いで、営業の内定を獲得した場合です。
この場合、語学力に磨きをかけることが有用であると言えます。
目標を、TOEIC900点以上などと定めて、それに向けて勉強をすると良いでしょう。
読書
資格取得以外にも、内面の準備をするお勧めの方法があります。
それは、本を読むことです。
ビジネスマナーに関する本、社会人の心構えについての本、業界についての本など、役に立つ内容の本がたくさんあります。
あまり片意地をはらずに、ゆっくり本を読むことも重要です。
社会人になれば忙しくなり、本を読む時間の確保も難しくなるからです。
そのため、内定をもらってから入社式までの期間に本を読み、知識を蓄えながら社会人になる準備を整えるのも良いでしょう。
まとめ
内定から入社式までの間は、多くの人にとっては学生である最後の期間となります。
社会人になれば、なかなかそのような長い期間を自由に過ごすことはできません。
そのため、この貴重な期間を無駄にしないよう、どんな場合でも後悔のないようにしてください。
時間を無駄にすることがないよう、目標を持って計画的に行動をすることが重要です。
この記事を参考に、内定から入社式までの過ごし方を見つめ直し、悔いのない有意義な時間を過ごしてください。