【給料相場は?】就活の費用は有給インターンシップで稼ごう!給料の高いインターン企業の特徴とその狙い
- 「インターン、説明会に参加するにはバイトの出勤を減らさなければいけない…」
- 「交通費でお金がかかる…」
何かとお金に困る就活生。
そんな学生にお伝えしたいのが……
「バイトとインターンを同時にやったらいいんじゃない?」
実はインターンシップには給料が出るものがあります。
この記事では給料が出るインターンの真実と企業の狙いについて解説します。
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そもそもインターンで給料出ないのって法律的にどうなの?
中には「無料インターンって法律違反じゃないの?」と疑問を感じている方もいるみたいなので、先にお伝えしますが無給のインターンは問題ありません。
ただ、無給のインターンの趣旨は「学び」「体験」である必要があり、現場で実際に働く業務経験のインターンに関しては無給だと問題かもしれません。
- 学び……研修、業界研究、企業紹介、就活スキルアップ、グループワークなど
- 体験……職場見学、数時間の実務体験など
また、給料が少しでも発生すれば労働契約を結んでいるはずです。労働基準法が適応されるため、賃金があまりにも安すぎる場合などは企業に問題ありです。都市ごとの最低賃金ラインを確認しましょう。
給料が出るインターンと給料が出ないインターンの違い
90%以上のインターンシップは給料が出ない
最初にお伝えしますが、そもそもほとんどのインターンシップが無給であり、9割以上を占めます。
代表的な就活サイト「リクナビ」の掲載しているインターシップの企業数を見ると、タイミングにもよりますが報酬があるインターンは5%前後であり、95%は給料が出ないものです。
ただ、有給のインターンはナビに載せていないこともあるので、本気で探すなら、ナビ以外でも探すべきです。
ともあれ、給料が高いインターンを探す以前に、有給インターン自体が珍しいことを念頭に入れておきましょう。
※無給ですが交通費だけ出るケースは数多く掲載されています。
有給インターンでは業務をリアルに経験できることが多い
お金が発生するインターン…その内容は業務経験であることがほとんど。
「体験」ではなく、「経験」であることがポイントです。
- 業務体験…知識、学びが目的
- 業務経験…スキルアップ、働き方の参考
体験と経験は全く違うことが分かりますでしょうか。
有給インターンは、そのほとんどが「経験」に属します。
今後、就活での自己PRにも使えます。
有給インターンは長期が多い
社員と同じように業務をこなすので、1日、2日で終わることはほとんどありません。
※イベント関連の業務の場合は1日もよくある
大手企業による2,3日のプロジェクト形式インターンには有給のものもありますが、業務経験インターンであれば短くても1週間、長いものはエンドレスです。
入社まで、そのままインターンとして働くケースも多いです。
✅参考記事
無給インターンはグループワーク・会社説明会であることが多い
無給インターンという表現に少し違和感がありますが、通常のインターンはグループワークや会社説明会などの1日で終わるもの、もしくは2,3日で完結するプロジェクト形式のものが多いです。
企業は説明会と同列と考えるため「無給が当たり前」という感覚になるんでしょうね。
これらの短期インターンシップは「業界や会社について知る」ことが目的であり、上記で説明した「学び」に当たるものです。
有給インターンでブラック社畜経験をしないために
「インターンと称して、就活生を薄給で働かせるブラック企業が蔓延っている」
こんな話聞いたことありませんか?
上記のインターンはいわゆる「社畜体験」みたいなもので、絶対に参加するべきではありません。
- ブラック企業…インターン生で利益を上げる
- 一般企業…利益よりも教育・採用を第一優先する
上記がブラックかどうかを見分けるポイントで、つまりは「教育者」がいるかどうかです。
厳しい仕事だとしても、つきっきりで教えてくれる上司がいれば、その人件費だけで企業的にはマイナスになるので、利益を出すのが第一目的ではないと考えられますよね。
一人での飛び込み営業や、朝から晩まで単純労働といったインターンとして相応しくない業務には「社員がインターン生に向き合っていない」という特徴があります。
✅参考記事
有給インターンを実施する企業は採用予算に余裕がある
企業視点のお話になりますが、有給インターンシップは想像以上にお金がかかるものです。
- インターン募集の広告費
- インターン生選考の社員人件費
- 業務研修・教育社員の人件費
- インターン生の人件費
その他にも、会社備品、光熱費、交通費などの細かい費用など。
採用予算が少ない会社は、まずやりません。
そもそも、インターンシップは3年生の時期に行うので、実際に採用するまでに1年以上の間が空きます。つまり、採用に繋がりにくいんですよね。
これらのデメリットがあるにも関わらず、有給インターンを行う企業は「採用予算が大きい」、つまり、「教育に力を入れている企業」と考えて良いでしょう。
メリットに関しては、後述します。
インターンシップでどれだけ給料を稼げる?
