記事詳細

ARTICLE DETAIL
2018年5月9日

8割のエントリーシートは面白くない

8割のエントリーシートは面白くない

「エントリーシートの締め切りに間に合わない!早く書かないと」

と叫びたくなるのは、かなりメジャーな就活生あるあるではないでしょうか。時間に追われながら、大量のエントリーシート(以下ES)をとりあえず書いた経験はありませんか?

すでに就活の登竜門的存在になりつつあるES地獄ですが、残念なことに多くのESが最後まで読まれることはなく、そのまま破棄、返送されています。

なぜなら、ESの8割は全く面白くないからです。その8割のESを書いているようでは、大手企業はほとんど通過できないでしょう。

この記事では「ESの役割は何なのか」、「面白いESとはどんなものなのか」を重点的に解説していきます。企業応募の第一歩であるESで通過できるようになるだけで、内定獲得率が大きく変わってきますので、是非、参考にしてください。

初めて履歴書を書く方はまずは下の記事をどうぞ

 

 

履歴書とエントリーシートの違い

 

履歴書はただの基本情報

基本的に履歴書は選考における正式な書類という位置づけであり、固めの自己紹介書と思ってもらってよいでしょう。

したがって、記入内容もほとんど固定であり、手書きを推奨する企業もあります。赤文字や大文字なども控えたほうが良い!

今までの歴史、つまり過去の内容がベースとなっており、ESはもちろん、面接内容などと照らし合わせるための資料になっています。

 

エントリーシートは自由に自己PRできる

ESは履歴書と比べ、圧倒的に自由です

文字装飾だけでなく、見出しをつけたりデザインなども全て自由制作としている企業もあります。

基本的には企業側が指定のESを用意しているので、そのフォーマットに合わせて記入していきます。

未来についての内容をベースにしているのが履歴書と一番違う部分です。

過去のエピソードを書くような項目であっても、その着地点とは

  • 「○○という経験から~」
  • 「○○という実績を活かして~」

という接続詞を使って、入社した時の働き方や意欲などをアピールするものになります。

たとえ、そういった記述が無くても、企業は「入社したらどんな成果を生み出してくれるだろうか」と未来に目を向けて選考していることには変わりません。

 

履歴書よりもエントリーシートが重要

圧倒的にESのほうが重要です。

なぜなら、ESの設問はその企業がわざわざ設定しているので、自ずと企業が知りたいことばかりの資料になりますからね。

履歴書とESの両方の提出が応募条件になっている場合はESを優先して力を入れるべきでしょう。

 

自由に表現できるからこそ工夫が大事

ESは自由だからこそ、独自性を求められます。

企業が決める最低限のESのルールの範囲内で最大限の工夫を施しましょう。

 

面白さと驚きを感じられるものを

ほとんどのESが、

  • コミュニケーション能力がある
  • リーダーシップがある
  • 論理的思考力がある

といったことをアピールしています。

就活生には申し訳ないのですが、あまりにも頻出する表現のため、非常につまらないのです。

見る人の目を引き付けるため、できるだけ個性的な見出し、面白みを意識してください

 

ESが受からないのは他の学生と被るから

しっかりと読まれずに埋もれてしまうESにならないためにも、他のESにはないあなたのオリジナリティを加えましょう。

お勧めの方法として、あまり聞かない固有名詞を見出しに入れると良いでしょう。

例えば、バスケットボールの部活やサークルの話であれば、

  • 「バスケでのピボットだけは誰にも負けたくなかった」
  • 「クイックパスだけでレギュラーまで上り詰めました」
  • 「レイアップシュートを絶対外さないために努力したこと」

 

このようなバスケットボール内での用語を見出しに含めると、見る側は注目しますし、具体的な名詞なのでエピソードのイメージがすぐに沸いてきます。

たとえ、その意味が分からなくても、

「いったいどういう意味だろう?」

と思わせればOKです。

気になるキーワードが注目されれば狙い通り。

これらは一例ですが、あなたがアピールする内容の中に担当者が知らないであろう言葉を見つけ、見出しに入れてみてください。

 

