【隠れ優良企業の探し方】就活の裏道教えます
就活において、企業選びは重要なポイントの1つです。
なぜなら、就職後の充実度を大きく左右する項目であるからです。
ここでは、就職後に後悔しないような、隠れ優良企業の探し方について、
特徴や情報収集の手がかりの観点からお伝えしていきます。
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優良企業(ホワイト企業)の定義とは?
優良企業とはそもそもどのようなものなのでしょうか?
一般的には、長期的に安定した経営が可能であるような企業のことを指します。
例えば、確かな技術力に裏付けされた老舗企業などが挙げられます。
優良企業は、福利厚生などの働く環境にも恵まれていることが多くなっています。
優良企業に就職することは、長く安定した暮らしができるだけでなく、働きやすい環境で心身ともに健康でいられる可能性も高いのです。
とはいえ、個人によって向き不向きがあります。
就活ではまず、自分が希望する優良企業の定義を考えた方が良いでしょう。
- どの仕事内容ならいいのか
- 経営者との距離が近い、社員さんの仲がいいなどの環境
- 福利厚生
など自分にとっての優良企業を考えましょう。
そのためには、企業の情報収集はもちろんのこと、自己分析を徹底的に行うことが重要です。
一般論ではなく、自分の適性を参考に、企業選びを進めていきましょう。
隠れ優良企業の特徴
隠れ優良企業はどのような観点で探すべきでしょうか?
以下に、隠れ優良企業の特徴について3つご紹介します。
健全な企業経営
1つ目は、健全な企業経営であることです。
損益計算書や貸借対照表をはじめとする財務諸表に目を通しましょう。
難しく感じる場合は、会社四季報を閲覧するのも良いでしょう。
社会四季報とは、企業の決算書です。これは、株主や従業員などの会社に関わっている人に向けて、企業が定期的に自らの経営状況を報告する目的で作成している資料です。会社によりますが、必要な情報が図表や写真を用いて分かりやすくまとめられています。
IR資料では、財務状況などの数字面だけでなく、事業展開などの数字以外の面からも状況を確認することができます。
また、過去から現在までの変遷、現在から未来へのビジョンについても知ることができます。
一度就職して何十年もの長い間同じ企業で働くことを考えれば、企業の将来性を分析することは重要であると言えます。
現在調子が良くても、将来先細っていくビジネスのみを展開している企業は要注意です。
財務省表で主に借金と利益に着目せよ
借金については、借入金が多すぎないか、何に使われているかを確認するようにしましょう。
自己資本比率の高さに着目することもお勧めです。利益を積極的に投資に回している場合や、事業拡大のために借入金を増やしている場合は、将来的に事業効率が良いと判断されることもあります。
借入をあまりせず、利益をため込んでいる場合は、堅実な経営をしていると言えるかもしれません。自分の適性と希望に合った風土の会社を選ぶようにしましょう。
利益については、毎期着実に売り上げを伸ばしているかを確認してください。
年ごとに極端に売り上げが変動している場合は、景気に左右されやすいビジネスであるかもしれません。また、粗利率に着目することもお勧めです。粗利率の高さは、ビジネスの強固さであると言えます。
一定水準以上の年収
2つ目会社四季報の「平均年収」欄を参考にすると良いでしょう。
社員に一定以上の報酬を支払う会社は、優良であると言えるからです。人材は、会社の最も大事な資本であると言っても過言ではありません。社員を大切にする会社は、長く続く可能性が高いのです。
充実した労働条件
3つ目は、充実した労働環境であることです。会社のホームページなどで、福利厚生の制度について調べると良いでしょう。
企業によって、様々な福利厚生制度を整備しています。例えば、住宅手当などの住居に関するもの、保養所などのレジャーに関するもの、英会話学校通学補助などの自己研鑽に関するものなどが挙げられます。自分が大切にしている事柄と照らし合わせて、より希望にマッチした企業を探すようにしてください。
隠れホワイト企業を見分ける手がかり
隠れ優良企業を探す手がかりには、どのようなものがあるのでしょうか?
以下に、3つの観点からご説明していきます。
知名度が全てではない
1つ目は、知名度が全てではないことです。誰もが耳にしたことのある有名企業でも、優良企業とは言えないかもしれません。重要なのは、自分に合った就職先を見つけ出すことだからです。そのため、知名度に惑わされ、知っている名前の企業だけに応募することは避けなければなりません。
就活では、できるだけ視野を広げて、今まで聞いたことのなかった企業についても積極的に調べるようにしてください。内容を精査することで、意外なところから自分に合った企業が見つかるかもしれません。
離職率をチェック
2つ目は、離職率をチェックすることです。会社四季報などを活用して情報を収集しましょう。離職率が高い会社は、辞めていく社員の数が多いため、働きにくいのかもしれません。もしくは、あまり将来性のない会社である可能性もあります。
これに関連して、社員の平均年齢をチェックすることもお勧めします。平均年齢が若い会社は活気があり若手の意見も採用されやすいかもしれません。しかし、年齢を重ねると辞めてしまう社員が多いということが予想されます。
このように、社員の定着率を確認することは、優良企業を探すうえで重要な観点の1つです。人材を大切にする会社は、働きやすく安定性がある可能性が高いからです。しかし、他の見方ができる場合もあります。それは、スキルアップを成し遂げて、早々に転職や起業をする人が多いという見方です。このようなベンチャー気質な企業も中には存在するのです。
離職率をチェックする際は、自分の適性や希望と照らし合わせて考えることが重要です。将来、転職や独立を考えている人は、早くから仕事で中心的な役割が担える、ベンチャー気質な会社を選ぶようにしましょう。
自分が興味のない業界をチェック
3つ目は、自分の興味のない業界や、マイナーな業界をチェックしてみることです。
マイナーな業界には隠れ優良企業が多い傾向があります。そのため、業界を絞りすぎずに探すことも大切です。希望の業界以外にも、少しでも気になることがあれば、検索してみてください。
業界が違っても、同じ職種の就職が可能な場合も少なくありません。その場合、会社の風土や職種の仕事内容が自分に合っていると判断できれば、志望先の1つに加えても良いでしょう。思っているよりも、納得のいく働き方ができるかもしれません。
まとめ
ここまで、隠れ優良企業の探し方についてお伝えしてきました。隠れ優良企業にはそれぞれに特徴があり、情報の手がかりになるポイントもいくつか存在します。
是非この記事を参考に、気になる企業について調べ、自分だけの隠れ優良企業を見つけてみてください。