【面接対策】就活生が絶対に知っておくべき集団面接の「流れ」と「合格率がグッと上がる4つのポイント」
面接といえば一対一のイメージがありますが、複数の就活生を同時に選考する「集団面接」なるものもあります。
就活生の数は2名~5名ほどでしょうか。人数は企業の採用スタイルによります。
- 応募する学生が多い
- 面接官が少ない
- 書類選考で不合格を出さない
これらの条件が揃うと、就活生の人数も多くなります。
主に一次面接に採用されることが多く、終盤に集団面接が行われることはほぼありません。
簡単な説明をしたところで質問ですが、あなたは「集団面接」にどのような印象を持っていますか?
- 自己PRを全て言えないかも…
- 凄い就活生と同席したくないな…
- 自分のペースで話せるかな…
などの不安はありませんか?
そういった方は是非この記事を読んで楽になってください。
この記事を読むと以下のことが分かります。
- 集団面接の基本的な5つの流れ
- 5つの流れで意識しておくべきポイント
- 集団面接合格に近づく4つの心構え
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集団面接の流れを理解し心に余裕をもて
集団面接の全体図を理解して、心に余裕を持ちましょう。
基本的な質問しかされないので、対策は簡単です。
1.自己紹介では自己PRせずにシンプルに
「自己紹介が長くなる」
就活のNGあるあるですね笑
1分! 1分でまとめてください。
よく自己PRまでしっかり話す人がいるのですが、シンプルに紹介だけにとどめてください。
必ず自己PRするタイミングがありますし、無かったら最後の逆質問でアピールすれば良し。
2.壮大な志望動機は必要なし
なんというか、みんな、志望動機の意識高すぎです笑 経験もないのに、無理して壮大な志望動機を作らないでください。
- 人々の生活を豊かにしたい
- 日本の経済発展に貢献したい
- インターネットの世界を変えたい
- 人々を笑顔にしたい
こういった志望動機は正直ハードルが高いです。
それに伴った経験と「実現できるかも」と思う具体的な構想が必要になります。
それを持たない人が壮大な志望動機を語っても、抽象的すぎてあなたのカラーが全く見えてきません。
現実的で身近なきっかけを考えましょう。そっちのほうが信用を得やすいです。
3.自己PRは期待感を与える
志望動機と順番が前後するかもしれませんが、ほぼ100%聞かれる質問だと思います。
集団面接の自己PRのコツは「期待感を与えられるか」です。
集団面接は時間が限られているので、一人から十分に話を引き出せません。
面接の時間にもよりますが、エピソードを具体的に話しすぎて長時間話すくらいなら、あえて不完全なままで終わらせて「もっと詳しく聞きたい!」と思わせる戦略もあります。
次の選考でしっかり話すことになるでしょう。
4.ESを内容を深堀
エントリーシートを提出している場合は、そこから1つくらいは質問があるでしょう。
面接官は「せっかくES提出してもらってるし、何か質問しないとな…」と思っています笑
どの部分を掘り起こされても、最速で具体的に話せるように準備しておいてくださいね。
この「最速」が意外と大事です。 テンポが遅いと「このエピソード盛りに盛ってるのでは?」と考えられる恐れあり。
ESが無い場合は、ナビサイトに記入している自己PRや履歴書から掘り起こされるかも。
5.逆質問は最低3つは用意すべし。面接中からも掘り起こすこと
集団面接で逆質問が無いってありえないですよ。
だって序盤の面接ですよね。まだまだ知らないことだらけのはずです。
最低でも3つくらいは準備しておきましょう。
「あれ?さっきその話しなかったっけ?」てな感じで面接中に質問内容の答えが出てきて解決してしまうこともありえるので。
当然ですが、他の学生が話している内容にも耳を傾ける必要があります。
面接官に「その話さっき、○○さん(別の就活生)にしましたよ」と言われたら困るでしょ?
