【例文有り】OBの探し方やメール・電話の方法など、OB訪問のやり方を徹底解説します。
OBOG訪問は大事って聞くからやってみようと思ったけど、
そもそもどうやってOB・OGを探すの?
アポ取りってどうしたらいいの?
何を準備したらいいの?
…と、疑問と不安でいっぱいになっているあなた。
安心してください!
この記事には
・OBの探し方
・アポイントの取り方
・事前準備の方法
といったOB訪問に必要な情報が沢山含まれています。
記事を読み終える頃には、今すぐOB訪問が始められるでしょう!!
見たい場所へジャンプ
【探し方①】OB・OGの連絡先は大学や友人から聞く
連絡先を知ることから始める際は、大学のキャリアセンター(就職支援課)に頼ると良いでしょう。
登録されている名簿から、OB・OGの連絡先を入手することができます。
他にも、親戚、友人、先輩など、使えるツテは利用して、憧れの企業のOBやOGの連絡先を手に入れましょう。
家族の知人などに頼るのもおすすめです。
もし、その企業にツテもない、訪問サービスも利用できない場合は企業の人事課に直接問い合わせます。
OB訪問のように社員と話ができるか、尋ねてみるといいでしょう。
【探し方②】OB訪問におすすめのアプリ5選
訪問先を決めるなら、『OB訪問サービス』を利用してみるのもおすすめです。
自分の希望の企業が登録していれば、サービスを経由して、その企業のOB・OGから話を聞くことができます。
サービスによっては、OBのプロフィールを確認できるサイトもあります。プロフィールを見て、「会う・会わない」を決めることができるので、OB訪問先を効率的に決められるのがメリットです。
「ビズリーチキャンパス」
「登録して損なし!」と、多くの大学生が利用しているサービスです。OBを検索する際には、学歴フィルターが利用できるので、自分と同じ大学のOBを見つけることもできます。
これまではコネクションが重要だったOB訪問。
ビズリーチキャンパスを利用すれば、キャリアセンターを通す手間もなく、よりよい出会いが期待できます。
「Matcher」
他のOB訪問サービスと比べて、ユニークなのが特徴です。
例えば
こんな感じで「◯◯してくれませんか?」と、社会人が学生へお願いごとをする点。
学生は願いを叶えるのと引き換えに、就活相談にのってもらいます。
現在、年間1万人以上が利用する人気サービスです。
学生が一方的に就活相談をするのではなく、社会人からもお願いをします。
ギブ・アンド・テイクの構造が、気軽にコミュニケーション取れる理由なのかもしれません。
「VISITS OB」
OB訪問系アプリでも最大級の社会人登録者を誇るVISITS OB。
会社単位で導入している場合が多いため、1社1人だけのOB訪問ではなく、1社に所属する複数人のOBと繋がれることが魅力!より深く企業理解できること間違いなしです!
全学年対象のため、就活の早期化の波を受けて早めに動き出そうとしている大学1.2年生は必見のOB訪問アプリです!
「yenta」
AIにより、自分が求めている情報を持っているOBと自動でマッチングをしてくれる最先端のアプリです!
また、マッチングの仕方も少し変わっています。
毎日お昼にAIよりマッチング相手をオススメされるので興味あり/なしで反応してみましょう。
するとなんと、夜の20時にマッチングが結果がわかります!
なんとも言えないドキドキ感がありますよね!
「Linkeldn」
グローバル企業に就職希望の学生必見!
Linkeldnは、日本だけでなく世界を対象としたOB訪問アプリです!
米国が開発したアプリで、気になる業種/会社名/人物名などを入れると、その方のビジネス経歴を見ることができメッセージを申請することができます!
