女性が重視すべき福利厚生とは? 注目したい12の福利厚生。
福利厚生って、どんなイメージがありますか?
「保養所が使える」
「優待割引が適用される」
などのイメージもあるかもしれません。
でも実は、女性にとって働きやすくなる福利厚生もあるのです。
この記事では、どんな福利厚生が女性の働きやすさにつながるのかについて解説をして、さらには具体的な福利厚生をリストにして説明していきます。
ライフステージの変化によって「働けなくなってしまった……」と、悩む前に、福利厚生について詳しく知っておきましょう。
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女性が重視すべき!出産・子育てにまつわる制度をチェック
男女平等の世になったとはいえ、まだまだ女性が育児を担当する家庭は少なくありません。出産は女性しかできないこと。ライフステージの変化が仕事に影響を及ぼしてしまいます。
子供を産んでも働きたいという女性は、子育てにまつわる福利厚生が充実している企業を選んだほうが、将来的に安心です。
いざ、働きたいというときにも、スムーズに復職できます。
ここでは、実際どんな制度があるのか、福利厚生でも代表的なものや注目したい制度を見ていきましょう。
福利厚生の前に「産前・産後休業」「育児休業」を知っておこう
具体的に福利厚生をチェックする前に、産休や育休に関する法律・制度について復習しておきましょう。
産休や育休は、そもそもは労働基準法などの法律で決められている休日です。
産前・産後休業、いわゆる産休は、出産予定日の6週間前から申請すれば休暇を取得することができます。
また、産後は8週間働くことはできません。
産後6週間が過ぎ、医師が認めた場合のみ、特別に就業することができます。
一方、育児休業、いわゆる育休は、申請しなければ取得できない休暇制度です。
子供の1歳の誕生日前日まで休むことができます。
育休は、場合によっては、最長子が2歳の前日を迎えるまで延長が可能です。
産休・育休中は、これまで受け取っていた賃金の一部も給付してもらうことができます。また、社会保険料の免除など、経済面での負担減もしてもらうことができます。
配偶者の産休を認める制度
育休は男性も取得できますが、産休の取得はもちろん男性はできません。
そのため、配偶者の男性には産休が適応されません。
しかし、なかには男性にも有給で産休を支給する企業も。
女性にとっては、心強いパートナーに付き添ってもらえれば、女性は安心して出産ができそうますね!
育児短時間勤務制度
3歳に満たない子を養育する労働者は、法律によって短時間勤務の対象になります。
ただ、法律で認められている時短勤務は、1日5時間45分〜6時間と一律に決められています。
自由に労働時間を決めることはできず、減った分の労働時間の賃金保証はありません。
そこで企業によっては、独自の育児短時間勤務を整備していることがあります。
法律では3歳に満たない子と規定されていますが、小学生になるまで認めていたり、3時間、4時間など、労働時間を労働者が設定できたりするなど、独自の制度で働きやすい職場づくりを行っています。
子供の看護休暇
子供の看護休暇も、法律で定められている子育てに関する休暇制度です。正社員だけでなく、契約社員やパートタイマーでも適応されます。
子供が風邪をひいたり、怪我をしたり、乳幼児健診や通院でもこの看護休暇は利用できます。
適応されるのは、子供の年齢が6歳になる誕生日を含む年度末までとされています。
取得可能な日数は年間で5日間。対象の子供が2人以上で10日間です。ちなみに、賃金の保障は定められていません。
子連れ出勤制度
この制度は、とある企業が独自で設けた制度です。
この子連れ出勤制度は、託児所などに預けられない人でも利用できる制度で、会社まで子連れで出勤し職場では専属ベビーシッターがお世話をしてくれるというもの。
「子供と長い時間を過ごしたい」
「バリバリ仕事がしたい」
というどちらの思いも叶える制度で、安心して働けます。
企業によっては、夏休み等の長期休みだけ託児スペースを設けるなど、子育て世代が働きやすい制度を整備する企業は増えています。
託児所・保育所併設
子育て世代が多い企業を中心に、託児スペースを併設する企業は多いです。
託児所や保育所が職場内にあることで、わざわざ別の園へ送迎する負担がありません。急病になった際にも、すぐにお迎えに行けるのは安心です。
子育て支援金を支給
CROOZ株式会社では、子供の誕生日に30万円を支給する制度があります。
満4歳を迎えるまで計120万円を受け取られるということで、お金のかかる子育て世代にとってはありがたい制度。
出産しても働き続けたいという思いを応援してもらえます。
女性の働きやすさが増す!? 人生が充実する福利厚生も
さて、子育ての制度に限らず、女性が嬉しくなるようなありがたい福利厚生はたくさんあります。
ここでは、少しユニークなものから使い勝手のいいものまで、知っておきたい楽しい福利厚生について知りましょう。
リフレッシュ休暇
設ける企業も多くなってきたリフレッシュ休暇は、いつでも、どんな理由でも自由に取得できる休暇です。
有給取得をためらう人が多い日本社会。リフレッシュ休暇は有給であることが多く、企業の9割以上が休暇中の給与を支払います。
有給は取得しづらくても、リフレッシュ休暇なら安心して取得できるという人も多いのではないでしょうか。
子育てや仕事に疲れ、一息つきたいと思ったら、リフレッシュ休暇を申請するのもいいかもしれません。
女性だけの特別休暇
企業によっては、女性だけの特別休暇を設けています。女性特有の理由でお休みを取得したいときに利用する制度です。
実際に利用している人は、「妊活中で」「婚活のために」など、理由はさまざま。
デートへ行ったり、生理休暇代わりに利用したり、自由に活用できます。
おしゃれ手当
女性は働く中でおしゃれもしなければいけません。
ある企業は、毎月5,000円〜1万円のおしゃれ手当を支給。
ネイルサロンや美容院へ行くのに使ったり、化粧品や洋服を買うのに使ったりするなど、身の回りのことにお金がかかる女性にとっては、とてもありがたい福利厚生です。
制度が運用されているかどうかも重視すべき点
たくさんの福利厚生を挙げてきましたが、中には、福利厚生として掲げられているだけで、利用した社員が一人もいないというケースがあります。
せっかくの制度も、社員が利用していなければ意味がありません。
また、社員が利用していないのには、申請しにくいなど、何らかの企業内の風土が影響しています。就活の際には、制度が設置されているだけでなく、どれくらいの割合で利用されているかも確認しましょう。
最低限の福利厚生はもちろん、プラスαの福利厚生で生活が充実
就活の際には、最低限の制度と、プラスαの制度のどちらも整っていることが理想といえます。
例えば、産休や育休などの福利厚生は、法律でも定められている制度です。
対象になれば誰でも利用でき、法定制度などで利用もしやすいのが利点です。
一方で、おしゃれ手当、リフレッシュ休暇などは、生活に絶対に必要な制度ではありません。
しかし、女性にとってはこのような制度があることで、生活が楽しく、人生が充実します。
最低限の福利厚生があることはもちろんですが、プラスαの福利厚生も充実していることは、働く女性にとっては重視すべき点です。