【内定ブルーで鬱っぽい…】 内定ブルーのパターンと鬱にならないためのパターン別解決方法
就活生の皆さんお疲れ様です。
そろそろ就活も終え、10月の頭には内定式を控えている方も多いのではないでしょうか?
第一希望の会社に内定を貰い今から働くのが楽しみでしょうがない、という方もいらっしゃれば、
本当にこの会社でいいのだろうか、自分に合っているのだろうか、と悩んでいる方もいらっしゃると思います。
内定先と自分との相性が分からなくなり、最終的に自分のやりたいことは何なのか、やりたいことが見えなくて辛い、と鬱になる程悩んでしまう場合も。
こういった悩みを抱えることは実は珍しくなく、「内定ブルー」と呼ばれているのです。
そこで今回は内定ブルーの症状をパターン別にわけ、対処法を紹介していきたいと思います!
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内定ブルーとは
まず内定ブルーについてきちんと定義しておくと以下の通りになります。
内定ブルーとは…
ーー就職活動で企業から内定を得た学生が、内定受諾したものの
本当にその会社に就職してよいのか、その会社で活躍できるのかと、
不安に思い、気分が沈む状態を指す言葉です。
結婚前の花嫁の、漠然とした不安感を指す「マリッジブルー」に
なぞらえて、内定ブルーと呼ばれています。ーー
つまり、決断したものの内定先に対する不安が膨らみすぎた状態を内定ブルーと言うわけですね。
内定ブルーに陥る人の割合
実際に内定ブルーに陥る人の割合をマイナビが調査しています。
内定承諾をした後に、「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがある学生の割合
(引用 マイナビ 『2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査7月の活動状況』を発表)
これは2018〜2020年卒の学生を調査したデータですが、平均して約半分近くもの学生が内定承諾をした後に内定先企業に対して不安を覚えています。
よって内定先に対し不安を覚えるのは決して1人だけではありません。
内定先に不安を覚えてもあまり気負いすぎることなく、内定ブルーに陥りやすいパターンや、パターンによってどのように不安を解消していけばいいかを見ていきましょう!
内定ブルーのパターン
ここではよく見られる2つのパターンに分けて内定ブルーについて見ていきたいと思います。
パターン①社会人になることに不安を抱いている場合
第一志望の会社に内定を貰った、または自身が志望している業界の会社に就職が決まっているにも関わらず、
何となく社会人になるのが不安だな、と考えている場合。
【原因】環境が変わることへの不安、社会人になることへの不安
小学校、中学校、高校に大学と、今までずっと学生として生きてきたため、いきなり社会人になり働くというのは想像してみてもとても緊張しストレスのかかることだと思います。
更に、世の中に蔓延している「会社で働くことに対するイメージ」はあまり芳しいものではありません。
満員電車に揺られながら朝早くに出勤、夜遅くまでサービス残業、飲み会では上司の顔色を伺ってお酌をする…。
例え内定先の企業が自分にとってやりたいことができる会社だったとしても、
社会人に対する偏ったイメージや思い込み
は、内定ブルーを招くことに繋がります。
パターン②自己分析不足により不安を抱いている場合
何となく就活をして何となく終えてしまったため、自分は本当にこの企業に向いているのか分からない、今更だけど内定先に対し不安を覚えてしまっている、と考えている場合。
【原因】自己分析不足による不安
就活は楽しいばかりではなく辛いことも多くあります。
選考に進んだ際はとても嬉しく喜ぶこともありますが、進んだ先の選考で落ちてしまい自分自身を否定されたような気持ちになってしまったり、今までの頑張りが全て無駄になってしまったかのような気持ちを覚えることもあります。
自分を否定されたような気持ちになるのもうんざりだし媚を売る面接も蹴落とし合いのようなグループディスカッションももう懲り懲りだ、早く就活を辞めてしまいたい、こんな辛い気持ちはもう嫌だ…。
このような気持ちを一心に自身の興味関心から業界や会社を選ぶのではなく、何となくで就活をしてしまった結果、
内定先に対し
「本当にこの会社で合っているのかな…」「自分はこの会社で活躍できるのだろうか?」
などの気持ちを抱くことがあります。
更に上記に加えて、勤務地が希望通りにならなかった場合は全く知らない土地で働くかもしれないというような不安や、
よくよく調べてみれば希望していた年収よりも低かったなど、様々な要因が重なり内定ブルーを招くこともあります。
【解決方法】①社会人になることに不安を抱いている場合
環境の変化に対するストレスをもっと追求すると、恐怖心があるのだと思います。
知らない環境や今までと違うライフスタイル、また学生とは違い1つ1つの行動に社会人としての責任が生じると思います。
よって恐怖心を克服するためには行動することが大事な鍵です。
人は未知のものに対して恐怖を覚えやすいです。
社会人がどのような生活を送っているのか、どのような姿勢を持って仕事に取り組んでいるのかを知るために、
内定先のOBOG訪問や内定者懇親会、社員懇親会に参加してみることをお勧めします!
