就活の軸が分かる自己分析シートのオススメの方法
自己分析シートで自己分析をするらしい…
この記事では自己分析の重要性と共に自己分析シートの作成方法についてお伝えしています。
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自己分析の目的は志望動機と、自己PRを作りやすくするため
自己分析を行うことで以下のことが分かります。
- 自分の適性を客観的に理解すること
- 得意分野、苦手分野を把握すること
- 自分が何をしたいかを明確にすること
これらの3つのことが分かることで、志望動機と自己PRが作りやすくなります。
これが就職活動で自己分析が必要とされる理由です。
自己分析シートは就活の軸を固める上で絶対に作ったほうがいい。
自己分析は就活では必須タスク。やらなくても良い人は、日頃の生活で自己分析が習慣化しているような人くらいです。
就職活動は企業に自分を売り込むことなので、そのためにはまず自分を知らなければいけません。
自己分析をするモチベーションが全く起きない場合は、とりあえず合同説明会などに参加して企業と触れ合ってみるのも一つの手ですが、いつかどこかで必ずやったほうがよいです。
正しい自己分析を行った人とそうでない人とでは、就活力に大きな差が出ます。
自己分析シートとは魅力的なエントリーシート、面接力の土台になるもの
自己分析シートは今後、就活で必ず作ることになるエントリーシートや履歴書の「志望動機」「自己PR」の土台になるものです。
いつでも見返せるように、印刷して内ポケットに入れておくことを推奨します。
もちろんESだけでなく、面接においても効力を発揮しますよ!
就活中は暇があればこの自己分析シートを見返して、日々修正していきましょう。考えや気持ちが変化することは決して恥ずかしくありません。
✅魅力的なESを作る上で大事なこと
【自己分析シートの項目例】過去の経験を全て箇条書きにするのがオススメ
まずは過去の経験を全て箇条書きに書き出します。
何も考えずに思いついたことをどんどん書き出していきます。PCなどは使わずに手書きで大胆に書き殴りましょう。
努力したこと、過去に打ち込んだことを自己分析シートに書き出す
あなたが今まで一番努力したことは何でしょうか。
主に「苦しかったけど、やっててよかったな」と思える経験を書き出してください。
努力したこと、過去に打ち込んだこと | |
小学校 | |
中学校 | |
高校 | |
大学 |
※書けるだけ書きましょう。
受験勉強や部活経験を書く方が多いですが、周りに当てはめる必要はありませんよ?
これは違うかも…?と悩んだら書きましょう。とにかく多く書くことが大事です。
楽しかったこと、没頭したこと、のめり込んだことを自己分析シートに書き出す
一番興奮したこと、お腹を抱えて笑ったこと、時間を忘れて熱中したことなどを書きましょう。
テレビゲームなどを書く場合は、どんなゲームなのかも記入してください。
楽しかったこと、没頭したこと、のめり込んだこと | |
小学校 | |
中学校 | |
高校 | |
大学 |
嬉しかったこと、笑顔になったことを自己分析シートに書き出す
嬉しい!と感じた経験はございますか。当然ありますよね。
笑った経験を軸に思い出してみてください。ニヤニヤした…程度でももちろんOKです。
嬉しかったこと、笑顔になったこと | |
小学校 | |
中学校 | |
高校 | |
大学 |
悔しかったこと、泣きそうになったことを自己分析シートに書き出す
思い出すだけで涙が出てくるような記憶はありますでしょうか。
絶対に見返したい!と思えるような人はいますでしょうか。
その記憶を掘り起こしてください。
悔しかったこと、泣きそうになったこと | |
小学校 | |
中学校 | |
高校 | |
大学 |
すべての項目を掘り下げ、経験に疑問を問いかける
手間がかかりますが、箇条書き全ての項目を掘り下げてください。
自己分析は就活関係なく、自分の人生を見つめなおし、これからの一歩を踏み出す時の起爆剤になります。
欲を言えば大人になってからも自己分析は行うべきです。
努力の経験を堀り下げる
努力の経験は以下の項目を掘り下げてください。
- なぜ始めたのか(興味・関心)
- なぜ努力を継続できたのか(モチベーションの源泉)
- 経験した困難や課題は何か(克服の経験)
- 困難、課題を乗り越えた方法は何か(問題解決能力)
- その結果、何を学んだか(成長したこと)
興味関心、モチベーションは、志望動機のヒントに。
問題解決能力や成長したことは自己PRにつながります。
没頭の経験を堀り下げる
時間を忘れてまでハマったことを掘り下げましょう。
努力と近しい部分がありますが、没頭には困難な意味合いはありません。
あなたが好きなもの、ハマるものをピックアップしてくれます。
- なぜそれが好きなのか
- いつから好きなのか
- その中でも最高の瞬間はいつか
- 人にその楽しみを伝えたいか
- 伝えるならば、どう伝えるか
これらの物事は、あなたがストレスを感じることなく夢中になれることです。楽しい気持ちで自己分析できるのではないでしょうか。
この項目では、あなたの楽しさを感じるポイントが網羅されており、仕事にリンクすることができれば、大きな志望動機のヒントとなります。
また、自分の大好きなことを人に伝える時のその表情こそが、自己PRをする時の最良の表情です。覚えておきましょう。
嬉しかった経験を掘り下げる
人にされて嬉しかったこと、何かを達成して嬉しかったこと、人に親切にすることが嬉しい…など様々だと思いますが、
これらの経験は、あなたが快適に働ける仕事環境の大きなヒントになります。
