ベンチャー企業で面接練習をすべき5つの理由
就活では、様々な企業の選考がそれぞれの時期に行われます。
本命の企業の選考が、就活の後半時期にくることも少なくありません。
そんな時、ベンチャーの面接を受けることをお勧めします。
ここでは、本命の前にベンチャー企業の面接を受けるべき5つの理由をお伝えしていきます。
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1:早い時期から始まるベンチャー企業の面接
就活でベンチャーの面接を受けることをお勧めする理由の1点目は、面接時期が早いことです。
会社によっては、早ければ1月ごろから始まるところもあります。
なぜなら、早くから面接を行うことで優秀な人材を確保しておきたいという思惑があるからです。
名の知れている大規模な企業に学生をとられてしまうことを防ぐために、早めに面接を行うのです。
そのため、早い段階でベンチャー企業の面接を受けることで、本命の前に面接に慣れることができます。
2:本選考の面接でよく聞かれる質問を練習できる
2つ目は、面接の定番の質問を練習できることです。
就活では、どんな業界の企業でも聞く、自己PRや就活軸についてなどの定番質問があります。
そのため、決まった質問内容へ対する答えは、何度も求められるため、面接で練習することは重要です。
もし、面接にて自分の自己PRや就活軸の説明が面接官に響いていないと感じたら
本命を受ける前に修正することが可能です。
3:最初からプロの採用担当者に面接してもらえる
3つ目は、最初から採用担当の社員に面接してもらえることです。
大規模な企業では、初回の面接選考では一般の社員を臨時で面接官に配置することも少なくありません。
合否の基準はマニュアル化されていますが、普段は採用以外の業務をしている人達なので、
あまり良い練習になるとは言えません。
一方で、ベンチャー企業では、始めから採用担当者が面接などの選考を行うことが多くなっています。
さらに、母数も少ないので、一人の面接にかける時間も比較的長く取ることが多くなっています。
また、早い段階から社長や副社長など、会社の経営陣ともお話しできる機会がある場合もあります。
そのため、ベンチャーの面接は大手の企業よりも早い段階から採用担当と対峙することができる上に、
経営陣とも話せる可能性がある、かなり贅沢な練習の場と言えます。
4:ベンチャー企業特有の多様な選考が受けられる
4つ目の理由は、多様な選考が受けられることです。
ベンチャー企業では、個人面接だけでなく集団面接やグループワークなど、面接の形式も様々です。
そのため、様々なベンチャー企業の面接を受けることで、どんな形式の面接にも対応できるようになると言えます。
特にお勧めであるのは、有望ベンチャーや急成長しているベンチャーです。
なぜなら、社内環境も整いつつあり、新しい人材確保に積極的であると考えられるからです。
有望ベンチャーや急成長しているベンチャーでは、
選考を担当する社員が力を入れて考えた他にはない形式の選考が行われることが多くなっています。
その場合、合否の基準も明確に定められることが多いため、実力が正当に評価されやすくなります。
採用担当者の細かな評価を得ることができることは、後の自信につながります。
これらのことから、有望ベンチャーや急成長しているベンチャーは、面接の練習をするために最適だといえます。
5:企業選びの幅が広がる
5つ目は、企業選びの幅が広がるためです。
本来、目を向けることのなかったベンチャー企業の面接を受けることで、
それまで知ることのなかった自分の適性や、業界への興味関心が見つかるかもしれません。
就活を進めていくと、視野が狭くなっていきがちです。
そのため、就活の始めのうちから、視野を広く持って自分や企業を見ることが大切です。
そうすることで、自己分析を深めることができたり、新たな志望先を見つけたりすることができます。
面接は経験がモノを言う
就活では、可能な限り多くの企業にエントリーすることをお勧めします。
なぜなら、数をこなすことが最も良い練習であるからです。
特に、早い時期から面接が行われるベンチャー企業へのエントリーは、積極的にすべきです。
ただし、エントリー締め切りも早く設定されていることが多いため、見逃さないように注意してください。
選考の数をこなすことで、面接の独特の空気に慣れ、無駄な緊張をしなくなります。
また、自己PRや志望動機などで同じような内容を繰り返し発言することになるため、自己分析を深めることができます。
相手に伝わりやすい表現を考えることにもつながります。
ベンチャーにはくせのある経営者も多く、それぞれ特色のある質問が飛んできます。
千本ノックのつもりで挑むことで、自分のやりたいことをはっきりと説明できるようになるのです。
ベンチャー企業で練習するためのオススメ手順
お勧めの手順を以下にご紹介します。
①早い時期に選考が行われるベンチャー企業に複数社応募する
②自己分析と企業研究を行う
③面接を受ける
④反省点を洗い出す
⑤次の面接に備える
このように、①〜⑤をPDCAサイクルで回すことが大切です。
特に、面接時は、自分が準備したことの全てを発揮できるよう意識してください。
ベンチャー企業の面接では、長い時間をかけて採用担当者が評価をすることが多いため、
面接の終わりに何らかのアドバイスももらえるかもしれません。
重要なことは、面接終了後、家に帰って反省する時間を持つことです。
・どんな質問がされ
・どのように答えたか
・どんな会話が続いたのか
・面接官の反応はどうだったか
などを紙に書き出してみましょう。
そうすることで、自分の足りない点が見えてくるはずです。
それをおぎなうように、自己分析を深めたり、発言内容を見直したりするようにしましょう。
そして反省の結果を活かして、次の採用面接に臨むようにします。
まとめ
ここまで、ベンチャーでの面接についてお伝えしてきました。
2020年卒の就活では、多くの企業が6月から面接を開始する予定としています。
それまでに、1つの面接も受けたことがないのは危険です。
なぜなら、就活は多くの場合、勝負は1回きりであるため、
1度の面接で失敗するだけで、その企業に就職することはできなくなってしまいます。
本命の企業で緊張してしまい、実力を出せずに終わることは、もったいないと言えます。
そのため、本命の前にベンチャー企業の面接で練習しておくことがオススメです。