「で、インターンで稼ぐならどいれくらい稼げるの?」
学生にとっては、一番気になるポイントではないでしょうか。
その給料が業界や規模、内容によって様々ですが、大手IT企業や外資系企業であれば、日給5,000円~15,000円が相場です。
時給換算だと1000円~2000円程度。
普通のアルバイトでもらえる給料と同じ水準、もしくは少しだけ高いイメージでしょうか。
地域にもよりますが、学びながら稼ぐという意味では、悪くない額だと思います。
内定承諾後であれば今まで就活に使っていた時間をインターンに充てれば、週3-5で働くことも可能であり、普通のアルバイトよりかは大きく稼げるのではないでしょうか。
入社後のことも考えると、積極的に参加したほうがよさそうです。
高時給のインターンはインセンティブを狙え
インターンで時給3000円以上となると、相当給料が高い業界・業種のインターンか「専門性」が求められるものが多いです。
正直に言ってしまうと、かなり難易度が高いです。
それでもインターンでガッツリ稼ぎたい場合は、「成果報酬型(インセンティブ)」のインターンをオススメします。
今までは一時間いくら…といった金額体型でしたが、成果報酬型の場合、何かを達成して初めて給与が支払われます。
内容にもよりますが、高いものだと一発で10万円が支払わるケースも…。
自信がある人は成果報酬型のものを探すと良いかと思います。
「そんなの…絶対無理だよ…」
と思いますよね?(笑)
そんな方は時給と成果報酬がを選ぶのあるものを選ぶのも良し。
時給1000円+成果報酬(1件1000円)のようなケースです。
簡単な作業系のものもありますので、気を張る必要もありません。
インターンで給料を出す企業の狙い
企業はなぜ、多大な人件費と給料1を負担してまで有給でインターンを行うのでしょうか。
企業目線での狙い・目的をお伝えします。
実際に働くことで、そのまま採用に繋げる
なんといっても、一番の目的は「採用に繋げるため」です。この目的なしに、ほとんどの企業はインターンシップなど開きません。
また、選考という意味でも非常に役に立ちます。
面接で、優秀な人材かどうかはを100%判断するのは不可能ですが、実際の働き方を見られるインターンであれば、非常に精度の高い評価判断が可能。
インターンで内定獲得、そして、そのまま入社する学生は年々増加しており、就活解禁後に就活を全くしない学生もチラホラ。
早い段階で内定承諾を確保できるのも、企業にとってはとても助かります。
このような選考・採用のためには「有給」かつ「業務経験」がどうしても必要になるのです。
母集団の獲得
「できるだけ多くのレベルが高い学生と会いたい」
多くの採用担当が考えており、そのためにはインターンに応募する学生の数をとことん増やさなければいけません。
その一つの手として、有給インターンにすることがあります。
給料が発生するインターンは当然、人が集まりますからね。
入社後に即戦力になってもらうため
ほぼ入社が確定している学生であれば、教育・研修としてインターンを行うことがあります。
参加自由なケースが多いですが、参加する人としない人で、入社後に大きな差が生まれるのでできるだけ参加することを推奨。
「早いうちに教育できる」「早いうちに成長できる」
企業にとっても学生にとってもメリット尽くしです。
給料を支払らわれるインターンは企業側がお金を払う価値があるものなので、とりあえず参加推奨。
まとめ
- ほとんどのインターンは無給である
- 無給は「学び」、「体験」
- 有給は「経験」、「スキルアップ」
- 有給は長期間になりやすい
- 有給インターン実施企業は採用・教育に力を入れている
- 積極的に参加しスタートダッシュを切るべき
有給インターンは、応募のハードルが高く、時間的にも拘束され、求められるレベルも高いが、それ相応のリターンがあります。
- 内定に一気に近づく
- 本物のスキルを得ることができる
- 給料が稼げる
- 仲間ができる
夏インターンの時期に有給インターンに何社も参加しているような学生で、就活に困っている学生は見たことがありません。
挑戦できる限られた時期なので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
✅インターンシップの情報まとめ