内定が出ない理由とは?内定を獲得できない就活生の16の特徴
- 「友達は何社も内定があるのに、自分はまだ内定が一つもない・・・」
- 「なぜ自分だけ内定が出ないんだろう・・・・」
と悩んでいる方は沢山いらっしゃるでしょう。
内定が出る人と内定が出ない人の違いは一体何なのでしょうか。
「内定が欲しい」
そんな切実な悩みを抱えている就活生に「内定が出ない理由」と「その対策」をお伝えします。
企業研究・ESのNG例
大手ばかりに大量にエントリーしている
大手企業への応募は決して悪いことではありませんし、「高望みだから企業ランクを落としなさい」と言うつもりもありません。
しかし、とりあえず大手の有名な企業に応募しまくる就活生は、失敗します。
ネットで適当に調べて出てきた大手企業や、友達が応募する企業に、なんとなくエントリーをしてしまっている方は企業研究やエントリーシートの作成に時間をとられてしまい、一社一社への就職活動が雑になってしまうのです。
また、なんとなくの就活なので、「どうしてもその企業に入りたい」といった熱い気持ちはありませんので、自己PRも志望動機も中途半端になってしまうのです。当然モチベーションもかなり低いでしょう。
ネットや友人のオススメ企業は一旦無視して、まずは企業選びの軸を自分自身の中から見つけ出しましょう。
「適当に数打てば当たる」という考え方は就活では厳禁です。
エントリーシートがありきたりでつまらない。
ほとんどの学生がつまらないESを書いています。
「学歴もないし、学生時代に頑張ったこともない・・・」
と自分に自信がない人こそ、エントリーシートを工夫しないとライバルに勝つことはできません。
まずはESを通過させ、最終面接まで魅力的に映るエントリーシートを作りましょう。
自己PRがありきたりで頭に入ってこない
誰でも聞いたことのあるフレーズを自己PRに書いているのはNG!
ほとんどの就活生が通る道ですが、絶対に控えるようにしてください。
面接官にとっては耳にタコ。ライバルとの差が全くつきません。
あなたの経験をあなただけの言葉で表現してください。
また、結果だけを伝えている自己PRも非常につまらないものです。
サークルや部活、アルバイトでの成果だけをアピールしていませんか?
身近な出来事でも良いので、「何を感じて、何を改善しようと考えて、何を実行して、どうなったのか」というプロセスをしっかり伝えなければ、面接官には伝わりません。
面接官は「凄い実績でも当社では意味ないよな・・・」とドライな見方をしています。
「この経験や姿勢は、当社の○○という業務にピッタリだな」とイメージさせるためには細かい行動こそをしっかり伝えるべきなのです。
企業研究が浅く、企業を選ぶ軸が曖昧
企業は「将来企業に利益を与えてくれるだろう」と期待できる人材に内定を出します。
新卒の場合、転職と違い即戦力は期待できないため、学歴や外見、話し方といった目に見える能力に加え、志望度や信念、想いといった心構えが重要になります。
この心構えを面接官にカンタンに伝えるために「企業のことを詳しく知ること」が大事です。
日本人は、学びに対して非常に良い印象をもっており、面接で他の就活生が知らないような話ができるだけで、高い評価を得ることができます。
企業研究は、時間をかけるだけで、能力の差を挽回できるので、ライバルに劣っていると自覚がある方は特に、企業のことを深く知りましょう。
事業内容や先輩の仕事内容、同業他社、社長の名前、過去のニュースなど様々な情報を仕入れてください。
また、企業を詳しく知ることで、志望動機がどんどん強化されていくこともメリットの一つです。
当然、入社すべき企業ではないことが分かるケースもあるでしょう。
「知れば知るほど入社したくなる」
そんな会社にアプローチしてください。
-業界研究・企業研究のオススメ方法-
入社難易度の高い企業・業界ばかり受けている
誰もが知っているような大手企業や、誰しもが入りたい業界にばかり応募していませんか?
