【就活生注目】今日から始められる、グループディスカッション対策
企業が新卒採用で学生を選考する取り組みのひとつとして、
グループディスカッション(グルディス、GSと略すことがあります)を開くことがあります。
就活においては、グループディスカッションがうまくいくことで採用が近づくこともあります。
逆に失敗すると、「就活がうまくいかない」と自信を喪失することになりかねません。
とは言っても就活の準備として「グループディスカッションに対策って必要なの?」という方のために、
今から取り組めるグループディスカッション対策をご紹介します。
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話す力より「聞く力」が試される
本当の意味で、グループディスカッションの対応力を持っている学生は、「聞く力」も十分に身につけているものです。
逆に言うと、聞く力を身につけていないと、力が発揮できないということになります。
グループディスカッションはゴールを意識して参加する
グループディスカッションでは、あるお題(テーマ)が振られグループのみんなで協力しながら、
一つの答えや解決策などを導き出すことがあります。
あるテーマに対する解決策や、意見などを求められる場合はグループディスカッションのゴールを念頭において、自分の果たすべき役割が何かを考えることが必要になります。
まずはみんなの意見を集めることから始まる
そこで、今日からできる対策としてお薦めなのが、友達と集まったときに聞き役に回ってみることです。
最近忙しくて、友達と会う暇がないという人は、カフェやファミレスなど大勢の人が集まっているお店などに行き隣の席の会話に聞き耳を立ててみましょう。
カフェやファミレスで隣の席の会話を聞く場合、できれば3人以上でビジネスパーソンが何かのテーマについて話し込んでいるテーブルのそばがベストです。
二人組みの主婦や女子高校生などが暇つぶしで話している会話を聞いても、グループディスカッションの状況とは人数も会話の内容もかけ離れすぎていて、トレーニングになりません。
自分に発言の番が回ってきた時のための準備
グループディスカッションでは、司会役や成果の発表役をやると、企業の採用担当者に注目されるのも事実です。
ただ、自分に司会役などが回ってくるとは限りません。その場合、自分の意見を求められる場面も出てきます。
他の人のアイディアを覚えておく訓練をしておく
グループディスカッションでは、何らかの結論や解決策を求められることが多いと、先に説明しました。
例えば「地球温暖化対策として、明日から取り組めること」というテーマが出た場合、具体的な取り組みをまとめて発表できないと、そのグループの評価が下がりかねません。
このため、意見はなるべくたくさん集めておいた方が良いのです。
グループディスカッションで自分に意見を振られて、とっさに考えが浮かばない場合、「前に他の人がしゃべっていた内容に自分の考えを少し付け加える」だけでもいいのです。そのためにも、相手の話を聞く訓練をしておくと、発言を求められた時にも役立ちます。
話し上手はグループディスカッションで有利にはならない
グループディスカッションでは話し上手が評価されるのでしょうか。案外そうでもありません。
人事担当者は、実は話のうまい下手よりも、話している内容を見極めている場合もあります。
自由討論で嘘は厳禁
学生にとって陥りやすい罠が自由討論です。「エピソードは事実を語る」のが鉄則です。
作り話をして周りの盛り上げているような場面に出くわした人事担当者は「一発で嘘を見抜く」覚悟しておいた方が良いでしょう。
発声やスピーチの練習は必要?
グループディスカッションで少しでも良い評価を得るために、発声練習やスピーチの訓練は必要でしょうか。
テレビやラジオのアナウンサーを目指している就活生ではない限り、グループディスカッションのためにわざわざ、話す訓練をする必要はありません。
ただ、発言時は
- はっきり、ゆっくり、周りに聞こえる程度の大きさで話す
- 丁寧に話す
- 相手に自分の考えがわかってもらえるように話す
ことは必要です。
さらに、語られている中身に加えて、話が具体的か、ボキャブラリー(語彙)が豊富かといったところは、面接でも評価されるポイントになります。
自分の得意な役回りを考えておく
部活やサークル、ゼミ活動であなたはどんな役職についていたでしょうか?
・キャプテンやゼミ長などのリーダー
・主務や会計係などの裏方
・渉外担当といった外部との調整役
何かしらの役割を任されてきたはずです。
部活やゼミでの役割をグループディスカッションにあてはめてみると
・議論をリードする司会役はキャプテン
・タイムキーパーの役割は主務に近い
と言えます。
学生生活で裏方しかやってこなかった人が、グループディスカッションでいきなり司会をやろうとしてもハードルが高いものです。
また、マネージャーをやっていた人は、人のケアや手助けをたくさん経験しています。
マネージャー経験者は、グルディスで自分の意見がうまく言えず口ごもっていた人がいたら
「○○さんが言いたいのは、こういうコトですよね」
と、助け船を出すことができます。
もし、その様子を採用担当者が見ていれば、評価は上がるでしょう。
グループディスカッションでは、チームの目標達成ためにあなたなりの役割を果たすことが必要なのです。
まとめ
グループディスカッション前日にできること
グループディスカッション前日から、コンディションを整えておくことは最低条件です。 間違っても深酒は厳禁です。
さらに、寝る前にテレビのニュースを観ることも効果的です。
翌日のグループディスカッションで、ニュース番組で取り上げていた話題が、テーマになる可能性もあるからです。
最後に
グループディスカッションでは目立とうとして、周りが見えなくなることは禁物です。
グループディスカッションで成果を出すためには、日頃から仲間と協力するだけでなく、大学のゼミや部活、サークルなど学生同士が集まる機会を利用することです。
具体的には、周りの学生の話をよく聞いたうえで、自分が話す番が回ってきたらグループディスカッションを意識して話したり、他の人の意見を補足したりしてみましょう。