【アポイントメントを取る方法①】電話編
OB訪問のアポイントの取り方はいくつかありますが、代表的なものの1つが電話です。
特に、大学のキャリアセンターや友人の紹介で連絡先を入手した際には有効です。
電話は緊張するし苦手…という人もいるかと思いますが、予め相手の印象を知り、また自分のイメージを伝えるには便利なツールです。
電話をかけるタイミング
会社の営業時間にかけることに加え、時間帯を選びましょう。
始業直後は朝礼があるかもしれませんし、昼休みは外へランチに出ている可能性もあります。
始業後数時間後や、午後2時頃など、比較的落ち着いている時間帯に電話をかけましょう。
土日営業している企業は、土日が最も忙しいかもしれません。できるだけ平日にかけるのがベターです。
騒々しい場所での電話はNG
OB訪問の電話をかけるなら、周囲がある程度静かな場所を選びましょう。
駅や学食など、騒々しい場所からの電話は聞き取りにくく、先方への失礼にもなります。
また、地下などの電波の悪いところだと途中で接続が切れてしまう可能性があります。
なるべく静かで、声の聞き取りやすい場所を選びましょう。
電話で話すべき4ポイントと例文
電話をかけたら、以下の順番に話をしていきましょう。
- 自分が何者なのかを名乗る
- OBの連絡先を知った経緯を述べる
- OB訪問が可能かお願いする
- スケジュールを調整する
電話をかけたら、まずは自分の名を名乗ることを忘れないようにしましょう。相手は突然電話がかかってきて、驚いているかもしれません。
不審人物に思われないためにも、きちんと名乗り、今話す時間があるかどうかもサラリと触れておくと安心です。
次に、「なぜ、OBの連絡先を知っているのか」ということも説明しましょう。自分の連絡先が流出してはいないかと、不安になるかもしれません。
大学の就職支援課や、キャリアセンターなど、きちんとした場所からでの紹介であれば、安心するはずです。
誰かに紹介された場合も、その経緯をきちんと話しましょう。
OB訪問の了承を得たら、最終的なスケジュール調整し、OB訪問の手続きは完了です。
ここで、アポイントの電話に使える導入文をご紹介します!
良かったら参考にしてみてください!!
※例文は本人が電話に出た場合のものです
お忙しいところ失礼します。私、○○大学の△△(フルネーム)と申します。□□様(フルネーム)はいらっしゃいますか?
キャリアセンターでのOB名簿に□□様のお名前を拝見したので、OB訪問をお願いしたく、お電話させて頂きました。今、お時間よろしいでしょうか?
現在、就職活動を控えており、業界研究をする中で御社に大変惹かれております。ぜひ□□様からお話を聞かせていただきたいと考えました。
お忙しいところ大変恐縮ですが、OB訪問のお時間いただくことはできますでしょうか?
もし、相手が忙しいようだったら?
社会人は仕事が沢山あるので、手が離せないということは珍しくありません。
その際は、あとでまた掛け直す旨を伝えます。
その時に都合の良い時間を聞いておくようにしましょう。
また、折り返しは失礼にあたるので避けるようにしましょう。
企業から折り返すと言われても、断るのが基本ですので注意してください。
【アポイントメントの方法②】メール編
アポイントに使われる手段としてもう一つ有名なのがメールです。
こちらはメールだけでなく、アプリ内やLINEでのやり取りにも使える部分があるので、参考にしてみてください!
メールに含むべきポイントと例文
基本的に伝える内容などは電話と変わりません。
自分のことを名乗り、相手の情報を入手した経緯を伝えたうえでOB訪問のお伺いを立てます。
メールの時に気を付けるのは
- 件名に要件と自分の名前を含むこと
- 希望の日程を定時すること
- 最後に「署名」を入れること
この3点です。
社会人は多くの人とやり取りするので、件名は要件と差出人が一目で分かるようにしましょう。
そして文の最後に「署名」として名前や電話番号、メールアドレスなどを記入し自分の情報を相手に開示しましょう。
そして、予め時間を提示してOBの方に選択権を持ってもらうことも重要です。
OBの方に時間を提示して貰った場合、自分の都合と合わないと手間をかけてしまうことになります。
負担を減らすためにも、自分から時間を伝えるようにしましょう。
ただ、候補が少ないのもNG!
3つ以上の候補日を伝えましょう。
最後に例文を紹介するので、参考にしてみてください。
件名:OB訪問のお願い(〇〇大学・名前)
本文:
株式会社 ☆☆
A部 B課
⬜︎⬜︎(フルネーム)様
突然のご連絡失礼いたします。
私、〇〇大学 ◇学部 ◆学科の名前と申します。
大学のキャリアセンターのOB名簿にて⬜︎⬜︎様のことを知り、ぜひOB訪問をさせて頂きたいと思いご連絡差し上げました。
お時間いただけるようでしたら、下記の日程でご都合の良い日はございますか?