解禁直後は、いわゆる大手病にかかり、とにかく知っている企業のみにエントリーしている学生がとても多いです。
ESが通ったとしても、選考の通過率は非常に低く、労力に見合ってない可能性もあります。
ほとんどの就活生が知らない優良企業は、探せば沢山ありますので、あなたに合った企業をもう一度探すのはいかがでしょうか。
特に就活解禁直後はライバルが手薄なので逆にチャンスとも言えます。
ー参考記事ー
面接のNG例
内定がなかなか出ない就活生が面接でのNG行動をまとめています。
質問に対して的はずれなことを答えている
面接の基本は「質問内容に的確に答えること」
質問と答えがズレるケースが多々あるので、ブレないようにしましょう。
例えば、「大学時代で努力したことは何ですか?」と聞かれたら「大学時代で努力したこと」を伝えれば良いのです。
にも関わらず、「だから御社を志望しています」とか「この経験が御社で生かせると思います」といった志望動機や自己PRにすり替わっていることがよくある…。
少しくらいなら良いんですが、やりすぎると質問内容と大きく逸脱してしまいます。
敬語・言葉遣いにこだわりすぎている
敬語に慣れていない就活生は、その言葉遣いに気をとられすぎているケースも多いです。
意外かもしれませんが、敬語はある程度問題が無ければ企業は気にしません。
なぜなら、「教育が可能だから」
そんなことよりも、伝えるべきことを分かりやすく伝えられるかが重要ですよ。
敬語を意識するあまり会話のテンポが悪い方は、思い切って丁寧語で話してみましょう。
参考👉【就活マナー】知らないと恥ずかしい!?正しい敬語の使い方。
声が小さい。ボソボソと話す。
伝わりにくい話し方はNGです。
小さくない声でハキハキと話してください。スピードは滑舌が良くない方はゆっくり目のほうが聞き取りやすいです。
PRを丸暗記。お前はロボットか?
自己PRを紙に書いて、それを暗記。
内容の流れを覚えるのは良いのですが、一語一句暗記するのは本当にオススメしません。
理由は「発表」になってしまうから。
面接はプレゼンではなく対話(コミュニケーション)です。
落ちた理由を考えない
「なぜ不合格なんだろう」
そう本気で考えたことはありますか?
考えたことがあまりない方は、真剣に就活をしていない可能性があります。
本気で就活をしている方は、「どうせ不合格だろうな」という気持ちで面接に挑むことはほとんどありません。
「絶対合格するぞ」という姿勢で戦っているのであれば、不合格通知に納得がいかないはずです。
その結果に悔しさや怒りなどを感じない就活は真剣とは言えません。
本気で就活をしていれば、落ちた理由を考えるのが当たり前です。
不合格に慣れすぎて、反省を怠ってはいませんか?
「自分はダメだな・・・」と後悔するだけで終わるのではなく、反省や改善を絶対に行ってください。
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「もともと行く気が無かったしいいや」
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「自分の才能に気が付かない企業が無能」
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「就活のシステムが悪い」
といった、物事を周りのせいにする学生によくある傾向です。
就活へのメンタル・心構えのNG例
就活は精神的にめちゃくちゃ疲弊しますよね‥‥。
その大きな原因に「自分が働くイメージ」ができていないことが考えられます。
「働きたくない…」
の一心では何も変わりません。
キツイ言い方かもしれませんが、その心構えでは内定が出たとしても、厳しい毎日がまっている可能性が高いです。
あなたに当てはまっていないか今一度おさらいしましょう。
人と話すのに緊張して、伝えたいことを伝えられない
人と話すのが苦手な方は、引っ込み思案な方にとっては面接は地獄ですよね…。
緊張して、手が震えて、体が震えて、声が震える…。
そういった就活生は少なくありませんし、気持ちも非常に分かります。
ただ、緊張しているだけでは、実はそこまで悪い印象を与えません。
いつもは話すのが上手い人でも、面接の雰囲気に圧倒されて普段通りの会話ができない人も多いので、緊張すること自体は気にしなくてもよいです。
しかし、だからといって「伝えるべきことを伝えない」のはやはりマイナスポイントになってしまいます。
なので、どれだけ緊張したとしても何度踏みとどまっても、言い直しても良いので伝えるべきことは伝えるように意識してください。
「申し訳ございません。緊張しているので一回深呼吸してもよろしいでしょうか」
と話を遮っても大丈夫です。
「慣れるしかない」という月並みなアドバイスもありますが、そもそも緊張しているあなた自身を認めて、何が大事かを改めて考えてみましょう。
✅面接で緊張しないようにするための記事
笑顔ができておらず、印象が悪い
面接の大半は印象で決まってしまいます。
(これは書類にも当てはまります。)
顔や体格などは簡単に変えられませんが、表情は多少は変えられますよね。
同じ発言であっても、表情によって受け取り方が変わるのです。
内定が無いまま就活が長期化すると、表情がこわばってくるのも分かりますよ・・・。