また、内定者インターンを実施している場合はそちらに参加してみるのも一つの手段です。
後者に挙げた内定者インターンに参加すると
- 会社の雰囲気を知ることができる
-
入社前に配属先とは違う部署の仕事をすることができる
-
社内に知り合いが増え、入社後仕事に取り組みやすくなる
など、恐怖心を克服する契機になると共に様々なメリットを得られることができます。
【解決方法】②自己分析不足による不安を抱いている場合
解決策は3つです。
①勇気を出して内定先の人に相談してみる
不安は正直に内定先の人に相談してみましょう。
面接を担当してくれた人事の方や、懇親会などで親しくなった社員の方に
自身の気持ちを伝えてみることで不安が解消されることがあります。
社員の方の中にも、入社当時は内定先に対しあまり満足していなかったけれど働いてみたらとてもやりがいを感じる仕事に関われた、という方がいらっしゃるかもしれません。
少し勇気のいることですが、正直に胸の内を話してみることをお勧めします。
②会社のことをよく知る
【解決方法】①社会人になることに不安を抱いている場合 で述べたことと少し重複してしまいますが、
会社のことをよく知ることが大事です。
内定者懇親会に参加するもよし、内定者インターンに取り組むもよし…。
自身が内定を貰った会社はどのような人たちが集まっていて、どのような仕事をしているのか
を、きちんと知ることが重要です。
その上で会社に対し違和感を感じたり、これは自身のやりたいことではない、向いていることではない、と感じた場合は自己分析を見直しましょう。
内定先に違和感を感じるなんてどうしたらいいんだ、と思うかもしれませんが、
違和感を感じることはチャンスでもあります。
その違和感によって
自身はどのような環境や仕事なら向いているのだろう、やりたいことは何なのだろう、
と考える機会が生まれるからです。
会社のことをよく知り、自分はどのような人間なのかを考え直し行動していくことが重要です。
③思い切って内定辞退をする
不安を抱きながら4月を迎えるのも中々辛いことです。
やりたいことが決まらない、自分は何をしたいのかが分からなくて辛い、という気持ちを抱いたまま就職することが耐えられない場合は、
思い切って内定辞退をしてしまうのも一つの手だと思います。
それでは辛い就活時代に逆戻りじゃないか、と思うかもしれませんが、一度就活を休むことも1つの手です。
内定辞退をした後、就活を休む以外にも他の会社を見てみるというパターンもあります。
内定辞退をした会社のこういった点に違和感を感じていたけれど、
この会社なら違和感を感じるような点がないから大丈夫そうだ!
というような会社を見つけることが出来るかもしれません。
また、悩んでいる方にとって、就職は絶対にしなくてはいけないもの、就職できないだなんて世間の笑われ者だ、
などのような認識があるかもしれませんが、実際そうではありません。
就職は絶対しなければいけないものではないし、就職できないことによって世間の笑われ者になるわけではありません。
就職しなくてもアルバイトで生きていけますし、世間の笑われ者という認識はあなたの思い込みによるものです。
いやそうは言ってもやっぱり親に申し訳ない…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ここで一つ考えたいのですが、
ご両親はあなたが就活で追い詰められ、心が苦しくなっている状態を続けてまで就職をして欲しい
と願っているのでしょうか?
もしあなたがご両親からの就活へのプレッシャーで悩んでいる場合は、
一度ご両親に自身の気持ちを伝えてみるなど相談してみることをお勧めします。
きっとあなたがあなたらしく生きてくれることを願っていると思います。
なのでもし、就活をやめる、就活を休むことに対して自身以外の要因で迷っている場合は思い切って内定辞退をし、新たな道を探すことも必要だと思います。
また、内定辞退に関する詳細の記事はこちらです。
内定辞退をする際の連絡方法や断り方を紹介しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は内定ブルーの原因やパターン別対処法をご紹介致しました。
恐怖心や不安を解消するためには行動するしかありません。
行動するにも怖い気持ちが伴いますが、
怖い気持ちや不安は新しいことを挑戦するときに必ず伴う感情です。
行動を起こそうとしている自分に自信を持って内定ブルーを克服しましょう!