ガクチカでも使える!面接で部活・サークルについて質問された時の魅力的な答え方
皆さんは高校・大学で部活やサークルに入っていますか?
「面接で部活やサークルについて聞かれたらなんて答えればいいんだろう・・・」
「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)が思いつかない・・・」
面接では所属していた部活・サークルについて質問されることは珍しくありません。
合格の秘訣は大学や企業に部活・サークルでの経験をアピールする方法を知り、魅力的に伝えることです。
また、ESや履歴書を書く際に、多くの人に馴染みがあるという理由から、部活・サークルの話を書くか頭をよぎる人もいるでしょう。
しかし、部活・サークルの話題は多くの人が取り上げており、印象に残らないというデメリットがあるので、注意が必要です。
「面接でどう答えたらいいの?」
「部活・サークルの話題以外にガクチカなんてないよ・・・」
と不安に思うあなたに朗報です!
この記事では、面接で他の学生と差をつける部活・サークル活動のアピール方法を説明していきます!
ガクチカの見つけ方は下の記事も参考にしてみてください。
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大学・企業が面接であなたの部活・サークル活動について聞く理由
部活・サークルのアピール方法を説明する前に、どうして大学や企業はあなたが所属していた部活・サークルについて聞くのかをお伝えします!
質問の意図が分かると、格段に答え方が変わり、面接に自信を持って臨めるようになりますよ。
部員・チームの人間関係や考え方から適性を判断したい
部活やサークルに入っていると、誰しもそのコミュニティーのカラーに染まっていきます。
その人がどのようなコミュニティーに所属していたか知ることで、その人の人となりを知ることができます。
面接者は部活やサークルでの立場や取り組んだことなどから、あなたがどのような人なのか汲み取ろうとします。
例えば、
野球などのチームスポーツ系の部活に入っていた人には
「協調性を持って行動できるだろう」
「入社後もチーム重視で仕事をしてくれるかもしれない」
ボランティア系サークルに所属していた人には
「問題意識が高く、行動力があるのだろう」
「相手の気持ちに寄り添って物事を考えられるのではないか」
と思うわけです。
長期間の努力経験・過程から伸びしろを知りたい
努力を積んだ経験から、何を学び、どう成長したかを知ることが出来ます。
部活・サークルで学んだことを今後どのように活かすかを伝えましょう。
大学や企業は成長が見込める人を求めています。
先に述べた2点をうまくアピールすることができると大学や企業はあなたに成長が期待できると感じます。
困難や課題に対する姿勢から粘り強さを知りたい
部活・サークル活動を行う上で、自分の能力向上に向けた課題であったり、人間関係でのストレスなどの問題が生まれます。
生じた問題に対して考えたこと、原因、取り組みを伝えましょう。
大学や企業はあなたが困難や課題に直面した時にどのように考えて行動するかを知ることで、あなたに忍耐力やストレス耐性があるかどうかを判断しています。
忍耐力であったりストレス耐性があることは、継続して勤めてくれるかを判断する材料になります。
結果的には解決することが出来なかったとしても、課題に対する取り組みを伝えることが大切です。
他の学生と差をつけるアピールの仕方
大学や企業側にも部活やサークル活動に熱を注いだ経験のある人も多く、部活・サークルと聞いただけで、自身の青春時代を思い浮かべる人もいるでしょう。
先述したようにガクチカとしても、部活・サークルの話題は共感や理解がされやすいので、多くの学生が取り上げています。
そのため、部活・サークルの話題は、他の学生と話がまったくかぶってしまうこともあり、オリジナリティに欠ける可能性も……「あれは…どの学生の話だったっけ?」と、面接官の記憶には残りづらい恐れもあります。
具体的に、どのように話を進めていけば他の学生と差をつけることが出来るのか、回答例を用いて説明していきます。
【大学入試・就活用】比較しやすい数字を使って説明する
数字は記憶に残りやすく、面接官へのアピールになります。例えば、
「全国大会で優勝しました」
「全国2,000校が出場する大会で優勝しました」
この2つを比べると、明らかに2,000校と数字を出している方が、「すごいことだ」という実感が湧きます。
全国優勝と言っても、全国のライバルは10校しかないかもしれません。10校の頂点と、2,000校の頂点なら、明らかに後者のほうが功績は偉大に感じられます。
【大学入試・就活用】自分の強みをアピールできるエピソードを話す
経験をもとに自分の強みをアピールするために、部活やサークルでのエピソードを活用します。
例えば、どのようなことにも忍耐強く取り組むことができるのが、あなたの強みだったとしましょう。あなたの忍耐強さが伝わるように、エピソードを話すのです。
運動部に所属していれば、厳しい合宿に耐え抜いたエビソードなどは、とてもいい題材です。