だからこそ、面接の前に自分の表情のチェックを行いましょう。
✅表情に関する記事
身だしなみ・服装が整っていない
表情と同じく、身だしなみも重要な項目です。
- 髪型
- メイク
- スーツ
- 靴
これらの項目は最低限完璧にしておきましょう。
真剣味・熱意が足りない
就活は今後の人生を大きく左右します。
なのに、なぜ本気でやらないのか。
大学の受験勉強に費やした努力を100とした場合、150くらいの努力を就職活動に費やしてほしいところです。
「そんなに頑張らなければいけないのか・・・」と絶望した方もいらっしゃるかもしれませんが、就活は努力する内容をあなたが決めることができるので、そこまで苦痛ではないはずです。
自分の嫌いな科目も勉強しなければいけない受験勉強よりも能動的に取り組むことができるでしょう。
「それでも、何かやる気が出ない…」
という方が多いのはなぜでしょうか。
その大きな理由に「自由度が高すぎて何をして良いのか分からない」という声をよく聞きます。
受験勉強の場合は、「何を勉強すればよいのか」「どうすれば合格できるのか(点数を取る)」が明確なため、やる気があればすぐに行動に移すことができるのですが、就活の場合、そもそも正解がありません。
「何をすれば良いのか」を考えるのに疲弊してしまうんですね。
ただ、就活とはそういうものです。
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「自分は何に興味があるのか」
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「自分の将来はどうしたいのか」
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「どんな働き方が理想的か」
といった答えのない問いに、あなただけの答えを見つけていかなければいけません。
就職活動は自分との勝負です。誰も何もしてくれませんよ。
学生気分から脱却して、真剣に就職活動に取り組んでください。
「もう就活はできない…」と自己嫌悪に陥りやすい
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「私は無能だ・・・」
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「企業から求められていない」
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「何てダメな人間なんだ…」
と自己嫌悪に陥りやすい方は、非常に危険です。
マイナス思考の負のスパイラルに陥らないように気を付けてください。
選考に落ち続け、ストレスを抱え、そのストレスが原因で就活のモチベーションが下がり、選考に受かりにくくなります。
それでも、就活は続けなければいけない。
「やりたくない」
「辛い」
でも、
「やらなければいけない」
「頑張らなければいけない」
という板挟みは精神衛生上よくありません。
日に日に表情が暗くなり、終いには笑顔が作れなくなってしまうことも。
ここまで気が病んでいる方は、ポジティブよりも開き直ることが大事です。
別に面接に落ちたからと言って、死ぬわけではありません。長い人生で見たら、些細な事です。
ただ、「落ちて当然・・・」というように落ちることに全く悔しさを感じない状態も危ないです。
このパターンに陥ると、「合格しよう」という意識を持たずに就職活動をすることになるので、当然、合格できなくなってしまいます。
どうせ受かるわけないと思いながら、面接で弱気になっている
「不合格が当たり前」
こういう考えになる気持ちは分かります。不採用ばかりだと弱気になってしまいますよね。
ただ、どうしても弱気な人よりも強みな人のほうが合格率が高いので、一つ一つの面接を無駄にせず取り組みたいところ。
そもそもですが、「不合格=能力がない」というわけではなく、あなたとその企業の愛称が悪かっただけ。
受験のように点数で合格が決まるわけではないので、そこまで自信を落とす必要はありません。
まだ内定がもらえていない方への応援メッセージ
たまに、内定を優秀であることの証のように考えている就活生がいますが、それは違います。
最終的に内定は一つしか選ぶことができないので、あなたがとっても満足できる内定先が一社獲得できれば、それで大勝利なのです。
行く気がない企業の内定など無駄の極みです。
入社したいと思える企業だけにアプローチしましょう。
そもそも、就活に関しては周りと比較すること自体あまり意味がありません。(難しいとは思いますが…)
他の人の内定先を羨ましいと感じたり、周りの人の評判を聞いて選考を受けるかどうか決めたりするのは愚の骨頂です。
ただ、内定を持っている友人に相談したり、真似をすることは内定獲得に近づきますよ。
働くのはあなた自身です。
あなた自身が満足できる企業であれば、それで問題ありません。
逆に、周りの人がオススメする企業であっても、あなた自身が満足できない企業の可能性も十分に考えられます。
内定が無くて悩んでいる人は、周りに目が向いている方が多いです。
あなた自身について、もう一度本気で考え、何のために就活をするのか、どんな将来にしたいのかを振り返り、熱を帯びたモチベーションを取り戻してください。