反対に、
「先ほど、他の方とのお話で○○の話題がでましたが…」
という形で内容について深堀りすると、落ち着いて話を聞いている印象と、聞きたいことをしっかり用意している印象を与えられるのでオススメ。
押さえておくべき集団面接の4つの心構え
集団面接の前日、当日の朝、面接直前の3回見返してください。
ちょっとした心構えですが、緊張を緩和することもできますよ。
他の就活生より好印象に。面接は笑顔・清潔感が命
一対一の面接に比べると、当然、話す時間が短くなるので、「印象」はより重要な要素になります。
- 笑顔
- 清潔
- 目線を合わせる
この3つは最低限意識してください。
スーツだけでなく、靴やネクタイの汚れもかなり目立つのでしっかりお手入れしておきましょう。
スーツのクリーニングはコンビニで800円、靴も2900円ほどの激安のものでOK、ネクタイは100均で十分です。
汚れている高品質なものよりも、キレイなプチプラ商品のほうが印象が良いことを覚えておいてください。
質問内容を忘れない
集団面接は質問内容を忘れるケースが非常に多いです。
面接官「志望動機は何ですか?それではAさん、Bさん、Cさん、Dさんの順にお答えください」
といった流れだと、DさんはA、B、Cさんの回答を聞いているうちに質問内容を忘れてしまうことも。
こんな簡単な質問忘れるわけないだろ…と思う方もいるかもしれませんが、緊張しているとすっぽ抜けることがよくあるのです。
自己紹介・自己PR・志望動機、この3つが混ざるので注意してください。
他の就活生の言葉は気にしない
集団面接って結構苦手な人が多いのですが、その一番の要因はその場に他の就活生がいることでしょう。
- 「1人目の学歴高すぎる…」
- 「部長経験、留学経験、イベント運営、ボランティア活動…皆レベル高すぎる…」
と尻込みしてしまうことも。
「他の就活生よりも良く見せなきゃ!」
という虚栄心が働くので、盛りエピソードが多発しやすく、どうしても敵対心が生まれてしまいます。
ただ…正直、意識するだけ無駄ですよ…。就活生はすごいことを言う必要は全くありません。落ち着いて自分だけの言葉で、あなた自身の話を淡々と語ればいいのです。
例えば、志望動機が他の人と被っても、内容を変える必要はないです。志望動機にパクる、パクられるという概念はありませんからね。
長々と話さず時間を意識して端的に
「他の人に時間を取られたくない!」
という意識からか、自分の番になった途端に、ながーーーい自己PRをかましてくる学生がいます。
正直、迷惑です。他の就活生への配慮が欠けるという印象になり、ネガティブな自己PRになるかも。
時間は有限ということを理解して、周りの人にも気をつかってくださいね。
ライバルの発言に影響されてるのはNGですが、人として当たり前の気配りは重要であることを忘れずに。
2分以内でインパクトを与えられるトークを準備しましょう。
まとめ
集団面接の質問内容は
- 自己紹介
- 志望動機
- 自己PR
- 書類内容に関係した質問
だいたい、これくらいで完結します。
※2人の集団面接で、その1人が欠席すると実質、個別面接になるケースもあるので注意
ー集団面接のポイントー
- 集団面接は人気企業に多い
- 自己紹介はシンプルに
- 志望動機はあなたらしく。壮大にする必要なし
- 自己PRは具体的に伝えられないので、期待感を与えることに徹する
- ES・履歴書などのデータから、話を掘り起こすことが多い
- 逆質問は必ず用意。面接の中にもヒントがある
ー集団面接前のマインドセットー
- 清潔感・笑顔が一番大事
- 質問内容を忘れるな
- 他の就活生の言葉に惑わされない
- 時間配分に気をつかう
上記のポイントは知っているだけでは意味がありません。そもそも笑顔・清潔感が大事なことなんて誰でもわかっていると思います。
しかし、実際の面接でこれらの基本ができていない就活生が本当に多いのです。
直前に読み返すことで、「知っている」ではなく「強く意識し続ける」に変わります。意識は行動を変え、結果的に合格に近づくことになるでしょう。