- なぜ嬉しかったのか
- 嬉しい気持ちを人に伝えたか
- 笑顔になった瞬間をまた味わいたいと思うか
- 同じような経験を仕事にも生かせるかどうか
また、楽しい嬉しい経験は志望動機によく使われる項目なので、しっかりと言葉にして深堀していく必要があります。
悔しかった経験を掘り下げる
涙を流したエピソードを思い出しましょう。
悔し涙、悲し涙の経験、何度かありますよね。
自分の欠点や短所により人に罵倒されたり、非難されたことも書き出してください。
基本的に、悔しかった経験はプライドが高い箇所であり、悲しかった経験はストレス耐性が低い部分です。
自己PRに書く必要はあまりないものかもしれませんが、会社を選ぶ際には自分のマイナス部分も理解しておく必要があります。
- なぜ悔しかったのか
- 悔しいと感じたあと何か行動は起こしたか
- なぜ悲しかったのか
- 悲しみを和らげるために何を行ったか
- 次に同じ経験は起こりうるかどうか
- 立ち向かったか、逃避したか
また、その経験を生かして成功に繋がったエピソードがあれば、その過程をまとめておいてください。
アウトプットした情報を項目ごとに整理する
殴り書きした情報をまとめていきます。
長所をまとめる
多くの経験が羅列されていると思いますが、その中に似通った経験、行動はありますでしょうか。
努力の仕方にも特徴がありますよね。
部活のライバルに勝つための努力を例に挙げても、
- 上手くなる方法の習得に時間をかけた
- とにかく練習の量を増やした
- 自分が上手くいかない理由を分析し排除した
などと、特徴が出てくると思います。
あなたが最初に思い浮かぶ努力のパターンはどれでしょうか。
複数の経験を見比べていくと、あなたの努力の仕方、あなたが得意な部分が浮き彫りになってくるはずです。
- 協調性
- 忍耐力
- リーダーシップ
- 責任感
- 笑顔
- 真面目
- 素直
- 負けず嫌い
- 行動力
- 継続力
- 計画性
あなたの長所は何でしょうか?
ここまで進めば、もう長所の説明は簡単ですよね。
私は○○という経験から○○という長所があります。
といった根拠ありきの自己PRが可能です。
✅長所を見つける方法
短所をまとめる
短所をあえてアピールする必要はありませんが、自分の価値の正しい認識のためにも深堀していきましょう。エントリーシートや面接でも「あなたの欠点、短所を教えてください」は頻出の質問です。
長所と同じように、自分の短所になりうる経験をまとめましょう。
- 気が弱い
- 短気
- 意地っ張り
- 他人に厳しい
- 騙されやすい
- 主体性がない
- 人見知り
- 落ち着きがない
- 嫉妬深い
- おおざっぱ
- 生意気
- 人付き合いが苦手
- 会話が苦手
- ミスが多い
- 被害妄想
あなたの短所は浮かび上がってきましたでしょうか。
その時点で、行動エピソードと共に語ることができますよね。
ただ、短所は自信満々にアピールするものではありませんので、実際に言葉に起こす場合は長所と違って表現方法に注意が必要です。
短所は「○○すぎる」という表現をすることで、印象が大きく変わるのでお勧めです。
- 他人に厳しい→理想が高すぎる
- 騙されやすい→素直すぎる
- 主体性がない→相手の考えを尊重しすぎてしまう
- ミスが多い→計画よりも実践主義
- 臆病→用意周到すぎる
- 神経質→完璧にこだわりすぎる
モチベーションに関することをまとめる
努力の経験の中に「なぜ努力ができたのか」という問いかけがありますが、その理由こそがあなたのモチベーションの源泉になります。
また、没頭できる経験も同様にモチベーションの大きなヒントになるでしょう。
没頭とは、苦痛を感じることなく集中して取り組めるものなので、あなたにとっての天職のようなものです。仕事に没頭できることは本当に幸せなことですよ。
やりたいことや夢を再度考えてみる
ここまで自己分析を行ってみて、再度自分の将来について考えてみてください。
漠然としてた自分の社会人生活に少しは現実味が帯びてきたのではないでしょうか。
ナビサイトなどで見る企業の情報も、見え方がぐっと変わってきます。
あなたのやりたいことは何ですか?
自分という人間が働きたいと思うだろう会社像を具体化していきましょう。
まとめ
自己分析を終えると、
- あなたがどういう人間なのか
- あなたができそうなことは何なのか
- あなたが今後やりたいことは何なのか
がクリアになっていくでしょう。
本気の自己分析はかなり骨が折れますが、通るべき登竜門だと思って、じっくり時間をかけて行ってみてください。
あなた自身の理解が深まれば深まるほど、悩みが少なくなり、一番にすべきことが明確になります。
分からないから、悩みます。悩むから不安になります。まずは、そこから脱出しましょう。
就活において「なんとなく」は危険です。人生で最も重要な時期かもしれない就職活動を無駄にしてはいけません。
本当に、本当に…後悔することになります。
自己分析をしっかりと行った就活生は、説明会での質問、面接での自己PR、志望動機、逆質問も全てがリアルで的を得たものになっています。
なんとなく就活している学生は、働くことに現実味を感じていません。
社会人になることに怯え、不安をかかえているでしょう。
「とりあえずやらなきゃいけない」といった漠然とした理由で就活している方は、もう少し主体性をもって活動した方が良いですよ。
あなたの今の行動の結果が、これからの人生を左右するのですから。
まだ、自己分析を行っていない方は、是非この機会にあなた自身を見つめなおしてください。
それだけで就活力が底上げされますから。
この自己分析シートを使って志望動機や自己PRを考えてみましょう。