これだけ準備しておけばOK!面接で聞かれる「留学経験」のよくある質問4選
グローバル化が進むビジネス世界において、どの企業でも「事業の世界展開」は重要なテーマの1つです。
そのため、新しく採用する若い人材には、社の世界展開に大きく貢献するような能力が求められます。
そこで、面接において聞かれる「留学経験」について、準備しておきたいことを4つの質問とともにご説明します。
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留学経験の話について、面接までに準備しておきたいこと
留学経験の話をする際は、どの質問においても共通して準備しておきたいことがあります。
これからご紹介する注意事項に沿って、話を組み立てるようにしましょう。
1)どんな質問が来るか想定する
面接官は、留学経験があると知ればさまざまな質問を投げかけて、その学生の経験の密度を測ります。
したがって、面接で留学経験の話題が出た時は、しばらくその会話が続くことが想定されます。
準備する話題が少なければ、会話が続いた時に苦しくなってしまいます。
複数の質問を想定してその答え方を準備しておくことで、本番で自信をもって話せるようになるでしょう。
2)情景の想像が容易にできるよう、具体的な経験を選ぶ
面接官の中には、留学をしたことがない方もいます。
留学を経験したことがない相手に対して、どこかで聞いたことのあるような汎用的なストーリーを聞かせたところで、自分らしい留学経験をアピールすることはできません。
また、ひとくちに留学といってもさまざまな形態があります。
現地の学部生に混じって通常の講義を受けたのか、留学生だけで構成される語学コースをとったのか、学外の活動に参加したのか、分かりやすいようにきちんと前置きをする必要もあります。
海外留学では、普段の大学生活とは違った特異な経験をするものです。
どんな人が聞いても、臨場感を持って理解できるような具体的な経験を選ぶようにしましょう。
3)自己PRか志望動機に結びつく結論を用意する
普段の大学生活と異なる経験をして、特別な何かを得たはずです。
留学における気付きや成長を、自己PRや志望動機に結び付けるよう話しましょう。
留学経験を話す学生は、あなたの他にもたくさんいます。
面接官は、様々な学生の留学経験の話題を幾度となく聞いています。
そのため、話すストーリーが他の学生の話すものと同じようなものになってしまうこともあります。
そんな時でも差をつけられるよう、自分なりの解釈をアピールするようにしましょう。
「留学経験」面接でのよくある質問
ここからは、「留学経験」を面接で聞かれるときの、よくある質問をご紹介します。
質問1:留学した理由と目的
◆留学した理由と目的を尋ねる理由
なぜ留学したか、留学して何を学び、どう成長したかったか、などの留学する前の心境について尋ねる質問です。
なぜこのような質問を投げかけるのでしょうか?
それは、普段の大学生活をあえて中断し、遠く離れた地へ行くことは、見方を変えれば、本業である分野の学業がおろそかになりかねないからです。
だから面接官は、学生が、リスクを伴った留学を決意した理由を知りたいと思います。
そこに確固たる目的があるならば、より説得力のある話になるでしょう。
◆理想的な答え方
どんな形態の留学でも、「ただなんとなく」や「普段と違うことをしてみたかったから」などの「思い付き」と思われるような動機をいわないようにしましょう。
また、なぜ海外旅行ではないのかという理由も付け加えましょう。
留学でなければならない理由が必要です。
以下に、それぞれの形態ごとの主な答え方をご紹介します。
大学の長期休暇を利用し、短期の海外留学を経験した場合は「本業である分野の学問に対する、多様な見方を養うため」「時間がない中、短期間で集中的に語学力を上げて、TOEICのスコアをアップさせるため」「現地の人と交友関係を築いて、常に視野を広く持ったグローバルな人材になるため」などがあります。
短い期間の中で何を習得したかったのか、実現可能で説得力のある理由を主張するようにしましょう。
所属大学の講義受講を犠牲にし、長期の海外留学を経験した場合は、「本業である分野の学問に、どうしても語学力が必要なため」「将来、海外で仕事をしたいのでその経験を積むため」「現地の学生と交友関係を築いて、より現地の人の生活を知るため」などがあります。
なぜ日本の大学生活を中断して、海外留学へ行ったのか、そうしなければ経験できないようなエピソードを交えて説明しましょう。
質問2:留学中に直面した困難の対処方法、挫折経験の克服方法
◆留学中に直面した困難の対処方法、挫折経験の克服方法を尋ねる理由
留学中に直面した困難の対処方法、挫折経験の克服方法を尋ねる質問です。
留学中は何かしら困難にぶつかるものです。
面接官としては、留学ならではの困難な経験と、それを乗り越えた方法、どのように成長したのかを知りたいと思います。
◆理想的な答え方
国内とは異なり、言葉や文化の壁がある中、直面した困難は、並大抵の努力では乗り越えることができません。
自分1人の力だけではなく、周りの力も借りて、なんとか克服したというようにアピールしましょう。
その時、周りを巻き込む力をどのように発揮したのかを強調してアピールしてもよいでしょう。
質問3:留学で何を学んだか
◆留学で何を学んだかを尋ねる理由
留学で何を学んだかを尋ねる質問です。
語学だけではない、留学ならではの学びが何かあるはずです。
面接官としては、学生が語学以外にも何か学び取ったのかを知りたいと思っています。
◆理想的な答え方
語学だけでなく、精神的な成長や性格の変化、海外の文化交流など総合的に答えるようにしましょう。
特に、日本とは違う生活に触れることで感化された経験や、他の人との衝突で気付かされたことなど、海外留学ならではの経験を具体的に添えるようにしましょう。
質問4:留学経験が今、どう生かされているか、どう生かすか
◆留学経験が今、どう生かされているか、どう生かすかを尋ねる理由
留学を終えて国内に戻ってきた後、どのような変化があったかを尋ねる質問です。
特別な理由や目的を持って経験した留学ですが、帰国した後にそれが存分に生かされているかが知りたいのです。
留学を経験したら大きな変化があることは、大前提とみられることが多いので、この質問に対する答え方は非常に重要です。
返答を、志望動機につなげることができれば、面接官の高評価を得られるでしょう。
◆理想的な答え方
「本業の学問に関する原書を読めるようになったことで、理解がより深くなった」 「現地で築いた交友関係が続いていて、友人とSNSでやり取りをしたり日本へ招待したりしている」 「現地の人の考え方の違いが分かったので、将来業務に生かしたい」
現在も進行中で、将来に渡っても活用していきたいという熱意を伝えましょう。
留学経験を上手にアピールする
ここまで、留学経験を話すうえで準備しておきたいことを、4つの質問と共にご紹介しました。
就活において、留学経験があることはメリット以外の何物でもありません
せっかく貴重な経験をしているのですから、自分だけの特別な話題を面接官にアピールできるよう、しっかり準備しておきましょう。
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