10月19日(月)10~16時
10月20日(火)10~17時
10月22日(木)13~18時
ご都合合わないようでしたら、再度提示させて頂きます。
お忙しい中恐縮ですが、何卒よろしくお願い致します。
――――――――――――
△△(氏名)
〇〇大学◇学部◆学科
Tel:000-0000-0000
Mail: ******@***.*
――――――――――――
注意点:送る前に最終チェック
メールを書き終わったらすぐ送信!でなく、必ず最終チェックを行ってください。
注意するのは以下の3点です。
- 言葉遣い
- 誤字脱字
- 送信する時間帯
正しい日本語や敬語が使えていないと、それだけで印象が良くないので送信前に声に出して読むようにしましょう。
不安な場合はインターネットで調べれば出てくるので、確認しましょう。
そして、メールは電話より時間が気にならなくなりがちですが、電話と同じく土日は避け、夜中に送るのも止めましょう。
営業時間を調べてその時間内に、更には定時ギリギリも避けるとよりいいです。
OB訪問前に質問事項をまとめる
無事にアポが取れたら、後は当日を迎えるのみ。
ただし受け身になって当日を待つのではなく、有意義な時間を過ごせるよう、質問事項などのリストを用意して臨むのがベストです。
当日の質問では、そこで得られる企業HPや会社案内の情報以外の「生の声」を聞き出せるようにしましょう。
どのような質問事項がいいのか、ここではそのサンプルをご紹介します。
企業を知るための質問
せっかく企業で働く社員に直接話しを聞ける場です。
配属先や異動はどう決まるのか、人事システムについて聞いておきましょう。
毎年部署が変わる場合や、異動希望が通らない場合など、その企業によって特色があるはずです。
後々の働きやすさを知るためにも、配属部署や異動について尋ねておくのは大切なことです。
また、率直に「どんな人が向いている会社なのか」と、尋ねてみるのもいいでしょう。
自分の個性や長所と照らし合わせて自分に合った会社か考える1つの目安になります。
他にも、そのOB・OGが、何を目標に頑張っているのか、やりがいに感じているのかなど個人のことを尋ねてみるのもいいでしょう。
個人を知ることからも会社の特徴が見えてくるかもしれません。
就職活動についての質問
OB・OGを、就職活動の先輩として頼るのもいいでしょう。就職活動の面接では、どんな自己PRをしたのか、この企業を選んだ志望動機などを尋ねてみましょう。
履歴書やESの添削を依頼するのもオススメです。
OB・OGの方も就活をしていた時に履歴書やESを出しています。
客観的な意見を聞ければ、より訴求力のある履歴書になるでしょう。
「どんな履歴書にすれば入社に近づけるか、アドバイスをください」と、尋ねてみるのも面白いかもしれません。
会社の魅力なども、実際に働いてみないとわからないものです。
「この会社は◯◯が魅力だと思います」と、憶測で話しても説得力はないでしょう。
でも、「OBの方が、◯◯が魅力だと言っていました」と、話せば、それは裏付けのある情報になります。
自分の就職志望動機を手厚いものにするためにも、OB・OGに働く魅力を聞いておくといいでしょう。
更に詳しい質問例文やNG質問が知りたい人はコチラの記事をご覧ください!
OB訪問後のお礼メールのマナー
OB訪問をした後は、「当日中に」お礼メールを送るようにしましょう。
OB訪問から選考へのパスをもらう可能性は十分にあります。
OBの社員さんがあなたを選考へ送り出す際に、人事の社員さんへ「あの子はマナーがすごくよかった」と太鼓判を押してもらうことができれば、選考に有利になること間違いなしです。
まとめ
OB訪問は、採用に近づくとても有利な活動です。
社会人の方と関わることができ、仕事について、企業について詳しく知ることの出来ます。
自分をアピールできるチャンスにもなりえるので、自己PRになどが苦手な方にもおすすめの活動です。
何度かOB訪問するつもりなら、まず最初に、若手の社員を訪問するようにします。そして段々と、中間管理職の方など地位の高い人にもオファーしてみてください。
毎回若手社員に聞くのもいいですが、管理職だからこそ提供できる情報もあるはずです。
また、OBとの約束を取り付けた後の際にも注意をしましょう。
質問内容など話す内容をあらかじめ決めておくと、時間を無駄にせず、スムーズになるでしょう。
OB訪問を上手に利用して自分の納得のいく就活ができるようにしましょう。