【企画職・営業職でもOK】理系就活生におすすめの企業の選び方
理系就活生には、どのような企業が向いているのでしょうか?
研究中の専門分野に関する職に就きたいという学生は多いです。
しかし、理系学生には他にも就職先の選択肢があることは知っていますか?
ここでは、理系就活生の就職先について、業界や職種の観点からご紹介していきます。
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理系だから文系企業は向いていないはウソ!
理系学生の主な就職先としてよく挙げられるのが、研究職や技術職です。
学んできた研究や技術をそのまま企業で活かすことができるため、人気があります。
働く姿をイメージしやすく、やりがいを感じやすいとも言えます。
自分のやりたいことを研究している場合は、働きながら好きなことができるため、うってつけの就職先であると言えるでしょう。
しかし、理系学生にはそれ以外にも選択肢があります。
理系学生には、研究職・技術職といた専門職だけではなく、マーケティングなど文系企業内で知識を生かせる幅広い職種への可能性があるのです。
研究中の専門分野以外にも、自分の能力を活かせそうな分野について考えるため、自分を見つめ直すことが重要です。
そのため、理系学生であっても、自己分析は綿密に行うようにしてください。
また、企業とのマッチング度をより正確に判断するために、企業研究の方も怠らないようにしましょう。
⑴理系学生を求める文系企業:数字を扱う業界
理系学生を求める文系企業とは、どのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、業界と職種の2つの観点から、主な就職先についてお伝えしていきます。
理系学生を求める業界として、金融、コンサル、ITの3つが挙げられます。
理系にオススメの業界①:金融業界
1つ目は、金融業界です。
金融業界では近年、法改正の影響などにより、銀行、保険、証券などそれぞれの業務の枠を超えて、1つの企業で様々な金融サービスを提供できるようになりました。
そのため、金融業界のどの企業においても、総合的な金融サービスの提供ができる会社をそれぞれ目指しています。
また、企業の経営指南や個人の人生設計などの、コンサルティングサービスの拡充を目指す動きもあります。
その中で、金融工学を用いた資産運用の必要性、統計学を用いたコンサルティングサービス構築の必要性などが高まってくるのです。
金融業界は、顧客の様々な悩みに対するソリューションを提供すべく、あらゆる観点からの分析を行える人材を欲しています。
また金融業界では、数字を取り扱う業務が多く、理系学生を求める声が大きいのです。
理系にオススメの業界②:コンサル業界
2つ目は、コンサル業界です。
企業のコンサルティングを行う際、クライアントの財務分析が必要不可欠です。
経営指南を行うため、それ以外の数字に関する分析も行う必要があります。
また、分析の結果必要な解決策の提示のために、綿密な統計データを用いた調査もします。
これにより、より付加価値の高いサービスの提供が可能になるからです。
このようにコンサル業界では、論理的な思考を用いて数字を取り扱う業務が多く、理系学生を求める声が大きいのです。
理系にオススメの業界③:IT業界
3つ目は、IT業界です。
情報技術の革新は日々目覚ましいものがあります。
AIやIoTの進歩によって、システム構築の必要性が高まっています。
これらの業務は、数字を取り扱うこと、理系の論理的な思考が必要であることが重なっています。
より専門性の高い技術職が必要であるということです。
そのためIT業界では、理系学生を求める声が大きくなっています。
⑵理系学生を求める文系企業:論理的思考が必要な職種
理系学生が文系学生よりも優れている点として、論理的思考力が挙げられます。
特に論理的思考力が必要な業種として営業、企画、マーケティングの主に3つが挙げられます。
理系にオススメの業種①:営業
1つ目は、営業職です。
例えば、メーカーの技術営業職、金融のコンサルティング営業職などが挙げられます。
メーカーでは、顧客に直接、製品の技術的な詳細を説明することが必要とされています。
近年になって、より専門的な知識を有する営業員に対するニーズが高まっているのです。
理系の営業職は、研究開発部署の社員に掛け合うことなく、顧客の悩みにダイレクトに答えることができるため、重宝されます。コンサルティングを伴った営業活動を展開し、付加価値を高くつけることも可能です。
また、取引後のアフターケアに関しても、理系の技術営業職は活躍することができます。
顧客のニーズにその都度答えることは、長く取引をしてもらうことにつながります。
それだけでなく、顧客の悩みに答えるためのソリューションを導き出す過程で、新たな製品の開発につながる可能性もあります。
これらのことから、メーカーでは、より専門性の高い理系の営業職に対するニーズが高まっています。
次に、金融業界についてです。
金融業界では、コンサルティング営業職が必要とされています。
例えば、法人相手にビジネスをする場合、顧客のあらゆる悩みに答えなければなりません。
最近では、資金調達のためだけでなく、経営相談のために金融機関を利用している経営者が多いということです。
経営者の悩みに答えるためには、企業の財務分析を始め様々な数字の分析が必要です。
理系のロジカルな思考は、金融のコンサルティング営業において重宝されます。
理系の営業職は、金融業界において、より付加価値の高いサービスを提供することが期待できるため、ニーズが高まっているのです。
理系にオススメの業種②:企画職
2つ目は、企画職です。
企画の過程で、数字を用いた分析をする必要が多くあるためです。
文系の企画職には思いつかない、新たな観点のアイディアを提案できるかもしれません。
企業にとっては、様々な種類の意見が交じり合った方が、より活発な議論を生むことができるため嬉しいと言えます。
このように、理系のロジカルな思考が活かせるため、企画職においても、理系学生を求める声は大きくなっています。
理系にオススメの業種③:マーケティング職
3つ目は、マーケティング職です。
マーケティングには、統計などの数字を用いた分析を行う必要が数多く存在します。
市場分析やニーズ予測に、理系の考え方を活用することは重要です。
そのため、理系のロジカルな思考が活かせるのです。
また、文系の社員の他に理系の社員も配置することで、多様性のあるマーケティング戦略を組むことにつながります。
このように、マーケティング職において、理系学生を求める声は大きくなっています。
このように、文系企業でも分析から提案、解決までのロジカルな思考が活かせる機会が多くなっています。
理系学生においては、自分の持っている能力を改めて分析して強みを見出すようにしてください。
意外なところから、自分に合った就職先が見つかるかもしれません。
企業からのスカウトが増えている
理系学生は、以前から教授の推薦などで企業を選ぶことはありました。
しかし最近増えているのが、企業からのスカウトです。
SNSや逆スカウトイベントで就活生の活動に興味を持った企業から、スカウトされる例が増えているのです。
この場合、マッチ度が高くなっています。
今まで知ることのなかった企業からの思いがけないアプローチは、企業選びの方法の1つといえます。
以上のことから、理系の特長を生かして幅広い企業へチャレンジしてみてくだい。
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まとめ
ここまで、理系学生の就職先について、業界と職種の観点から例を挙げて理由をご説明してきました。
理系学生は、自分の専門分野の研究に特化しているため、就職先が限られていると思い込むケースも少なくありません。
しかし、日々の努力が活かせる職が、世の中にはたくさんあります。
自分の可能性を狭めずに、広い視野を持って、色々な企業に目を向けてみましょう。
自分の能力が活かせる職が、思わぬところから見つかるかもしれません。
是非この記事を参考に、改めて考えてみましょう。