見出しと本文で読みやすさに差をつける

先ほどから見出しの話をいくつか出てきましたが、ESにおいて見出しは非常に大事です。見出しとは、新聞でいう記事のタイトルのようなものです。

見出しの目的は

  • 「見やすくする」
  • 「内容を想像してもらう」
  • 「目を引いてもらう」

の3点です。

内容を想像して読むのと、内容が分からずに読むのとでは、読み手のストレスに大きな差があります。

この記事でいえば、「面白さと驚きを感じられるものを」「他の学生と被ったらまず受からない」「見出しと本文で読みやすさに差をつける」

これらが見出しになっており、内容に目を通す前から、なんとなく中身が想像できるでしょう。

 

面白いエントリーシートの実例

「自由にESを作成してください」と言われ、白紙を渡すような企業も最近増えています。

このタイプのESでは普通に文章を書くのは少しもったいない。

採用担当者の期待値を超えた「面白み」や「驚き」を一枚の紙で表現するのがポイント。

いくつかあった事例を紹介します。

 

QRコードのみのエントリーシート

白紙にQRコードが書いてあるだけ。その中身は就活生本人のポートレートサイトです。

自己PRを自由に表現できる上に、サイト制作のスキルや自由な発想力をアピールできます。

サイトを作ることができる人は試してみてもよいでしょう。

 

英語で書く

自由なESですので、当然、言語も自由です。

英語力をアピールするのであれば最高の方法でしょう。

ただ、担当者が読めない場合もあるので、日本語でも表記することをオススメします。

 

雑誌の切り抜きのようなポップなデザイン

雑誌は本類の中でも、読みやすくするための工夫が沢山施されています。

家に雑誌はありますか?その雑誌の中の好きなデザインを参考にして、そのまま自己PRを作るのも面白いです。

 

奇抜な内容である必要はない

ESを面白くするのは読んでもらうため

ここまで読んでいただいた方は「ようし分かった。とにかく目立って、インパクトのある内容を書けばいいんだな!」と思ったかもしれませんが、それは違います。

目立つ必要があるのはあくまで見出しだけであり、読んでもらうことが目的であることを忘れずに。

ESは想像以上に読まれていません。まずは読まれること。そのために目立つ必要があるのです。

 

克服経験、問題解決のエピソードを企業は求めている

実際のエピソード内容は特別目立つ内容にする必要はありません。その分、企業が知りたいであろう内容を伝えてください。

多くの企業が知りたいこと

  • 自分が負けないポイント
  • 課題解決への対処法や姿勢など
  • 目標達成への取り組み
  • 辛かったことからの克服
  • 欠点からの克服

 

自分の強みや得意分野が無くても、無理やり優れていることをアピールする必要はありません。

自分の弱い部分をピックアップして、「その弱みをどう受け入れたか」、「どう克服しようとしているか」をエピソードにまとめPRするだけで十分。

 

企業は既存の社員と合う人を求めている

人によって内定が出やすい、出にくいの差は確かにあります。

しかし、100%内定を獲得するような人はかなり稀なのではないでしょうか。

つまり、優秀であれば内定を得られるわけではないのです。

企業は、その社風や既存の社員にマッチングする学生を採用します。

 

企業によって求める人物像は全く違うことを忘れずに。

体育会系の学生を苦手とする企業もあれば、意識が高すぎる学生を嫌う企業もあります。

高学歴すぎる学生には内定を出さない企業だって存在しています。

 

内容を誇張しすぎてスカスカの内容になっていないか

自分をあまりにも誇張しすぎると、当然、内容がスカスカになります。

ありのままのあなたでよいのです。自分を超優秀な人材として、無理やり飾る必要はないのです。

あなただけのオリジナルを、あなただけのリアルな内容をESに綴ってください。企業もそれを求めています。

 

まとめ

少し多くなりますが、ESの通過率アップのためのポイントをまとめます。

  • ESは最も重要な自己PR書
  • ほとんどのESはつまらない
  • 見出しと本文で構成する
  • 見出しにはインパクト(面白さ、驚き)を
  • 自由なESには型破りなアイデアを
  • 内容はリアルな問題解決のエピソードを

 

ESを1枚作るために1日以上を時間を設けることをオススメします。

大量のESを書かなければいけない場合は、スケジュールを調整するか、応募数を減らしてください。

冒頭にも伝えた通り、採用担当者目線だとESのほとんどは中身のないつまらないものです。つまらないESを急いで処理して、その達成感で就活をしている気になっていては、いつまでたっても選考に通りません。

ESを処理だとか、作業という認識ではいけません。締め切りに追われていてはいけません。

「選考に繋がるESだけを作る」ぐらいの気持ちで真摯に取り組んでください。