その結果、地区大会で優勝できたなど、結果がついてくればなお、あなたの強みも魅力的に見えるでしょう。
「陸上競技部では、毎年200チームが出場する大会に出場し、
優勝するという目標を立て、努力しておりました。
毎日2時間ランニングをすることで体力づくりをするなど、
目標に向かって行動しておりました。
この経験を生かして、今後も目標を持ち、
達成のためにどうしたら良いかを考えながら行動したいと思っております。」
「私は陸上競技部に所属し、〇〇の種目を専門に活動していました。
その活動を通じて諦めない精神を学びました。
大学一年生の夏に靭帯を損傷し、約一年間走ることのできない辛い期間を過ごしました。
ですが、走れない期間も諦めずに地道にトレーニングを積んだことで、
大学三年生の全日本選手権で入賞するという目標を叶えることができました。
周りの選手より圧倒的に不利な状態から努力を積み、
トップになることができたこの経験は、悪い状況でも諦めないという私の強みになりました。
この私の強みを御社での営業に生かしたいと思います。」
他にも、円滑にコミュニケーションが取れることがあなたの強みなら、揉め事が多かったチームメイトをまとめ上げたエピソードなどもいいかもしれません。
ここで注意したいのが、相手にとってその強みが魅力的であることも重要なポイントです。
例えば「誰とでもすぐ友達になれる」ことがあなたの強みでも、その強みが今後何に活かせるのかは説明できなければいけません。強みは、学校生活・ビジネスにおいての強みに対応して考えることが大切です。
【就活用】「仕事に活かしたい」など、経験をビジネスに置き換えて話す
経験をビジネスに置き換えて話すのも、おすすめのアピール方法です。
例えば学園祭では、部活やサークルごとに露店を出すことがあります。その露店の運営に夢中になった学生がいたとしましょう。その学生は、売上を上げるためにあらゆることに取り組みます。
その中で、経費を見直したり、提供するメニューの内容を変えたり、学園祭当日は客の呼び込みにも積極的になりました。
このようなエピソードは、珍しいものではありません。新鮮味のない話題ですが「私はこの経験を仕事にも活かし、業界でNo.1をほこる企業へと成長させたいです」と、伝えました。
確かに、経費削減にもシビアに取り組むことができ、営業もできるとしたら企業側にとっては魅力的な人間です。
また、イベントの企画・運営など、マーケティング活動をした経験もアピールポイントになります。
打ち込んだ内容自体は平凡なものでも「仕事にどう活かしたいか」を述べることができれば、とても説得力のある回答になります。
「私は学生時代に学生イベントの企画・運営を行いました。
イベントを成功させるために、一番苦戦したことはイベントの集客です。
多くの人が興味を持って参加してくれるために、現在のイベントのトレンドを意識し、SNSを利用して告知を行いました。
また、集客状況を数値で管理し、目に見える形にしたことで改善点を明確にすることができました。
その結果、昨年の集客人数よりも20%アップし、イベントを成功させることができました。
私はこの経験を御社で活かしたいと考えます。」
もし、自分の経験が平凡だと思うのなら、志望する企業でその経験がどう活かせるのかを考えてみましょう。
魅力的に伝える方法
アピールをするときには、以下の2つの観点も持っておくと、効果的にアピールできるでしょう。
結果が出ている場合、成果を伝える
努力が実った、優勝、成功などの自慢できる結果があるなら、その成果を中心にアピールしていきましょう。
その成果を挙げられた理由付けとして、プロセスなども示すと効果的です。自分がどのように貢献したのか、この経験をどう活かしたいかも具体的に話しましょう。
十分な結果が出ていない場合、過程と反省を伝える
優勝などの結果もでず、成果を挙げられないケースは少なくありません。
その場合はプロセスを分析し、なぜ、この結果になってしまったのか、どうすれば次は成功できるのか、反省とともに話してみてください。失敗は成功の素というように、完全にネガティブな経験とは言い切れません。
その失敗材料をどう活かしたいのかの姿勢で勝負しましょう。
面接側が辛かった経験、失敗談を聞きたい場合もあります。
成果を上げられなかったと思う人は、この記事を参考にしてみてください。
まとめ
➀ 大学や企業は入っていた部活・サークルから、あなたの性格や人柄を判断している!
➁ 努力を積んだ経験から、学んだことを今後どう活かすかを伝えよう!
➂ 具体的な体験談を織り交ぜてPRしよう!
➃ 魅力的に伝える方法を身に着けよう!
この4点を意識して面接に臨みましょう。
面接に苦手意識を持っている人も多いと思います。
しかし、事前に面接官が何を知りたくてその質問をしているのかが理解できていれば、
自ずと返す答えも決まってくるはずです。
面接では部活・サークルで培った経験から、あなたが何を学び、今後どのように活かしていくのかを具体的に伝えると強く印象に残ります。
自分を魅力的にアピールする方法を見つけて、自信をもって面接に臨みましょう。