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内定式で失敗しないために。挨拶、自己紹介で緊張しないために準備しておくこと

内定式で失敗しないために。挨拶、自己紹介で緊張しないために準備しておくこと
AI就活サポたくん

内定式とは、学生の内定承諾意志の最終確認の場であると共に、新しい仲間を歓迎するお祭りのようなものです。
形態は様々ですが、企業にとっては一大イベントであることには間違いありません。
ただ、内定者にとっては、同じように就活を頑張ってきた同期と初めて顔を合わせる舞台になることが多く、非常に緊張することが想像できます。
ならば、緊張しないように、失敗しないように、予め準備しておくことが大事です。

なんとなくという気持ちで内定式に参加するよりも、ある程度準備して臨んだ方が充実した内定式になること間違いありません。
この記事では、自己紹介で意識すべきポイントと共に、内定式でありがちな失敗例をお伝えします。
後悔のない内定式にしましょう。

 

内定式の一連の流れ

内定式で行うことはおおまかに決まっています。

 

内定証書の授与

内定式では、ほぼ確実に内定証書の授与が行われます。
採用数が多い企業であれば卒業証書のようなイメージです。
受け取り方も同様ですが、一言「ありがとうございます」と言った方が好印象になります。

 

社長、役員からの賛辞の言葉

会社役員からの賛辞の言葉としてスピーチが行われます。
傾聴の姿勢をもって、真剣に聴いてください。
スピーチの中で印象に残った言葉を自分のスピーチに含めることが、一つのテクニックになります。

「社長がおっしゃっていた〇〇という言葉を忘れないように、これから精進していきたいと思います」

 

自己紹介、簡易スピーチ

内定者1人ひとりに、言葉を求められる場合があります。
自分という存在を多くの人に伝えられるチャンスなので、しっかりと準備しておきましょう。

 

入社に伴う書類手続き

企業によっては、内定式の段階で入社に関する書類の手続きを行う企業もあります。

 

自己紹介、スピーチで意識しておく3つのこと

自己紹介で緊張するというのは、準備不足が主な原因です。
簡単な3つのポイントを事前に意識しておくことで、多少、緊張を抑えられます。

 

簡潔な自己紹介を。目安は1分

名前、大学、学部、出身地など簡単な内容で構いません。
自己紹介は大学1年生の時に経験している方も多いと思うので、イメージはつきやすいでしょう。
自分のアイデンティティになりうる趣味や特技などがあれば、覚えてもらうためにもアピールしておきましょう。

 

決意表明で締める

簡単な自己紹介を終えたら、会社に入社した理由や、入社後の意気込みなどを表明し、「よろしくお願いいたします」で締めます。
今まで面接でアピールしてきた内容で問題ありません。

 

聞き手の顔を見ながら話す

スピーチは暗記したものを思い出して読むものではありません。
発表ではなく、伝えることを意識して話す必要があります。
記憶したものを思い出すことに精一杯だと目線が上を向いてしまい、気持ちは相手に伝わらない上に、変に緊張してしまいます。
相手が大多数であれ、相手の顔を見ながら話すのは鉄則です。
聞き手の顔、表情を目で楽しみながら、話すことを心掛けてください。

 

内定式でありがちな5つの失敗

①社長の話で寝てしまう

「緊張のあまり前日は全く寝れず、内定式の社長の話で睡魔が襲ってきた・・・」

校長先生の話で寝てしまうのとは、訳が違います

校長先生の話で寝てしまうのとは、訳が違います。
社会人とはお金をもらう立場であり、仮に社長に嫌われてしまうと、今後の待遇に影響が出てくる可能性もあるので、絶対に寝ないようにしましょう。
損するのはあなただけです。
自分のためにも睡魔対策はしっかりとりましょう。

 

②服装、髪型で浮いてしまう

服装は確実にスーツで参加しましょう。
仕事着が私服の会社であっても、内定式はスーツが基本です。
スーツは就活の時に使っていたものでOKです。
たとえ内定者が1名のような小規模のものであっても内定式は「式」です。

冠婚葬祭と同じような扱いなので、必ず正装で参加してください。
また、髪型、髪色にも注意が必要です。
就活が終わり、社会人になるまでの残りの期間、髪色を派手にしている大学生も多いですが、せめて内定式当日だけでも黒染めしておきましょう
女性なら多少茶色くても大丈夫、といった風潮がありますが、不安な方は黒くしておけば間違いありません。

③遅刻してしまう

最もしてはいけない失敗が遅刻です。

寝坊してしまったり、日にちや時間を間違えたり、開催場所を間違えたり、乗るべき電車を間違えたりと理由はさまざまです。
しかし、上記のようなミスは社会人である以上、まず許されません。
遅刻しないために、事前シミュレーションは必ず行いましょう。

起床時間、準備時間、出発の時刻などを事前に決めます
電車で行く時は、駅の到着時間などを明確にしておきます。
初めて使う路線であれば、一度実際に行ってみるのも良いでしょう。
迷ってしまう可能性も考慮して準備することが大切です。

 

④忘れ物をしてしまう

当日に印鑑や書類などが必要な場合があるので、前日に準備物のチェックリストを作成しておきましょう。
特に印鑑は忘れる方が多いです。
ただ、シャチハタでもOKの場合は途中で購入できることもあります。

 

内定者同士での交流ができない

多くの企業が内定式とセットで、簡単な研修や内定者懇親会などの内定者同士の交流機会が設けています。
ここでの第一印象が今後の社会人生活に大きな影響を与えます。
笑顔、元気さ、声の大きさを意識しながら、良い印象を与えられるように心掛けましょう。
「こんな基本的なこと、できて当然だよ」と思われるかもしれませんが、実際できていない人が非常に多く、言い方を変えれば、この3項目さえしっかりと押さえていれば、それだけで合格です。
面接で自分をアピールしてきた時のように、同じ内定者の方にもアピールしてみてください。

同期とは学校の同級生よりも密接な関係を築くことになります。
これからの社会人生活において、嬉しいこと、楽しいことだけでなく、苦しいことや悔しいことなどを共有できる一生の仲間がそこにいるかもしれません。
少し無理をしてでも、積極的に話しかけ自分の存在を伝えてください。
ここでしっかりとコミュニケーションをしておくことで、入社後の人間関係に大きな差が生まれます。

まとめ

  • 内定式は内定証書の授与、社長や役員からの賛辞、スピーチ、書類手続き、内定者懇親会が基本的な一連の流れ
  • 服装、髪型、睡眠管理、時間管理、場所の把握、忘れ物の6項目の事前チェック
  • 内定者との交流に積極的に取り組む

以上が、内定式前に理解しておくべきポイントになります。
忘れてはならないのが、内定式は試験ではなく式典であり、おめでたい場であるということです。
お祭りのようなものなので楽しみましょう。

多くの企業が内定式を行う10月、ちょうど学生から社会人へと考え方が変わってくるタイミングです。
入社したその時から、景色は変わり、新しい組織、新しい仲間、新しい先輩と環境は大きく変わるでしょう。
この変化に疲れを感じ、ストレスフルな日々を過ごすことになるかもしれません。
ただ、そんな時こそ、「時間に余裕をもち、準備をしっかりと行う」ことを意識して、自分の生活やメンタルをコントロールしましょう。
これは社会人として、非常に重要なスキルです。
内定式は、その最初のトレーニングともいえるでしょう。

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